自閉症スペクトラムの窓 -25ページ目

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。公園にウォーキングに言ったら、綺麗なピンクのしだれ梅が咲いていました。いい匂いもして、春を身近に感じました。

 

 

昨日のブログの内容が、ちょっと偏り過ぎていたので、色々な対処方を書いてみたいと思います。

 

自分のうちの子のこと、親の会の会員さんのお家のこと、勉強会や講演会できいたことです。何か、参考になるといいのですが・・・・

 

気持ちの切り替えができない、執着しているものをやめさせようとすると、癇癪を起し、泣き叫び、他害がある年中のお子さんのことで、相談を受けました。

 

年齢が低いので、説明で納得してもらうという解決方法は、難しいです。

 

○気持ちの切り替えは、場所を換える。

 →そのままの場所にいると、気持ちが切り替わらないことが多いので、小さい子ということで、抱えて移動してしまう。子ども部屋から、リビングへ行ってしまう等。幼稚園なら、教室から、職員室へ移動等。

 

○視覚優位なので、とにかく目に入らないようにする。

 →見えているものを、ダメだというのは難しいので、事前に見せないか、見えないように、カバーをかける、袋に入れてしまう等、物理的に視界から無くしましょう。

 

○周りの子にも、協力を得る(幼稚園ならクラスメイト、家なら兄弟)

 →周りの子に、お手本となる行動をしてもらう。周りの子に、働きかけて、次の行動へ誘ってもらう。少しでも、「同じことをしたい」と、思っている子には、いいと思います。

 

○気持ちを切り替えるフレーズを決める

 →「10数える」とか、「1・2・3、はい終わり」、「おしまいの歌」を決めておくなど、毎回この声掛けをして終われるようにする。タイマーをならず。

 

○始まりの合図、フレーズを決めておく

 →「はじまるよったら始まるよ~♪」、「○○したい人、この指とまれ~」など、毎回同じ声掛けをして始めるようにしておく。

 

○時計を読めるようにする

 →アナログ、デジタル、どちらでもいいので、時計が読めると、待てるようになったり、終われるようになる。

 

○スケジュールが使えるようになる

 →文字が読めるなら、文字のスケジュールで。文字がまだ読めないなら、絵カードや写真のスケジュールを使う。繋がったものが見れない場合は、1枚ずつ杉の行動を見せて、自分から動いてもらう。

 

何か、その子に、合った方法が見つかるといいと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

冷蔵庫のカレースプレッド(パンに塗る)の賞味期限が近づいていたようで、昨日の夜から、「明日の朝は、カレーパンにします」と言われました。

 

母は、賞味期限のことなど、全然みていなかったので、無駄にしてしまうところでした。

 

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LADです。玄関横のプランターのクロッカスが、咲きました。週末は、最高気温が18度くらいになるそうで、一気に咲くかもしれません。

 

 

 幼稚園児のお母さんから、物事への固執、癇癪についての相談がありました。診断は出ていませんが、グレーゾーンのお子さんです。

 

気になるものがあったり、本人がやらないと気がすまない行動を静止すると、泣きわめく、叫ぶ、止めた人を殴る蹴るの他害があるそうです。

 

知的に遅れが無いようで、逆に親や先生が言い負かされてしまう時もあるそうです。癇癪が酷く、お母さんも兄弟児がいるので、どうしても折れて、その子の言うことを聞いてしまうことも多いそうです。

 

おそらく、このお子さんは、泣き叫んだり、暴れると自分の意見が通るという誤学習をしてしまっているのだと思います。また、気持ちの切り替えが上手くいかないタイプの子なのだと思います。

 

小さい子は、経験が少ないので、これを我慢しても、またチャンスがあるという見通しが立てられませんし、自分しか見えていないので、他人からどう見られるとか、お母さんが困るという感覚はありません。

 

なので、お母さんは、本当にたいへんだと思います。息子も、小さい頃は、癇癪を起こすと、頭を床に打ち付けたり、壁に走って行って激突する自傷があったので、本人の気をそこなねないように、ヒヤヒヤして過ごしたことを思い出しました。

 

まず、お母さんにお話ししたのは、問題行動が起こる前に、どんな状況があるかの記録を取ること。その行動の後に、親や先生、兄弟や周りの子がどういう言動を取ったかも、記録してもらいます。

 

できれば、幼稚園の先生にも、お願いするようにお話ししました。記録することによって、毎回、突然に癇癪を起しているように見えて、パターンが見えてくると思います。原因がわかるなら、以下のように対応します。

 

固執してしまうものを、「見えないように隠す」、「手に取れないように、しまってしまう」という方法や、やめられないものは、時間のある時にしか出さない、遊ばせないなど、直接的、物理的に、原因となるのものから、距離を置いてもらう方法を、1つ提案しました。

 

もう一つは、その子の言動に対して、叱ったり、反論したりと、反応を返さないことです。

 

ダメなものはダメ。できないことは、「お母さんは出来ません」とか、「今は、○○する時間です」とだけ簡潔に伝えて、後は、無反応でいいと思います。

 

「叱られる」ことが、お母さんと関わるコミュニケーションになってしまっている場合もあります。なので、今、自分のやっていることは、周りの人を動かすことには、役立たないと、分かってもらう必要があります。

 

小さい子相手だと、とても難しいのですが、言いなりになり続けることは、かえってよくありません。断固とした無反応を、頑張って試してみて欲しいとお伝えしました。

 

子どものタイプによって、叱るほうがいい場合もあると思います。相談のお子さんのタイプがわかりませんが、うまくはまって、問題行動が減るといい思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

今日は、無事に会社帰りにプリキュア展に行けました。帰りは、マックで夕飯食べてくるといっていたのですが、結局、テイクアウトで、家までもって帰ってから食べていました。

 

仕事帰りの「外食」は、まだハードルが高かったようです。

 

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LADです。今、アメリカが、中国の気球を撃墜したあと、未確認飛行物体をさらに3件撃墜したと、ニュースでやっています(カナダを含む)

 

その3件は、中国の物であるという確認が取れていないそうです。SF的な発想なのですが、中国が送り込んだものでないとすれば、宇宙人のUFOということはないのでしょうか。もし、撃ち落としてしまったら、たいへんです。すごく、気になっています。

 

日本が、国連から障害者に対して「包括的性教育」をきちっと行うよう勧告されているということを、昨日のブログに書きました。

 

実際に、障害のある子に対して、どういう性教育が行われているかということも、新聞の載っていました。

 

実は、障害のある子への性教育は、ある事件があり、とてもタブー視されているのです。

 

それは、2003年に起きた事件です。「東京都立七生養護学校」の性教育実践が、都議会議員から、「不適切、「過激」なとと非難され、当時の校長や教員が処分されたのです。

 

「こころとからだの学習」と、銘打たれたその授業は、知的障害のある子どもたちに、性教育をわかりやすく教えるために、養護先生を含め先生たちが、親御さんと話し合い、準備をして行ったものだということでした。

 

実は、この授業をしようというきっかけは、養護学校の在校生の男女が性的関係をもってしまったということでした。障害のある子にも、わかる性教育が必要だということから、授業が始まったそうです。

 

歌や人形を使って、体のプライベートゾーンの名称や大切さ、性交によって赤ちゃんが生まれてくること、生まれた赤ちゃんをどうお世話するか等をわかりやすく教える授業だったそうです。

 

都議の告発から、マスコミもこれをとりあげ、障害者教育の場での「性教育」の扱いは、タブー視されました。

 

しかし、のちに裁判(最高裁までいく)で、校長の降格処分は、重すぎると判断され、教員たちへも、「教育現場への不当介入により精神的苦痛を受けた」ということで、慰謝料が認められました。

 

ですが、障害者教育の現場では、「性教育」は、とてもデリケートな問題になりました。取り上げることを、ためらわれるようになってしまったのです。

 

ですが、最近では、国連からの指摘があったからでしょうか。小学部から、性教育の授業を始めている支援学校も出てきているそうです。

 

息子の通っていた小学校では、支援級で、プライベートゾーンのことや異性の体の成長の違い、お互いを尊重することなどを、時間をとって説明してくれました。

 

養護学校でも、保健体育の時間に、本での知識の他に、養護の先生が、男女を分けて、体のこと、生理や射精のことなど、具体的に話をしてくれました。

 

男子は、痴漢と間違われないように、女子との距離感や、むやみに匂いをかがない、触らないなど、具体的な話があったようです。

 

被害者にも加害者にもならないように、子どものうちから、性教育について学校で教えてもらえるといいと、改めて思いました。

 

【今日のいいとこ探し】

 

朝食に、シチューを出したら、息子がおしゃれに食べていました。食パンの耳だけ食べて、残りのパンをシチューに花びらのようにトッピング、誰に教わったのでしょうか。優雅な朝食に見えますね。