同研究室管理人こと、YOUSUKE TAOKAによるラボの研究活動や日常についてご紹介するブログです。
申請させて頂いた研究助成金の採択通知が届きました。調整中の共同研究も来年度に向け進みそうです。どうもありがとうございます。脆弱な研究室ではありますが、私のアイデアや取り組みに少しでも手を差し出してくれるとなると有難い。さて諸々、資料準備が必要になります。I'm busy...あの曲が頭の中をリピートしてます。頭は渋滞で愛はリタイヤ心は何処かで故障中青いペンキ剥がれそうな空に口癖のようなI'm busy(I’m busy by ASKA)考えても決着のつかないことは、世の中に山積してる。自分の限られた人生の中で・・・【玉置妙憂の心に寄りそう人生相談】私が死んだあと発達障害の息子はどう生きる?(女性自身) - Yahoo!ニュース数々のメディアにも紹介され大反響を呼んでいる新書『死にゆく人の心に寄りそう~医療と宗教の間のケア~』(光文社)の著者・玉置妙憂さんが毎週、読者の悩みに寄りそい、言葉を贈ります。 【今回の相談内容】news.yahoo.co.jp
周庭さんの収監以降、今後の動向について彼女のツイートや一連の報道を追ってきましたが、このような報道が出ました。香港の動向については、日本のマスコミも含め彼女はシンボリックに映し出されていたいましたが、彼女に限らず、表に全く出ない、同じような境遇の方が無数に存在するのでしょう。国ごと(の政府)の反応、国ごと(の報道機関)の発信の温度差が凄いですね。アメリカ大統領選挙もそうですが、なんだろう、この違和感は。香港、周庭氏の保釈を高裁認めず 抗議デモの民主活動家(共同通信) - Yahoo!ニュース 【香港共同】昨年6月の香港政府への抗議デモを巡り無許可集会扇動罪などで禁錮10月の実刑判決を受けた民主活動家、周庭氏が申請した上訴期間中の保釈について、高等法院(高裁)は9日、審理を行い、許可しなnews.yahoo.co.jp
師走。まさに走るように過ぎていきます。今週、来週はかなりタイトな毎日になります。追っているのか、追われているのか。潜り抜けた時に、自分の立ち回りが理解できるでしょう。とりあえず、やり切るだけです。さて、12/2にトランプ大統領が声明を発表しました。YouTubeにて視聴できますが、フルサイズで聞かせて頂きました。これはどう思います?ここまでの内容、演説を、自分が大統領の座を逃れたくないから駄々をこねている、というマスコミの報道に追随して納得できるでしょうか?私はできません。ここまで言い切って、悪あがきだけの作り話となるとトランプ大統領はまさに歴代大統領の中でも、そのような観点で歴史に残ることになるでしょう。もちろんそうなる可能性もあります。しかし…この演説について、日本の報道はどうでしょう。皆さん、この演説を主要メディアで見たでしょうか?また報道されていても、このフルサイズの演説とその切り取り方を見てどうでしょう。印象がまるで違う。なぜ日本のマスコミは本件について、殆ど触れないのでしょうか?私はもともとバイデン氏がいい、トランプ氏がいい。というのはありませんでした。粛々と民意を反映した選挙を行い、その結果でもってかの国のトップとして舵を取ればいい。そう思っていました。ただ今回の件は意味が大きく違ってきている。ただの選挙ではなく、選挙そのものを問う戦いになってる。「トランプが言っているだけだろう」という声が聞こえてきそうですが、この演説を視聴しても、日本のマスコミよろしく、皆さん、そう感じられるでしょうか。不正があったのか、否か。・トランプ氏の大ぼら吹き、権力にしがみつきたい輩で終わるのか・かつてない不正があったで終わるのかこの選挙はここに尽きます。バイデン氏は一体何をしているのだろう。「不正などない、ドミニオン社は問題ない」そう話せばいい。なぜ話さないのだろう。こうなってくると、この新型コロナウイルスがなぜ2020年に発生したのか、などとも、想わなくてもいいことまで思ってしまう。大惨事が起こると世界は次にパラダイムに移るといいます。2020年はまさにこの分岐点なのでしょうか?2021年、世界がどのような様相となっているかは、この分岐点にかかっているのかもしれません。他の国の選挙についてどうこう言わんでいいだろう。内政干渉だ。という声も聞こえます。面白いものです。確かに世界は未だに「国」単位で動いています。それは事実でしょう。一方で、人の営みや経済、自然は国を越えてグラデーションのようにオーバーラップしています。グローバルを標榜しておいて、他の国のことだから関係ないなんてことは言えるわけがない。ブーメランのように、それは帰ってくる。海洋資源を見てみれば明らかです。他の海域での漁業のアクティビティは、魚の回遊ルートに従って遠く離れた国に影響します。トランプ氏は「賽は投げられた」と言っているのでしょう。それに対して、バイデン氏が「不正はなかった」「言いがかりをつけるんじゃない」と表立って答えばいい。2021年に向けて、この行方・・・眼が離せません。
明日から12月。師走…2021年に向けて不安な世界の動きですね。一番に気になるのは、やはりアメリカ大統領選挙ですが、何が真実であれ明らかに不可思議な選挙戦になった感は否めません。シドニーパウエル弁護士がクラーケンを放ったという話は大きく報道されていますね。しかしこの件に関しても、ネットでの情報とテレビや新聞でのマスコミ報道の差異が浮き彫りになっています。なぜこのように裏と表が明瞭なほど、報道に違いがあるのでしょうか。裏と表。どちらが裏か表かは置いておいて、・裏→表・表→裏という矢印の方向の立ち位置を変えるだけでまったく世界が違って見える。世の中が一見バイデン新大統領おめでとうという機運の中で、ブラジルのボルソナーロ大統領はこのような発言をしているのですね。今回の大統領選挙について、このように発言している国のトップは他にいないのではないでしょうか。日本は早々にバイデン氏に祝意を示していますしね。放送しているのは「テレ東」。他のメジャーテレビ局が似たり寄ったりの報道の中、気を吐いていますね。どう転んでも、今回の選挙は2021年に向けて不穏な足音を引き寄せているように思います。さて。こちらあ卒論、修論に向けて、学生ともども頑張りましょう。
イギリスの出版社Impact Science社のImapct誌に当研究室での研究内容に関する記事が掲載されました。養殖業における微生物製剤"プロバイオティクス"に関する研究内容を主体にその他微生物発酵に関する内容も紹介されています。Open Accessですので、下記サイトからPDFファイルをダウンロードできます。ご興味のある方は、ご一読ください。Our research activities have been introduced in Journal "Impact".Probiotics and metabolism in aquaculturehttps://www.ingentaconnect.com/content/sil/impact/2020/00002020/00000006/art00022#
昨日関東地方で地震がありました。緊急地震速報のあのメロディは緊張を生みますが、関東方面には義理の妹もおり、心配していましたが、津波と原発への影響も同時に懸念していました。今のところ揺れ以外の異常は発生していないようで少しほっとはしているのですが…混迷のアメリカ大統領選挙ですが、今後の動きから目が離せませんね。もともとSNSには手を出すまい、と5年前には思っていた口ですが、もろもろ経緯もあって、本ブログからTwitter等々、やらせていただいています。大統領選もそうですが、・マスコミ報道(TV,新聞):国内/国外・Facebook・YouTube・Twitter等での当該事項に対するリアクション、発信の仕方、偏向の程度など本当に格差があります。日本国内では米大統領選はバイデン氏当確→今後の日本との関連性という報道がほとんどで、トランプ氏ついては、「悪あがき」とバッシング調の話がほとんど。果たしてそうでしょうか。今後の動きは見守るしかありませんが、先般このような会話がありました。「なんでアメリカ人はトランプなんかを選んだんだ」「国民性かな。勢いで選んだのでは」といったような言葉です。その後「しかし共和党はなぜバイデンなんだ?ほかに人材はいないのか」とも。これだけの短い会話ですが、この大統領選に対する感覚は大きな縮図を見ているような気がするのです。政治には右も左もない、というような表現を使うことが多いですよね。ヒトは何にしろ分けたがりますからね生物学や分類学でも、生物を系統的に分けたがる。そういえば原核生物から我々ヒトまで、生命はすべて細胞膜などによって外界(世界、自然、環境)と生物(個体)は分けられています。正義と悪、といったような分け方は、どこか人間の恣意的な感覚があって今回の大統領選も、もしや…
宮崎県北部、熊本県が目と鼻の先のところに五ヶ瀬町があります。五ヶ瀬では古くからヤマメの養殖が盛んなのですが、ラボの修士生がヤマメの飼育試験を行うため、五ヶ瀬町までヤマメのサンプリングに行ってきました。宮崎大学から五ヶ瀬町にあるヤマメの里までは、約180 km。無事ヤマメちゃんたちを研究室の飼育水槽まで搬送しました。さて、忙しくなります。
令和二年も一ヶ月半となりました。混迷を極めるアメリカ大統領選でしたが、日本の報道はバイデン氏当選確実という傾向でもって報道されていますね。私はバイデン派でもトランプ派でもないのですが、なんだか今回の大統領選挙はどちらが通ってもどこか膿のようなものを残してしまいそうな気がします。バイデン氏は分断ではなく団結させる大統領を目指すと言っています。そもそも「多様性の社会」ということを社会は標榜していますが、人間の世界は都市社会。自然は多様性を持っているが、それは自然がもともとそういうものであるから当然と言えます。都市社会は自然でないので、多様性よりも普遍性を優先します。そのため社会はスタンダードを求め、そこから逸脱するものを排除しがちです。アメリカという巨大な国で、もちろん人としての都市社会を有する彼らがどこまで一つになれるのか。そもそも一つになる、という概念が矛盾を抱えているのではないか。2020年も暮れて、2021年を迎える。コロナ禍の中で、いろいろなことが見え隠れしている。また見えずに進んでいることもあるでしょう。それを来年我々は目の当たりにするのかもしれません。さて大学の方は、卒論・修論に向けて学生もスパートをかけている(と信じたい)時期です。https://yousuketao.wixsite.com/mysite/post/%E4%BB%A4%E5%92%8C%E4%BA%8C%E5%B9%B4%E3%82%82%E6%AE%8B%E3%82%8A%E3%82%8F%E3%81%9A%E3%81%8B私はというと、研究とバスケにいそしむ毎日を過ごしています。
ヒトは『分ける』ことで社会を構築してきました。国や州もしかり海洋ではEEZ(排他的経済水域)であったり。しかし新型コロナは、皮肉にも世界はもともとボーダーレスであることを知らしめてしまったようだ。回遊するマグロにボーダーなどあるはずはないことは分かっていたが、海洋にないはずの線を引く。国境を引く。そして、妙なイデオロギーで自身の精神を取り囲んでしまう。そういえばこの世の生きとし生けるものは、すべてとり囲まれているところから始まります。これは精神論ではなく、生物学的にという意味です。我々はどうやって自然と環境と、そしてこの世界と区別できているかというと、囲まれているからですよね。細胞にも膜がある。このことが個体として、生物たらしてめているポイントでしょう。境界を引かなければ、我々はこの世界に溶け込んでしまう。溶け込んで存在しているもの。それが魂であったり、死後の世界…という話はどうでしょう。さて、アメリカ大統領選が緊迫しています。
大学も後期に入って一か月になりましたが、研究室という観点からは、4年生・修士2年生は卒論、修論に向けて、もうラストスパートと言っていいでしょう。わが学科の場合は、1月下旬~2月にかけて卒論・修論発表があるのでデータまとめやスライドの準備、発表練習なども勘案すると数か月あるか無いかレベルでしょう。皆の者、底力を見せてくれい。さて、10月より再開した宮崎大学教職員によるバスケ練習。再開を祝して、今後は毎回動画を収録することになりましたので、皆の共有ソースとして、YouTubeに本日特設チャンネルを開設しました。週2回の練習ですので、今後練習ごとに(できれば)編集した練習風景をアップしていきたいと思います。チャンネル名:宮大教職員によるバスケ漫遊記(仮)バスケ好きの方でもそうでない方も、良ければどうぞ覗いて頂ければ幸いです。https://www.youtube.com/channel/UCbPZGfyLV6LAKy52rHtDIyw?view_as=subscriber宮大教職員によるバスケ漫遊記本チャンネル管理人の「よとんけ」と申します。 本チャンネルでは、宮崎大学教職員によるバスケ練習風景をご紹介します。 すったもんだのプレー続出ですが、バスケを愛するメンバーのプレーをどうぞお楽しみください。 In this channel, movies about basketball-playing by me...www.youtube.com
大学も後期が始まってもう10月も後半です。自分の人生を時間軸を置いて、定規を重ねるように見ているとなんとヒトの一生ははかないんだろうと心の裏側に何か得体の知れない風が流れます。人の一生の輝きは一瞬だなんて表現は月並みですがまさにそう感じます。もやもやしていることがあったら、「まっ、いいや」と思いながら、先を見るように最近はしています。さて、今月からバスケを再開出来ていますがこれが本当に楽しい。バスケを軸にした国際交流なんぞできないか・・・そんなことを考えています。
新型コロナ禍により大学体育館の閉鎖から、約8か月。条件付きではありますが、先日ようやく開放されることになりました。チームのメンバーとも開放後、第一回目の練習を実施できたところですが、自主練も可能となりました。昼休みの1時間だけではありますが、体育館には誰もおらず、ダムダムとボールの音が反響する空間で、バスケができるありがたみをひしひしと感じていました。思えば2年前のアキレス腱の断裂からこのコロナ禍での体育館閉鎖。できるときにやれることを。https://www.youtube.com/watch?v=twUTu6vXrkE&feature=youtu.beSelf training201019昼休みの1時間だけですが、平日であれば大学体育館でも自主練可能となりました。 諸外国と比べストリートゴール🏀が著しく少ない日本。体育館を使わせて頂けるだけで嬉しいですね。 #バスケ #Basketball #농구 #UniversityofMiyazaki #미야자키대학www.youtube.com
宮崎大学 教員によるバスケグループLH。新型コロナ禍の体育館閉鎖を経て、8か月ぶりに ゲーム再開の運びとなりました。感無量です。ただ体力激減。今後のトレーニングが必要ですね・・・しかし、バスケが再開できること。本当にうれしいです。https://www.youtube.com/watch?v=d-FLPv5Bchk&feature=youtu.be&fbclid=IwAR1AgdenTdej5cTgmsaeNCaVJ9lyQ-eEA6SWRttjzZXrvAeEUviGdjlyF84Basketball LH 201016 #01宮崎大学 教員によるバスケグループLH。 新型コロナ禍の体育館閉鎖を経て、8か月ぶりに ゲーム再開の運びとなりました。 感無量です。 ただ体力激減。 今後のトレーニングが必要ですね・・・www.youtube.comhttps://www.youtube.com/watch?v=W1cIw_dkWhA&feature=youtu.be&fbclid=IwAR0HYjS2eHpRzM9vwujFMhP5tzLGWKP6qyCPKTF3onnYb84BcdNNLOnD_m4Basketball LH201016 #02宮崎大学 教員によるバスケグループLH。 新型コロナ禍の体育館閉鎖を経て、8か月ぶりに ゲーム再開の運びとなりました。 感無量です。 ただ体力激減。 今後のトレーニングが必要ですね・・・www.youtube.com
Tiwtter等、SNSで利用されるbot(ボット)。これは自動作業するRobotから語源が来ており、SNS等PC・インターネット上では自動で作業を行うプログラムを指します。Twitterをされている方は、特定の分野名や作家名や歌手名などを銘打った著名人のBotも存在します。Twitterを見ているとBotの機能として認識して、それらに反応している方と、Botの意味を知らず、どなたかの個人アカウントのツイートとしてとらえている方も、見られます。私も実際にBotを使ったことはないのですが、Botの危険なところは、アウトプットの仕方によっては非常に人を不快にするところでしょう。独自のアルゴリズムのようなものを組んで避けられるのかもしれませんが、ネット上の情報を収集して発信する場合、タブロイド紙が記事にしているような信ぴょう性のないものも含めて発信し続ける可能性がありますよね。我々の研究分野では参考文献は基本レビュワーなどの校閲を経た上で公開されているものを基本的に引用し、論文執筆に利用します。例えば学生がレポートを書く際にネットの情報をそのソースの信頼性を確かめずに引用し、レポートを作成したとします。すると、それはある意味Botと同じように収集した情報を乱発しただけのレポートになるのではないか…AI、Bot、その他のプログラミングをベースとした情報収集、発信ツールはもう止めることはできなでしょうが、研究分野ではやはり、本を読むこと、論文を読むこと。Self readingが必要でしょう。
「腸内細菌がワクチン増強」こんなタイトルの研究報告が、Nature Digestにて紹介されている。ワクチンの効果については、その効果が顕著に出る人出ない人が知られるが、本論文では腸内細菌フローラ がこの効果の有無に影響すると指摘。ヒト並びにマウスの試験により腸内細菌が多様で、特にプロテオバクテリア門細菌が多いとこの効果は顕著であるという。プロテオバクテリアの多くは、鞭毛と呼ばれるしっぽのような器官を有しており、運動性を有している。すなわち、鞭毛を波打つことで、動くことができるのだ。運動性をもつ細菌の鞭毛中にフラジェリンというたんぱく質が、存在しているが天然の免疫増強剤としての役割を担うという。腸内細菌とヒトとの関わりに関する研究報告例の増加はめざましい。腸内細菌と鬱や発達障害などの関わりに関する報告もなされており、特に、人とは何か、とある種哲学的に思考するときにも新しい考え方を提供しそうである。https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v12/n7/%E8%85%B8%E5%86%85%E7%B4%B0%E8%8F%8C%E3%81%8C%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3%E5%A2%97%E5%BC%B7/64876腸内細菌がワクチン増強 | Nature ダイジェスト | Nature Researchndigest-descriptionwww.natureasia.com
認知症の原因物質を歯周病菌が蓄積する仕組みが明らかに。このような研究結果が報告された。https://news.yahoo.co.jp/articles/372acf834c00143e86cbce46206592d1dc974aa3認知症の原因物質 歯周病によって蓄積する仕組みを解明(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース 歯周病菌が体内に侵入し、認知症の原因物質が脳に蓄積して記憶障害が起きる仕組みを九州大などの研究チームが解明した。歯周病と認知症の関連は近年注目を集めており、認知症対策につながる発見という。 認news.yahoo.co.jp以前、腸内細菌と神経系の関係について触れましたが我々の体は細菌と共にいる。例えば、ノトバイオートマウスのように、体内からすべての細菌を削ぎ落としたら、それが『本当の自分』と言えるだろうか?いや、我々の体も細胞で構成されている。と、いうことは…右腕を失ったインドの女性は、他人の左腕の移植手術を受けた。腕は機能しているという。ヒトが人であるということは、どういうことだろうか。サイエンスは図書館の本を分類するように、現象の断片をわかりやすくしている。言い換えれば、ある一瞬を切り取っているといえる。鴨長明ではないが、川の水は流れ行きながら、同じ姿を見せてくれる。ただ同じ水ではない。我々の生活もそうだ。日々の食を取りながら、使ったお皿も洗って、所定の場所に戻す。使った事実など、さもなかったかのように。洗濯されたTシャツは夏の日差しに晒されて、いつもの場所にたたまれている。繰り返し着られることで、傷んでは洗われて。よれよれになると捨てられる。アポトーシス。体の細胞も一日ですっかり入れ替わっているが相変わらずボクである。生命の『ほんとのところ』は、もっと他にあるんだろう。
最近のハナの様子をまとめていましたが、最近の世の中はデジタル化の波からファイルだらけ。メモリが有象無象。メモリの墓場。要らないファイルは整理してかないとなあ。人が亡くなった時、SNSのアカウントやパスワード付きのデータファイルなどデジタル情報の断捨離しないと、とんでもないことになりそうですね。愛犬ハナの時間は、損得がない。だからまったりしていて、心地いいのかもしれません。
任期付きでラボで勤務して頂いていた研究員の方が、本日ご退職されます。ここ5年間は一時期3名もの研究員に働いて頂くという期間もありましたが、特に人件費が足りなくなり辞めて頂くということもなく、満期で送り出せたことに、雇用した身としてホッとしています。身の丈にあったラボの運営をしていくべき、とも思うことはなかったわけでは無いですが、むしろ無理をしたことで、自分のハードルを無理やり挙げれたのではないかと思っています。弱小ラボが何とかやってこれたのも、研究員・学生の皆のおかげですね。研究員の皆さまお疲れ様でした。東京の企業より転職し、黎明期のラボを支えてくれました。ここに感謝申し上げます。さて2020年度も後期が始まりますが、来年は我がラボも10年目となります。次の10年について、遠いところを着地点に見据え頑張りたいと思います。10年はひと昔と言います。私は人の一生が一つの箱のような感覚になりつつあります。与えられた人生という箱の中でもがく。そんな中で「ひと昔」「あんなこともあったね」と振り返る間もなく、時間は喰われていくように思います。何もせずに人生を過ごすには長すぎるが、何かを成し遂げるには人生は短すぎる。ってことでしょうね。ラボの公式Websiteには今後も研究教育活動等掲載しますので、どうぞお立ち寄り頂ければと思います。ホーム | Mysiteyousuketao.wixsite.comhttps://yousuketao.wixsite.com/mysite/home
<令和1年度>交通事故死者数 3,215人(警察庁)自殺者数 20,169人(厚生労働省)行方不明者 86,933人(警察庁)出生数 86万5,234人(厚生労働省)死者数 138万1,093人(厚生労働省)ヒトの生き死にに関するこんな数字が毎年公表されています。数字はあくまでも数字。グラフはあくまでもグラフ。物事をグロスで語ってはならない。一つ一つに、"その人"が存在するわけだが、やはりこれらの数字を眺めていると、どこか、もやもやする。
今日は明け方前にラボ入りしました。誰もいない大学で、カタカタと原稿を書く。幼い頃一人だけ残った小学校の校舎にいるような感覚はまだ残っているもんだなぁ。なんだか少し悪いことをしているようでゾクゾクしていた。朝か夜か分からない明け方のいつもの通勤を走る。テレビをつけると昨日と同じ顔したアナウンサーが、朝早くから原稿を読んでる。今日はいつもの自分の時間を3時間早めて、おはようだ。