#5

 

【変化】 自由  革新 多彩 機知 冒険 刺激 破壊 

五芒星。火星。家族。受け入れ。柔軟性。頑固さ。不動。変化を嫌う。

 

 

 

 

 14 Art 、 5 Hierophant

 

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14 Art

 

14 Art は錬金術。異なる相反するものを統合することで生まれる爆発的な力。化学反応。

それは不老不死の力のエネルギーと言われる。

13 Death で不要なものを手放し、14へ入る。

 

合わさった力はその者を大きく成長させ、そのステージも上がることになる。

物事を俯瞰して見ることが出来るようになったその人は、既に人を育てる力も身に着けた。

大きな力を手にした者は、何かを養い、育てことが出来る。

 

 

二つの顔、松かさと聖杯は女性性と男性性の統合を示している。

両性具有の人物が表すのは、二極の統合と、エゴとスピリットの統合、折り合い。

 

 

――私は私のエゴ(自我・思考)に気付いている。

もはや私は、エゴに自分を明け渡さない。一体何度、どのくらいの間、このエゴに苦しめられてきただろう。

けれども、そのエゴも私を守ってきたものだ。そのエゴも私である。その一つ一つのエゴが確かに私であった。

エゴを認めながら、それを時に満たしながら、けれど切る必要もある。

そうして折り合いをつけるのだ。

私は私の軸に立っている。

 

 

そして、もう一回り大きな探究へと。高位な領域へと進もう。

その未知の世界へ。この現実(思考の枠)を越えて。

 

 

 

5 Hierophant

 

 

 

 

私は釘に打たれている。

その固定観念に囚われている。

それが固定観念であることにやっと気付いている。

 

けれども、

この世界に生きる限りその常識はあって当たり前である。

例えそれが、死んだ仮面をつけることになることであっても。

 

けれども、その常識を知ったうえで、今、私はその常識を越える必要がある所に立っている。

 

仮面を脱ぐ必要がある。

この固定観念を越える必要がある。

 

何故なら知ったからだ。

それが私たちの幻想であり、実体ではないことを。

その幻想こそが現実(思考)を作っていることを。

 

仮面を脱ぐにはきっと時間が掛かるだろう。

何故なら、私は痛みと共にやってきた。

この仮面を脱ぎきるには、その痛みを弔わねばならないから。

 

仮面を脱いだなら、

この現実(思考)を越えて、その窓の向こうへときっと行けるのだろう。