イギリスのデザート Sherry Trifle | Lancashire スローライフ

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先日、ちょっと紹介したイギリスのデザート、シェリートライフル
みぃちゃん滞在中に初めて、作ってみました。


イギリスのデザートってチョコレート系のデザートが多いし、甘すぎて私はあんまり食べないのですが、トライフルは私も好きです。
普通にスーパーでもよく見かける一般的なデザートで、イギリス人もおもてなしの時など、よく家で作るデザートです。

ボンのママは、身障者で半身麻痺が残ってて、片手が不自由なので、あまりデザートとか自分で作ったりしないけど、このトライフルだけは、時々作ってて、何度かご馳走になりました。

トライフルとは、スポンジ、ゼリー(昔はゼリー入れてなかったという話もあるけど)、フルーツ、カスタードクリーム、生クリームを層にした物で、一度に全ての味が楽しめちゃうと言う優れ物。
そして、ケーキとかより軽めに食べれちゃうので、お腹いっぱいの食後に出されてもついつい食べてしまう・・・そんなデザートです。

でも、スポンジにゼリーにカスタードクリームにって、作るのめんどくさそうって思うでしょ?
それが、さすがイギリス人。
全て、市販の物を使えば、とっても簡単にできちゃうデザートなんです。

私もこの日は、出かけてて午後帰ってきてから、作ったので、イギリス人の様に手抜きで、市販の物を使って作ってみました。

  

トライフル用のスポンジもスーパーで買う事ができます。
私、初めて買ったので、中がこういうスポンジとは、思ってませんでした。
片面砂糖がまぶしてありました。
もっと日本でよく食べるショートケーキとかのスポンジが細長く切ってあるのかと思ってました。
この状態では、結構薄いんですが、液体を吸収すると普通のスポンジの様に膨らみます。



ゼリーも濃縮されて固めに固まってる色んな味のゼリーを買う事ができます。
パッケージには、人工甘味料は不使用って書いてあって、お子さんのいる家庭では、よく常備している物です。
これをお湯で溶かして、その倍の水を加えて固めるだけの簡単ゼリー。
うちでは、ラズベリー味を使いました。

トライフルは、スポンジをシェリー酒に浸して、作るシェリートライフルが一番一般的です。
シェリーの代わりにポートやマデイラワインを使ってもいいし、お子さんやお酒苦手な人にはお
酒抜きで代わりにジュースを使ったりする事もあります。

今回は、一般的なシェリー酒を使ったシェリートライフルを作ろうと思ってたら、あると思ってたシェリー酒、切らしてました。
うちでは、ほとんどシェリー酒飲まないし、確かあったな~って思ってたんだけど・・・
買いに行くより早いかな?と思って、ママに電話して、シェリートライフル作ろうと思ったら、切らしてたの。少しもらってもいい?って聞いたら、いいよって、トライフル用の食器もある?貸そうか?って言ってくれて。
ママの家の大きいからなって思ってたけど、うちのは浅めのしかないから、見た目には、ママの家のがいい形してるし、揃いの取り皿(容器)もあるから・・・ってセットで貸してもらう事になり、慌てて取りに行ってきました。



クリームシェリーを使うのが一般的だけど、これはミディアムって言ってたかな?
私、自分で作った事ないから、ママが作り方を簡単に教えてくれて、ママは、スポンジをシェリー酒に浸けずにゼリー液の中に混ぜて作ってると。
その方がシェリー酒節約になるからと。
ゼリー液に使うお湯と水1パイント(568ml)のうち、1/4量をシェリー酒にするといいって言われました。

スポンジには、ジャムを塗っておくといいと言われ、うちにあったダムソンジャムを使ってみました。こちら、昨年湖水地方のティールームで購入した自家製ダムソンジャム。



ゼリー1個に付き、1パイント分の水(お湯半パイント、水半パイント)なので、私は2個のゼリーを使って、2パイント分作りました。
ゼリー2個をお湯1パイントで溶かして、そこにシェリー酒半パイント、水半パイント加えました。

そして、容器にジャムを塗ったスポンジを敷き詰めて、ゼリー液を流し込みました。
すると、当然ながら、お酒を染みこませてないので、スポンジが浮いてくるじゃないですか?
普通は、一番下の層になります。
慌てて、ゼリー液の中に押し付けたりしたけど、浮く、浮く・・・・

慌てて、スポンジ取り出して、一部ゼリー液を取り出して、染みこませて、それからもう一度やり直し。
ゼリー液が染み込んで膨らんだ柔らかいスポンジを容器の下に敷き詰め直して、ゼリー液を加えるとやっぱり、全部入れると浮いてきちゃう・・・
ママに電話して聞いたけど、スポンジがゼリー液に浸かれば、沈むから・・・って言われたけど、結局は、沈まず。
後で見るとママもいつもゼリーは、2個使ってるんだけど、いつもママが作ってるのより、何だかゼリー層が多かったので、もしかするとママは2個のゼリーを1パイント分って作ってたのかな?
でも、ゼリーのパッケージには、1個に付き1パイントってなってたんです。
ママの言う1/4量のシェリー酒は、結局、300ml弱も加えてるんだから、お酒が多くて、スポンジ浮いちゃったのかな?なんて。
でも、もうスポンジ浮いちゃってもしょうがないので、そのまま続行。
そこに生のラズベリーを加えて、冷蔵庫でゼリーが固まるまで冷やします。

もう既に17時近かったから、この日は食べられないかも・・・と半分諦め、間に合わなかったら、翌日の夜のデザートにしようと。

そのまま夜ご飯食べてから、チェックしたら、わ~い、ゼリー固まってました~。
スポンジは、ちょっと浮いたまま固まってたけどね

後は、固まったゼリー層の上に市販のカスタードクリーム(こちらでは、カスタードクリームもすぐ食べれる物や、パウダーになってるものが買えます)を乗せて、その上にホイップした生クリーム(他が甘いので全く砂糖加えてません)をのせて、最後にラズベリーとブルーベリーとローストしたアーモンドを加えて出来上がり。
本当は、生クリームまで乗せてから一晩とか冷やして置いた方がいいみたいです。




容器が大きくて、生クリームちょっと足りなかったけど、なんとかこの日のデザートとして食べれました

  

取り分けたトライフルのスポンジみたら、中の方までちゃんと液使ってなかったみたい・・・
横から見るとスポンジが浮いてて、綺麗な層になってないけど、見た目は豪華に見えるし、みぃちゃんにも大好評で、とっても美味しくできてました。
ボンにもママが作るのより、美味しいと
シェリー酒も結構効いてたから、やっぱり入れすぎ?だったかも
こうして、無事にみぃちゃんにイギリスのデザートも紹介できて、良かった~。

時間のある時はスポンジも自分で焼いて、ゼリーも自分で作ったり、カスタードも作れば、もっともっと美味しい自分の味に仕上がりますね。
でも、市販の物でも、十分美味しくできたので、大満足

日本だったら、生のブルーベリー、ラズベリーはなかなか手に入らないので、苺、キウイ、オレンジ、缶詰の黄桃なんかを使っても美味しくできます。
日本でも市販のスポンジやゼリーの素とか使えば簡単にできると思います。
良かったら、イギリスのデザートトライフルお試し下さい。