渋谷のシネクイントで公開中の
「パンドラ ザ・イエロー・モンキー」を観てきた。
上映は毎日夜21時からの1回のみ(また変わるようですが)。
仕事帰りに渋谷で相方と落ち合い、
王将で食べてから行ったらちょうどいい時間。
展示してあった寄せ書きポスターはなんだろうと思ったけど、
劇中でわかるのであった。
この映画はイエモンが1998~1999年にかけて行った、
113本という超ロングツアーを追ったドキュメンタリーである。
なんでパンドラっていうタイトルなんだろう、
と間抜けなことを思っていたが、
「パンチドランカーツアー」の略なのね。
そしてもちろん、BURNの歌詞に出てくる
「あの日を殺したくて 閉じたパンドラ」
にもかかっているであろう。
「パンドラツアー」というのはファンの間では
おなじみの呼び方だったらしいのだけど、
私は知らなかった。この時期ちょうど、私は日本にいなかった。
帰ってきたとき、「SO YOUNG」が発売された。
いろんな思いをかかえて、メキシコから帰ってきてしまった
自分の青春と重なって、大事な曲のひとつになったけれど、
曲が生まれた背景なんて考えたことなかった。
この映画を見て、この曲が世に出たときに
イエモンが、吉井さんがどういう状況にいたのか、
を初めて知った。
そしてますますこの曲が好きになった。
SO YOUNG の歌詞はこちら
かかわったスタッフたちの強い絆、
そして、疲れていても誰かに当たったりしないという
メンバーの人柄に改めて触れて、
なんでイエモンが好きだったかを思い出した。
ファンにとっては見上げるばかりの大スターだけど、
本物の洋楽との差に苦悩する姿や、
気が遠くなるような本数を繰り返す「仕事」に
立ち向かう姿は、私たちと同じだった。
人間としての彼らの喜びや苦しみがとても身近に感じられた。
それが、この映画の面白いところだ。
2200円のチケットは、映画にしてはちと高いなあと思ったけど、
見終わったらぜんぜん、納得のお値段でした。
ときどき挿入される「現在」2013年の、
仲良くボウリングする4人の姿がほほえましい。
でも、こうやって同時に見比べると、
15年の年月を感じる。私も同じだけ年をとったんだなあ。
このツアーのあと、2年の活動を経て休止。
えっ、そんなに短かったっけ??
1年1年が変化の連続だったあのころの私には、
もっと長い時間に感じた。
でも、あの2年後にやめたというのは、
この映画を観ると、ごく自然な流れ、
自然な期間だったんだなと思う。
大人になった私だからわかるのだろうか。
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