バイリンガル子育て〜子供ができる前[2]で、結婚前に日本とアメリカの3つの小学校で、日本語・英語のバイリンガルの子供たちの言語状況の調査をしたと書きましたが、3番目に行った小学校は(当時の地元)ボストン近郊にある小学校でした。

 

この学校は、ハーバード大学の医学部のキャンパスが近いため、日本人研究者のお子さんが多く、ほとんどが短期滞在家庭のお子さんでした。

ここで一番思い出に残っているのが、日本人のお母さんたちが一生懸命、学校のイベントに参加していたこと。特に寄付金集め(fundraising) のためのバザーでは日本人のお母さんたちの才能が光っていました。

中でも、忘れられないのが、MITにご主人が所属していた奥さんが作ったパウンドケーキ。それぞれの材料の粉や水分や色の分量を微調整して、流し込むと重い具材が下に沈み、軽い材料の生地が上に上がるため、出来上がってから切ると、あらフシギ、ボストンの景色のような断面になっていたのでした。

金太郎あめとかデコ寿司と同じコンセプトなのだと思いますが、あまりのクオリティの高さと、そのお母さんの淡々とした説明(生地の色によって材料を調整して重さを変えるとこうなるんです、、みたいな)に感動しまくりました。

私は自分の仕事が忙しくても、子供の行事には美味しい食べ物や可愛い小物を作って持っていくようにしています。

それはきっと、この時に見た日本人のお母さんたちの活躍に感動したからなんだと思います。

 

バイリンガル子育て〜子供ができる前[1]

バイリンガル子育て〜子供ができる前[2]

バイリンガル子育て〜子供ができる前[3]

バイリンガル子育て〜子供ができる前[4]

 

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