BAC Lightning T.4
イギリス空軍 BAC ライトニング T.4 練習機
(scissors and Planes 4826) 1:144
先日作ったBACライトニング戦闘機から手が覚えているうちに
続いてもう一機ライトニングを製作しました
同じライトニングでも前回の戦闘機型とは異なり複座の練習機型
戦闘機の複座型としては珍しい左右配置の並列複座で胴体幅一杯に大型化してる風防が特徴的
また前回作った戦闘機型は最終生産型のF.6なのに対して
今回の練習機型T.4は初期生産型のF.1Aが原型となっているので
風防以外にも尾翼形状や腹部タンクの大きさに違いがあります
1960年代から配備が始まったライトニングですが、イギリスでは初めての超音速戦闘機
従来の亜音速の戦闘機(この時代の英空軍では主にホーカー ハンター)からの機種転換を行うパイロットも
最初からライトニングに一人で搭乗して超音速の習熟飛行を行う事は危険な事だと考えられました
そういった経緯のもと製造されたのが複座になったライトニング練習機型
あくまで戦闘機型の練習のための機体の為、操縦性が戦闘機型とはあまり変わらないよう設計され
武装も戦闘機型と同様に可能な機体でした
因みに新しい機体を習熟するための複座型がない、というのは現代でもついて回る話
航空自衛隊においてもこれまでのF-4、F-15、F-2はいずれも複座型がありましたが(F-4はそもそも複座)
最近配備が始まったF-35は単座型しかなく、更にF-35Bに至っては空自では初めての
垂直離着陸機と初めて尽くしですが今時は練習用の複座機を作ることは無く
シミュレーターで訓練を進めるそうです。
と言う訳で戦闘機型→練習機型と続けて作ったライトニング
型紙も戦闘機型と同時にecardmodelsに登録された物です
どちらかと言うと立体物的には珍しいこちらの練習機型を作るのが目当てで
まず練習にと戦闘機型を作ったような流れ
特徴的な複座の操縦席は
機首の上にバルジのような膨らみの部品を盛ってその上に取り付けます
操縦席周りの違いは戦闘機型→練習機型によるものですが
こちらは初期型→後期型の違うの腹部燃料タンクの大きさ
後期型では機体下面を覆う燃料タンクは初期型では後半部のみです
こちらも初期型の違いで三角に尖った垂直尾翼
主翼形状などは大きな変化はなく
実質同じ機体の連続製作と言う事でスムースに完成させることが出来ました