#20-11-2
#2【相対】 統合 協力 女性性 受容 境界 感受性 バランス 感性 調和自と他の意識の繋がり。二極。陰陽説では森羅万象は二つの相反する気によって発生した。太極図。20 THE Aeon、11 LUST,2 THE Priestess20 THE AEONは大きな変化(変容)のエネルギーを内包している。強烈な浄化の炎であり、強力な核爆弾のようなエネルギーだ。そのくらいの衝撃によって人はターニングポイントを迎える。それは静かにやってきていたかもしれない。突然、強力にやってきたかもしれない。重く、のしかかるような長く大きな変容の道を、もはや、もがくことなく、進む。一度入ってしまった道、そのトンネルはいつか出口にたどり着くだろう。『真っ暗闇の中を、炎の勇者のように歩く』この変容という新しい始まり。人生に重要な影響を及ぼす決定をするのか、しないのか…心の声を静かに聞きたい。冥界の王に自分を明け渡して目覚める。この人生に、自分に。自我(思考)が死んで、そして生(本質)を得るということ。私は明け渡せるだろうか。信じていられるだろか。嫌な予想を越えて。11 Lustここに描かれる女神ヌイトがまたがっている獅子は自我(エゴ)の象徴。左手に獅子を従える手綱を持ち右手に聖杯を掲げている。女神ヌイトとは、大地の母イシスがその存在を越えて天空の母ヌイトに変容した姿。カードに描かれるその裸の姿は情熱的で、自分の感じるままに在る姿であり、無上の喜びに仰け反る姿で示されている。恍惚でもある。束縛されていた心が解き放たれて、自由になった―――獣の頭は、人間が持つ七つの欲望。邪悪さ、蓄財、無分別、野心、情欲、欺き、幻想の追求を示しているという。自分以外の何者かになろうとする欲望。その自我/エゴに主導権を握らせることなく、ヌイトは手綱を引き従えている。聖杯は霊性を。手綱は獣性を示す。自分の中にあるエゴ/欲望に身を委ねるのか、それとも、聖杯の方向へと進むのか。どちらにするのかをカードは問いている。本来の自分を発見すること。行くと決めたなら、進むこと。自分のスピリットの道へと―――限りなく情熱的に。それは未知への冒険であり、変容の道。。。2 THE Priestess王女は台座を降りる。与えられた世界(植えつけられてきた潜在意識や常識、誤解や依存)から、自分の足で立つことへ。未知の世界(自分の創造する世界、自己への探究の旅)へと。勇気を持って。犠牲ではなく、自分の意志での選択を。想像の世界から、行動を起こす勇気を。思考に迷わず、自分の感覚を頼りにして。