前年「弟よ」で鮮烈デビュー
「淋しい天使」を挟み、「想い出ぼろぼろ」が大ヒット
想い出ぼろぼろ 昭和51年(1976年)
♪
ドアを細目に 開けながら
夜更けにアイツが 帰ってくる
蛇口に顔を 近づけて
水飲む音が 聞こえてくる
言い訳繕う その前に
やさしさ装う その前に
聞いておきたい事がある…だけど
幸福ぼろぼろ こぼれるから
寝がえり打って 夢ん中
作詞・阿木燿子
作曲・宇崎竜童
歌は
youtu.be/jGtRG25lxIo?si=FJW4niQtvJjoaD4_
ドスのきいた野太いハスキーな声が、宇崎竜童のいわゆる”カタカナ演歌”にピタリはまりました。
昭和51年のレコード大賞最優秀新人賞に内藤やす子
対象曲はこの「想い出ぼろぼろ」
作詞賞と作曲賞は阿木・宇崎コンビ
山口百恵の転機となる「横須賀ストーリー」もこの年
ちなみに、レコード大賞は都はるみ「北の宿から」
最優秀歌唱賞は八代亜紀「もう一度逢いたい」でした
内藤やす子はその後も「こころ乱して 運命かえて」「六本木ララバイ」などもヒット
内藤やす子は母親が浪曲師、自身も二葉百合子の弟子だったりして、独特のハスキー声はそういった経緯によるものでしょうか。
〈関連記事〉
昭和歌謡の女性歌手
港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ ダウン・タウン・ブギウギ・バンド