私たちは自然災害の多い国に住んでいます。
そこで暮らし、自然災害と共生してきた歴史があります。

降り続く雨は地中に吸収され、地下水となることで一定量ずつ
湧き出し、私たちの喉を潤します。
その量をはるかに超えた雨による川の氾濫は、奇しくも土地を肥やし、
農作に向くようになりました。

ただし、そのために家は低地を避けるよう高台にあったり、
崖そばや谷底に近い位置には設置されてきませんでした。
いえ、昔はあったかもしれませんが、災害でなくなってしまっただけかもしれません。

ただ、住みやすさなどを追及していった結果、
平坦なところに住み。
下流域だからこその集めやすい水を使い
農作を行うようになっていきます。

高台から低地へ向かい耕作を行っていた理由は、
徐々に忘れられていきます。

交通網も山間を通る道よりも平坦な道が好まれます。
当たり前です。そのほうが楽だから。

近代、起こりうる想定をして災害対策をしている所がふぇています。
でも、それは想定でしかありませんし、過去の被害状況すら不明で
対策をしているという場所があるのも実情です。
(いまだに何の対策をしていない場所もありますが…。)

東日本大震災をはじめとした各地(阪神淡路、新潟、その他を含む)の大震災、
各種豪雨災害や干ばつ、そして台風災害や火山の噴火…。
もちろん今起きている新型感染症(要は厄病)の件も。

すべて、私たちは共生していかなければなりません。

防災や予防には限度があります。

大事なのは、起きた後のことを考えて、普段から備えておくことです。

上(国や自治体)が守ってくれるなんて甘ったるいイメージではいけません。

大事なことをひた隠しにしてのちに大きな問題を起こす可能性が高くなります。

原発は、自民党が国策として進めたものですが、
今もまだ大事なこと(核廃棄物の扱い)を先送りにしています。
責任を取らないためには、隠す、押し付ける、先送りするが定番ですから。

当時の菅首相は、震災の翌日に原発に駆け付けました。
これは、東京電力の本店が隠しに走った事実を飛び越えるための選択だと思います。
ただし、一国の長としてリスクのあることをしたな、と思うと同時に、
一国の長として責任があると判断をしたのかとも思います。

さて、現在の厄病に対して、一国の長は、いつ、自分の責任で動き出すのでしょうか。
対策会議の内容は隠す、判断を専門家や一般国人にまで押し付ける、
ここ1~2週間が瀬戸際といいつつ、さらに10日上乗せして先送り。

※収束させるには、感染の広がりが止まってから潜伏期間と言われている
 10~14日必要ですが、感染の広がりを止めるためにはその10~14日前に
 移動制限を含む緊急事態を敷かなくてはならないはずです(簡単な足し算ですよね(笑))。
 この移動制限、自粛では抑えられないってことわかってるのかな?

この際、今は役に立たないお上のことは放置しましょう(笑)。

普段から、災害が起きたらどうするかを考えましょう。
普段から、政府発表や報道やネットに、真実かどうかを問うようにしましょう。
普段から、何を守るのが優先度が高いのかを考えましょう。

起きてしまったことは変えられません。
しかし、教訓にして生かすことはできます。

ともに、頑張ろう。
足の引っ張り合いをせずに、頑張ろう。