2010-2011 パリ・ブリュッセルへの旅 8
最終日。
(ひっぱりすぎてもう3か月たってますが・・・)
今日は20時の飛行機に乗って帰国します。
最終日ながらもやっぱり朝は遅めだったのですが
16時くらいまでは残りのパリを楽しめそうなので、
とりあえずはお土産調達にでかけます。
やってきたのは、 ボン・マルシェ Bon Marche 。
今回は、食料品しか買わないことにしていたので
食品館、グランド・エピスリー・ドゥ・パリにてお土産選び
毎回職場のみんなに好評の、うすーいクレープにチーズが入っているお菓子や
アジャン産のプルーン(ともにアルベール・メネスのものを選びました)、
アンジェリーナのマロンペーストなど、普通のスーパーではあまり見かけないものを主に購入。
時間もそんなにあるわけじゃないし、普通のお菓子も買おうとしたら
彼に「ここで買うと高いよ!」と止められ・・・・
後でモノプリに寄ることにしました。
まあ、私は旅行で気が大きくなってるのでちょっとくらい高くてもあまり気にならないですが、
住んでる人にとってみればそう言いたくなるのもわかる気がします
お次はこちら。
ラ・メゾン・デュ・ショコラ La Maison du Chocolat です。
ボン・マルシェからすぐのところにも支店があります。
今回の旅の目的の一つでもある、ガレット・デ・ロワ
(キリスト教の行事、1月6日の公現祭に食べるフランスの伝統的なお菓子。
アーモンドクリームのたっぷり入った濃厚なパイです。)
画像上にあるおひとり様用の小さなもの(プレーンのチョコガナッシュ入り)を購入。
この時期に来ないと食べられないので、念願かないました
後で食べよ~っと
と、ここで携帯屋さんに少し立ち寄りました。
年末に彼の携帯が壊れてしまい、修理にするか新しいのを買うかの
相談をするためです。
ボン・マルシェに来る前も家の近くのSFRに寄ったのですが、
「こっちだと対応が違うかもだから」と彼。
日本だと、店員さんの態度などの違いはあるかと思いますが
基本的なサービス内容はどこに行っても同じなのが当たり前。
もちろんパリでも基本はそうだと思うのですが、
その店の立地、店員さんの機嫌などで受けられるサービスが違ってくることもままあるみたいです。
実際、18区では聞けなかったサービスの案内が、7区の店舗ではありました。
店員さんも、ぜーんぜん違う!
18区はけだるそうなお姉さんが雑多なかんじの店内で笑顔のない対応でしたが
7区はお化粧もばっちりのこぎれいなかんじのお姉さんがきれいな店内で笑顔ありの接客。
区によって、かなり雰囲気の異なるパリの街ですが、
こういうところにも如実に差が出ているのだなあ、と実感する出来事でした。
さて、そろそろおなかもすいてきたし、
どこかでランチにするか~
てことで、通りかかったビストロに入りました。
オ ピエ ドゥ フエ Au Pied de Fouet
45 rue de Babylone 7e
いかにもパリらしい小さなかわいいビストロ。
テーブルクロスはおなじみの赤白ギンガムチェック。
狭い店内にぎゅうぎゅうに押し込まれながらランチを楽しむ人たちで
店内はほぼ満席状態でした。
せま~い階段を二階にあがり、
(でも、料理をもった店員さんとすれちがう!!)
赤ワインとメイン料理を注文。
ビストロに来たらコレ
鴨のコンフィ
パリパリっとした外側の皮とやわらかい内側のお肉のギャップが好きで
よく頼んでしまう一品。
付け合せのマッシュポテトもおいしかった~
彼は、牛肉食べてたかな??(忘れちゃいました)
食後に、コーヒー。
(あたしだけ)
満足満足
たぶん、観光客というよりは
地元の人でにぎわっているかんじでした。
フランス好きにはたまらない環境です
気取らない、とっても感じのいいお店でしたので(しかも高くない)
おすすめです。
(6区と11区にも支店があるようです)
おなかもいっぱいになりましたが、
少し歩くと、
あ、ラデュレはっけん!
今や日本でも普通に買えるラデュレですが、
やっぱり立ち寄っちゃいました。
めずらしくすいていたので、
店員さんに「一つだけでもいいですか??」と聞いて
マカロン一つ購入。
今一つだけ食べたいのです。
店を出て、
濃厚プラリネマカロンをほおばりながら
セーヌ川にむけてぶらぶらり。
ハイ~でました、
セーヌ河岸。
冬のパリといえば!な景色、
灰色の空とセーヌ川。
オルセー、
と、その後ろにさきっぽだけエッフェル塔が見えます。
パリに住んだらいつでもセーヌ川さんぽできるんだな~
でも住んじゃったらなかなか来ないのかな~
なんて妄想、よくしちゃいます
そしてたどり着いたのが、
チュイルリー公園 Jardin des Tuileries。
日の暮れかけた空がきれいです。
もう少し時間がありそうなので、
さっきのあれ食べよ
つやつやガレット
公園の緑の椅子に座って、ひとりでもぐもぐ。
(彼はいらないっていうから・・・・)
こんなかんじで、中はチョコレートガナッシュ。
でも全然重くなくて、甘さひかえめ、軽いんです!
おいしかった~
この日のパリは、そこまで寒くなかったので
外でのんびりしていても苦にならない程度でした。
さてさて、
さすがにそろそろ戻らなくては。
メトロで18区に戻り、
最後の使命、
モノプリでのお土産調達も無事に終え。
(やっぱりだいぶ安かった)
帰ってきた彼の家で、
またもガレットタイム avec 日本茶 笑
モノプリで買ったガレットに入ってたフェーブは、なんとこけし!!ナゼ!??
定番のアーモンドクリームのガレットもやっぱりおいしい。
そして日本茶が意外と合いました。
最終パッキングをして、16時すぎに彼の家をしゅっぱつ~
彼は、見送りなんて来てくれないので(笑)
アパルトマンでお別れ。
もうちょっと惜しんでくれたってねえ・・・
ってくらいあっさりしてます
ま、もうなれたけどっ
だいぶ慣れてきた空港への道のり(RER利用)、
今回もトラブルなく到着。
(でも検札がありました!
RERはそもそも切符がないと出れないので
なくすことは少ないかもしれないですが、
一瞬どっきり )
さよ~なら~ パリ~
あ、機内食は焼き鳥丼でした。
気付いてみれば、あれからもう三か月・・・
このときは、今の日本がこんな状況になっているなんて
思ってもみなかった
当たり前にできることが
当たり前にできなくなる。
いつでも行けると思ったパリだって、
いつ何時行けなくなるかもしれない。
次の渡仏は、
また新たな気持ちで飛べそうです。
2010-2011 パリ・ブリュッセルへの旅 7
さて、初めて入るパレ・ド・トーキョー Palais de Tokyo。
1937年のパリ万博の際に建てられたこちらは、
現在コンテンポラリーアートの展示スペースとなっています。
こんなかんじ。
まあるい照明が印象的なレストラン、Tokyo Eat。
館内のショップには、日本発のものもたくさん。
アサヒスーパードライ
(よく見たら、JAPAN'S NO.1 BEERってかいてある)
どーもくん。
(なぜか電飾でデコレーション)
他にも鬼太郎や、奈良美智さんのグッズなどが置いてありました。
異国の地で、自国の文化が紹介されているのは
なんともうれしいものです
そういえばここで、彼のお友達とばったり遭遇。
この日は昼間にも、13区で他のお友達と偶然会ったんですよね~。
パリはやっぱり小さいのだろうか。
彼のお友達と会うと、たいていビズのあいさつをするのですが、
日本人のことを知っている人だと
「おっと、日本人だからビズはだめかな??」
と遠慮してくれることがあります。
確かに、初対面でいきなりほほを寄せ合うなんてこと、
日本じゃないですもんね~
私も、さすがに「ちゅっ」という音を出したりはできないんですが 笑
外国の方との交流に慣れるにつれ、
ビズにもさほど抵抗はなくなりました。
というか日本人でも、その文化さえ理解すれば、
みんな喜んでするんじゃないかな~??なんて思うのですが、どうなんだろう。
あいさつひとつとっても、
文化の違いっておもしろいです。
さて。
すっかり暗くなったパリ。
今回の旅の目的、パリの冬のイルミネーション
を見に行くべく、気温マイナスの寒い中、ひたすらてくてく歩きます。
そしてたどりついたのが・・・
がーいせーんもーん
1月のパリに来たのは初めてではないのですが、
今まで見逃していたシャンゼリゼのイルミネーション
キラキラ、きらきら。
きれいです
(木々のイルミネーションは、上から下へしずくが流れ落ちるように見えるしかけがしてあります)
ランセルのウィンドーは、BB。
まだまだノエルの雰囲気です。
そしてシャンゼリゼの写真撮影といえば、
やはりここから。
あああ
ほんとはも~っときれいなんですけど・・・
私の古いデジカメと写真の腕ではこれが精一杯・・・
横断歩道の真ん中で(中央分離帯みたいなとこ)
ばしばし撮りまくる他の観光客のみなさんと一緒に
ブレと戦いながら撮影。
(このとき彼は、近くのアディダスみてくるわ~といなくなってました)
反対側のコンコルド広場の観覧車は、
ここからだと遠すぎて撮影不可能・・・(ほんと、ズームが終わってるんです、あたしのカメラ)
しょうがないのでぐるりと動画をとっていたら、
うしろのお兄さんが手をふってくれました 笑
ふたたび歩いていくと、見えてきたのはマルシェ・ド・ノエル。
通り沿いに、かなりの数の小屋が続いていました。
ブリュッセルからずっとマルシェ・ド・ノエルを見てきたので
今回はここは素通り。
さすがに、シャンゼリゼのメリーゴーランドはおうまさんよね・・・笑
途中にあるエリゼ宮(サルコジさん官邸)も、素敵なライトアップ。
そして着きました~コンコルド広場!
この時点で、けっこうな距離を寒い中歩いてきたため疲れが出始めていた私。
(たぶん彼も)
でも、今日しかないのです。
見たい場所がまだあるんです。
光の木々がぐるりと飾られた ヴァンドーム広場 Place Vendome。
そしてギャラリー・ラファイエット Galeries Lafayette。
(あっ FAがきえてる!)
子供たちがはりつくショーウィンドウのテーマは、
なんとミュージカル
「雨に唄えば」
(後ろの字は、「雪に踊れば」になってます)
「マンマ・ミーア!」
そして大好きな 「シェルブールの雨傘」
(これだけいっぱい写真とっちゃいました~)
写真のブレ具合からもおわかりいただけるかと思いますが、
これらのウィンドーたちは、ほとんど音楽つき&機械仕掛けで人形が動きます。
パリのちびっ子たちの、欠かせないノエルのお楽しみなんでしょうね~
おとなりプランタンは、もう少しおとなしめだったかな。
マリー・アントワネット??かしらん
かわいらしいココ・シャネル。
やっと、見たい場所をすべて見終わったころにはすでに21時前。
つーかーれーたー・・・
昼間のフォーの後、何も食べていなかったので、
おなかもすいてました。
この際なんでもいいやと
彼行きつけのオペラあたりのおうどんやさんに向かいましたが
お休み・・・
(元旦だったからかな)
あきらめて、帰ることに。
再びバスに乗り、18区に戻ります。
今日に限って手袋を忘れていた彼の手は氷のようでした・・・
なのに疲労と寒さで自分のことで精一杯だった私。
しゃべる気力も失われ無口になってしまい・・・
帰ってからも、わざわざごはんを炊いてくれ
即席晩ごはんを作ってくれた彼に対して
部屋の中でコートとマフラーにくるまり動けず・・・
(彼の部屋には暖房がない )
そんな私にきれることなく接してくれた彼のやさしさに感謝・・・
あっという間に明日は帰る日。
ゆたんぽ(笑)であったまったふとんの中で
最後の夜、
ぐっすりねむりました・・・・
8へつづく
apres le seisme....
この度の東北地方太平洋沖地震の被害に遭われたすべての方々に、心よりお見舞い申し上げます。
3月11日の地震の後。
当たり前のことが、当たり前でなくなりました。
今、日本のすべての人たちが
被災した、しないにかかわらず
大きな転換期を迎えたこの国を
どうにかよい方向へ向かわせるために
それぞれができることを
それぞれのやりかたで
一生懸命戦っているのを肌で感じます。
どんな言葉が、今の日本を勇気づけるのか、
私にはわかりません。
どんな言葉も、どこかでそぐわないように感じます。
今、みんな、がんばっている。
その思いだけは、確かだと思います。
しばらく、ブログを更新する気になれなかったのですが
1月の旅行記をいつまでも放置しているのも気になるので
またぽつぽつと、更新していきます。