2012年夏、リージョナルスタイル加盟希望で、ある企業から連絡をいただきました。


リージョナルスタイルの事務局が東京にあるのと、
役員が全国各地の地方に旅に出ていることが多いため(笑)、
そういったお問合わせのほとんどは東京でお受けしています。

 

わざわざ三重県から東京にお越しになって、熱心に話を聞いて帰られたとのこと。
一度、役員が三重県に行って、きちんとお話したほうがいいのではないかと、
対応した事務スタッフからの情報が入りました。

 

三重県・・・、初めて行くし、なかなか行く機会ないし行ってみたい。

 

でも、マーケットはあるんだろうか。


リクルートのときも人材サービスの拠点があった記憶がないし、
あらかじめ、ビジネスが難しいかもしれないこともお伝えすべきかも。

 

そんな事を思いながら、初めての近鉄に乗りました。

 

 

車中で事前の情報共有をします。

 

植田「なんて社名の企業さんなんですか?」

 

丸山さん「アーリーバードさん、はいこれ(資料を手渡す)」

 

高岡さん「アーリーバード、速い鳥?ツバメはSwallowですよねー」

 

丸山さん「何なんやろな~、なんかことわざちゃうか?」

 

植田「ググります。あ・・・」

 

丸山さん、高岡さん「何?」

 

植田「多分、ごっつい早起きする人ですよ。。」

 

丸山さん、高岡さん「なんで?」

 

植田「だって書いてありますもん」

 

The early bird catches the worm.
早起きの鳥は虫をつかまえる

 

植田「日本で言うところの、早起きは三文の徳ですって」

 

丸山さん「おぉ・・・、それ社名にしはったんか。。」

 

高岡さん「気合入ってそう。。」

 

3人「・・・」

 

三重県、津市で電車を降りると、アーリーバードの三田さんがお迎えに来てくれていました。

 

植田「・・・や、優しそうですよ(小声)」

 

丸山さん「せやな」

 

ワゴンに乗り込んで三重大学に向かいます。なぜ三重大学?


三田さんに聞くと、三重大学と協力して事業を運営しているため、
オフィスが大学敷地内にあるとのことです。

・・・いろいろびっくりしました。

 

大学職員の方々にご挨拶をしながら進み、オフィスにお邪魔します。
三田さん、伊藤さん、中井さんにお話をお聞きしました。

 

当然ですが、最初のラポールは、

「あの、いつも何時に起きられているんですか?」

です(笑)

 

驚いたのはその返答です。

 

三田さん「だいたい4時ですね( ー`дー´)キリッ」

 

3人「はっっや!!」

 

 

これで加盟いただくことが決まったと言っても、あながち嘘ではありません(笑)
加えて三田さん、京都大学ご出身(おお~かみさま顧問と一緒!)で、
新卒入社でリクルートコスモスにご入社されたとのこと。

 

ええいろいろ親近感わきます、わたし三流私大ですけど。

 

・・・

 

そのあと、伊勢市にあるアーリーバード本社にもお伺いします。
部品工場を改装してオフィスにされていてカッコイイです。

 

わたし、世間と資金が許せば、本当はこんなオフィスがいいです。海辺で。
天気が良ければ、自慢のクルーザーで海に出て。
釣って帰った魚介でシーフードバーベキューなんてのも最高ですね!

 

・・・あ、妄想が過ぎました、申し訳ありませんm(_ _)m

 

という訳で役員3人、ほぼ即決でした。


名古屋への帰りの近鉄で、ちょっとだけ心配だったのは、
三重県で本当にこのサービスが成り立つのか、ということ。

 

・・・それも杞憂でした。

 

2012年10月、身内ばかりで運営していたリージョナルスタイルに新風が吹き込まれ、
私たちの考えやサービスをちゃんと体系化しないといけないと、
一層、意識させることになりました。

 

つづく

 

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おはようございます。

今日は普通のブログです。

面談ルームを綺麗にしました(`・ω・´)シャキーン

 

1年ほど前から、

「AIが進化することによってなくなる仕事」

というニュースが随分増えました。

 

わたし思うんです。

マスコミってネガティブなニュースが好きなんだな。

無意味に恐怖を煽るんだな、と。

観るほうも割りとそういうの好きなんだなと(笑)

 

無くなる仕事は沢山あるでしょう。

銀行員、監査法人のレポート担当、スポーツの審判、レジ係・・・

 

でも、これまでにもなくなった仕事が沢山あったのご存知ですか。

わざわざニュースでまとめられないだけで。

 

いつの時代も技術進化によって無くなる仕事はあります。

でも、同じく技術進化によって新たに出来る仕事があります。

あるものが無くなるだろうというのは容易に想像できますが、

今ないものが出来るのを想像するのは難しいんです。

 

20年前にユーチューバーという仕事を誰が想像したでしょうか。

ブロガーもアフィリエイターも。

 

せっかくだから、まだ見ぬ仕事を創り出す側になるよう頑張りましょう。

おじさんが頑張って若い人たちに無限の可能性を見せてあげたいものです。

サクッとデジタルネイティブのティーンに抜かれると思いますが(笑)

 

そんな未来は明るいと、わたしは思います。

 

ほな テキトー2

 

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それぞれが新規の拠点展開を進め、いつの間にかサービス拠点は14拠点になり、
リージョナルスタイル全メンバーは70人近くにまで増えていました。

 

(東京往復の道、天気が良かった日の1枚です)

 

わたしたちは当時、事業を上手く運営していくことに集中していました。
とにかく事業を前に前に、収益化しながら進めることが最優先です。
この時に気がついたのですが、ほとんどが営業経験者なので、
事業を収益化するために頑張るのは割と得意なのかもしれません。
しかし同時に、システムやWebがとても苦手だということも再認識します。

 

必要だとわかっていてもなかなか勉強する気にはなれませんでしたが、
各地のサービスが軌道に乗り始めたこの頃、やっと重い腰を上げて、
システムとWebの開発に着手することにしました。

加盟企業のなかには新規ビジネスに挑戦するところも出始めました。

 

いろんなことが順調に進んでいました。

 

・・・ように見えました。

 

・・・


・・・何かが足りないんです。

 

リージョナルスタイルに集ったこのメンバーの軸になる何か。

いや違う、会社経営をしていく上での自信でしょうか。

 

何かちょっと不自然さ、自信のなさを感じるこんなとき、

会社経営の中で、こんな局面を乗り切るためどうすべきか、
すごく気になり始めていた頃でした。

 

このモヤモヤを解消するため、勉強になると聞けばすぐに出かけました。

 

京都の神社仏閣を巡ったり、鹿児島の西郷南洲顕彰館、

知覧特攻平和会館にも行きました。

どこに行っても多くの刺激を受けましたが、

わたしが一番印象に残っているのは、近江商人の里です。

その時に聞いた「三方よし」という言葉は衝撃でした。

 

近江商人の格言「三方よし」
これは、売り手よし、買い手よし、世間によしを表していて、
売り手と買い手だけが良くても、世間に迷惑を掛けたり、
道徳心を持って商いしないとダメよということです。

この格言からは、商売人としての徹底した誠実さを感じます。

 

(近江商人の里です)

 

 

近江商人「三方よし」について、詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.sanpo-yoshi.net/about/concept.html

 

また、リージョナルスタイルの加盟企業経営者の多くは、
京セラ創業者の稲盛和夫さんが作られた盛和塾にお世話になっています。

ここでの教えも、よく社長会で共有され、とても大切なインプットです。

 

(出張先での社長会。数少ないカメラ目線の1枚です)

 

こんなインプットをしながら、少しずつモヤが晴れてきたのか、

2012年夏も終わりに近づいた頃、新しい出会いの予感がしてきました。

 

つづく

 

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2009年9月、リーマンショック直後にリージョナルスタイルを立ち上げ、
2011年3月、東日本大震災があり、いつもリスクを強く意識した経営モードでした。

 

そのためか、全国で早くサービスを展開しネームバリューをあげよう、というよりは、
加盟企業のそれぞれが生き残っていくために必死でもがいた時期だったのだと思います。


各社が1つずつのサービス拠点から、一気に拠点を増やした時期があるのも、
こうした背景があるのだと思います。

当初、東京、北海道、広島、熊本、新潟、静岡という6拠点だったところから、
約1年の間に、宮城、福島、栃木、岡山、福岡、長野を展開します。


それぞれの展開に合わせて、恒例の飛び込み訪問を実施するのですが、
長野に集まったメンバーの数を見て、本当にびっくりしました。
50人ぐらいいたんじゃないでしょうか。

 

(長野拠点にRS加盟企業のメンバーで駆けつけたときのお祝いの席です)

 

わたしたちは、リージョナルスタイル加盟企業のスタッフが総勢何人なのか、
いつも正確な人数を把握できないでいます(笑)
というのも、加盟各社はそれぞれの事業計画に基づいて採用活動をします。
ですので誰がいつどこの加盟企業で増えているかわからないのです。


あまりに色んな所で仲間が増えていくので、当時は2ヶ月に1回の共有会で
「新人さん紹介コーナー」を常設したぐらいです。

 

仲間になる人というのは、何といいましょうか、強烈な個性を持った人が多く(笑)、
こういうのを「類は友を呼ぶ」って言うんだろうなと、いつも思います。


さて、集まればこんなに人数がいるのですが、各社ごとに見るとほとんどは零細企業です。
そこに、社長がいて、マネジャー、リーダー、コンサル、スタッフがいます。
まぁ、マネジャーがいる会社は多くないのですが。

 

少ない人数で経営していると、おのずと視野が狭くなります。
また、大企業では当たり前の同期入社もいませんし、ライバルもいません。
こういった環境で働くことに慣れてしまうと、個々の成長がスローペースになり、
やがては達成感や やりがいを感じられなくなってしまうのです。

 

この頃から、各社の経営は自由度を保ちながら、
リージョナルスタイル全体で取り組んでいくことを増やすことにしました。

 

設立のタイミングから行なっている、KCDF(面談トレーニング)、共有会に加え、
全社コンサルタントのランキング、各社トピックス、業績を週報で共有します。
KCDFも初級コース、中級コースにクラス分けし、
力量に合わせてトレーニングメニューを開発してもらいました。

 

しかしこれではまだ担保できないものがあります。


わたしたちが当時一番気になっていたのは「リーダーシップ」です。


こればかりは大きな組織で体系的に経験しないと、

なかなか身につかないのではないかと思いました。
しかし、こういったことをしっかり出来るようにならないと、

組織として未熟なままに終わってしまいます。


このとき、ふといいアイディアを思いつきました。

 

・・・そうだ!

社長たちがやっているように、リーダーを集めて森で会議をしよう。

 

早速、役員で話し合って森の会議のプログラムを作成しました。
もちろん、ファシリテーターは役員で分担をして進行します。


各社からリーダーを選出してもらって、八ヶ岳の森に集合しました。

 

(朝もやが立ち込める神秘的な景色です)

 

さぁ、ここから2泊3日。

全国から集ったリーダー同士の親睦と、リーダーシップの研鑽が始まります。

 

 

 

・・・はずだったのですが、

初回のリーダー森の会議は、自炊のための食材を買いすぎ、夜飲み過ぎ、
リーダーたちが仲良くなっただけで終わりました(笑)

 

つづく

 

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結局、圭介は、高岡さんに

 

「仙台じゃなければどこでもいいんですけど、どこが良いですかね?」

 

と聞き、

 

「やっぱりそれは静岡でしょ、暖かいし」

 

という、訳がわかるようなわからないようなやり取りで、
静岡で男3人、落下傘部隊で2011年2月にリンク・アンビションを創業しました。

 

彼らはリクルートで人材系事業に長く関わった人が少なかったので、
会社設立前後に、既存加盟企業に武者修行に行って勉強していました。
わたしも人のことをとやかく言える状態ではなかったのですが、
それでも、そのときの彼らの無知さに驚愕したのを覚えています(笑)

 

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ちょっとだけ整理しておきますと、ここまでに登場した
リージョナルスタイル(RS)および加盟企業は下記のようになっています。

 

リージョナルスタイル
https://www.regional.co.jp/
クライス&カンパニー
https://www.kandc.com/
リージョナルキャリア北海道、宮城(リージョンズ)
https://rs-hokkaido.net/
https://rs-miyagi.net/
リージョナルキャリア広島(ライフサイズ)
https://rs-hiroshima.net/
リージョナルキャリア熊本(パーソナル・マネジメント)
https://rs-kumamoto.net/
リージョナルキャリア新潟(エンリージョン)
https://rs-niigata.net/
リージョナルキャリア静岡(リンク・アンビション)
https://rs-shizuoka.net/

 

ちなみにですが、新規加盟企業さまも募集中です。
https://www.regional.co.jp/join/
-----------------------------

 

圭介の加入により、月に1回の社長会が一気にそれっぽくなってきました。


日々の経営課題の相談やノウハウの共有、業績をどのように作るか、
メンバーとの接し方や会社行事はどう組み立てるか。
とにかく一度集まると話が尽きることはありません。
いまだにそうですが、この頃から熱気ムンムンの場です。
こういった経営者にとって相談できる場があるのが、
実はリージョナルスタイルの一番いいところかもしれません。

 

毎月のKCDF(面談トレーニング講座)もどんどん人が増え、
2部のコースを用意するようになってきます。
面談トレーニングをするまでは、人と話すなんて難しくないと思っていました。
でも、“ちゃんと聞く、ちゃんと話す”ことがいかに難しいか。
リージョナルのみんなは、いまでも七転八倒しながら、
ちょっとずつスキルの向上に取り組んでいます。
手前味噌ですが、相当真面目に取り組んでいる人たちだと思います。

 

そうそう、気が早いもので、キックオフパーティーだけは、
2010年からホテルの宴会場を借りて華やかに開催していました。

 

(2010年5月 第一ホテル東京にて)


以来ずっと、少しずつ大きな会場をお借りしながらキックオフを行なっています。
ここは、体力とコミュニケーション能力と宴会芸がモノをいう場です。
ライフサイズはいつしか、宴会担当となってしまいました(笑)

 

さて。
この6人が集まったところで、しばらくはこのまま基盤固めをしていく予定でした。
まだまだ、新規の加盟企業は表立って募集せず、知人に声を掛けながら、
少しずつ体制を整えていくことを考えていたのです。

 

そんな中、3月11日に東北で物凄く大きな地震がありました。

 

東日本大震災です。

 

西日本にいたわたしは、ネットニュースや動画を観て、
ただただ驚いているばかりでした。

 

当然、いくつかの事業展開エリアのサービスは停止し、
わたしたちの経営に関する考え方も大きく揺さぶられました。

 

様々な思いがありましたが、私たちにできるのは、
しっかり事業を継続し、まずはちゃんと納税すること。
それから、可能な限りの寄付や、被災地支援の活動をサポートすることです。

 

それらをやっていこうとする時に、頭から離れなかったのが、
「単一の拠点で事業経営することのリスク」です。

 

リージョナルスタイルのほとんどの加盟企業は、1社1拠点で事業を展開していました。

 

もし、その事業展開している場所が何かの理由で機能停止してしまったら。。。

 

この頃から、加盟各社が本社以外にもうひとつ、

サービス拠点を展開することを真剣に考え始めたのではないかと思います。

 

つづく

 

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江口さんの加盟から程なくして次の加盟企業が決まりました。

 

・・・というよりも、リージョナルに加盟をするために、
リクルートを退職して3人で起業するという無鉄砲者がいたのです(笑)

 

その男、渡辺圭介は、わたしたちが新潟で飛び込み訪問をしていた頃、
リクルート新潟支社でゼクシィのリーダーをしていたそうです。
風貌を知っている人は、このアンバランスにまず笑うはずです。


ラグビーで副主将として花園に出場し、ピーク時の体型は168cm、98kg、体脂肪12%、
100mを12秒かからずに走っていた彼は、熊のように毛皮を纏い、ザ男と言うほど髭も濃い。
その男がゼクシィのリーダー。しかも、アクセサリー担当だったそうです。

 

ちょうど新潟でわたしたちが飛び込み訪問の準備をしていたとき、
リクルートの仕事を終えて、彼は颯爽と2次会にやってきました。


見かけたことはありましたが、わたしは彼とちゃんと話すのは初めてでした。


そんな彼のコミュニケーションは独特で、何を聞いても次の一言が返ってきます。

 

「大丈夫っす」

 

 

・・・

 

間髪入れず食い気味でそう言うので、本当に大丈夫かどうかわからないけど、
彼がやりたいようにやらせてあげるしかありません(笑)

 

 

「会社立ち上げるの大変だよ」

 

 

「大丈夫っす」

 

 

「いきなり3人でやるの?まずは一人で始めるって手もあるよ」

 

 

「大丈夫っす」

 

 

「出身、仙台でしょ?もう高岡さんがやってるよ、どこでやるの?」

 

 

「どこでも大丈夫っす」

 

 

「お金あるの?」

 

 

「ちょっと足りないけど大丈夫っす」

 

 

・・・キリがないです(笑)

 

そんな、無茶苦茶な彼が6社目の加盟企業に加わり、2011年を迎えました。

 

この頃から、リージョナルスタイルでは急速に色んな取り組みを始めました。
何しろ、丸山さん以外はみんな(会社員としての)有料職業紹介サービス未経験者です。
日本トップレベルで、それぞれの地域に根づいたサービスを拡げたい、
そう考えていましたので、まだまだ課題だらけの状態でした。

 

外部講師(山田博さん)に依頼して、リージョナルスタイル加盟の全メンバーが
面談トレーニングを毎月行うようにしました。


各地域でサービスを展開する企業はそれぞれ小規模なところが多く、
その地域に閉じこもって仕事を続けると、だんだん視野が狭くなる心配があって、
2ヶ月に1回の共有会を東京で開催し、交流できるようにしました。

 

加盟企業の経営者は、事業に対する価値観を共有し互いに高め合えるよう、
毎月、社長会というMtgを実施し、年に2度は10時間以上のロングMtgを実施します。
それでも、そればかりでは内向的な組織になってしまう心配があって、
全く異業界の偉人に学ぼう!と様々な場所に学びに出かけています。

 


ニッカウイスキーの里(竹鶴さんに新文化立ち上げのノウハウを学びに)

 

松下幸之助歴史館

 

京セラ経営研究所


ま、まぁ、息抜きもします(笑)

 

ようやく、リーマンショックで先が見えない真っ暗な状態から、

ちょっとずつ、薄日が差し始めてきました。

 

つづく

 

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あけましておめでとうございます。

 

 

今年も宮島の三鬼大社に初詣に行ってきました。
おみくじにも今年の運勢にも、

「着実に準備を進め、日々しっかり仕事をせよ」と書かれていました。


年賀状をいくつかいただいた中に書かれていたコメントからは、
ブログやFBで生存確認をしてくれている旧友も多くいることを知り、
あらためてしっかりとメッセージを発信しようと思いました(*´ェ`*)

 

本年、おかげさまでライフサイズは設立10年を迎えます。


2007年6月に株式会社リクルートを退職し、営業代行会社として創業しました。
その営業品目の一つとして、リクルートの商品をそのまま扱わせてもらい、
2年ほど経って会社経営に少し慣れた頃に、縁あって有料職業紹介サービスを始めました。
以来8年、少しずつサービスを改良しながら歩んできましたが、
今ではこの事業の魅力にどっぷりとハマってしまい、
おかげさまで、楽しく勉強しながら日々を過ごさせていただいています。

 

と言いますのも、人生には様々な選択の瞬間がありますが、
一生を生きていく上で、切っても切り離せない選択が仕事に関するものだと思います。
今の日本では、長いビジネス人生の中で、転職を経験しない人のほうが少なくなるでしょう。


ほとんどの人が経験することになるであろう転職で、
間違った選択をしてしまうほど大きなリスクはありません。

 

過去の経験が活かせなかったり、現在のリターンが少なくなったり、
将来の成長機会が損なわれたりするのは避けなければいけません。
・・・が、その全てが上手くいく選択肢というものも、ほとんどないでしょう。
であれば自分の人生ですべき職業選択は何か、何を一番重視すべきか。

 

そんな大切な瞬間を扱う事業をさせてもらっているのです。

 

ただの若気の至りで、営業代行会社としてスタートした当社が、
たった10年で、こんなに重要な事業(サービス)をさせていただけていること、
とても感慨深いです。

 

今年は、この10年間で経験したことをちゃんと振り返り、
11年以降に引き継いでいく重要なことと、変化が必要になっていることを整理し、
力強く、新たなステージに駆け上がっていこうと決意しています。

 

みなさま、本年も宜しくお願い申しあげます。

 

ほな テキトー2

 

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2010年10月・・・


江口さんの加盟で、会社設立から1年で早くも5拠点を展開するサービスになりました。
リージョナルスタイル設立のときには想像していなかったスピードです。
(わたしはですよ。丸山さんと高岡さんは想像していたかもしれません)

 

誤解を恐れずに書きますと、このときリージョナルスタイルにいる経営者で、
いろんなことを経験し、ちゃんとしているのは丸山さんだけでした。
あとは経営者として、高岡さん3年目、桝永さん4年目、植田4年目、江口さん1年目・・・
何かあったらどうするんだろう、こんなアクセルばかりの組織。
冗談抜きで、ときにはハンドル操作すら怪しい雰囲気が漂っています(笑)
誰が冷静にハンドル操作してブレーキを踏めるんだろうか。

 

そんな不安もあって、役員3人で話をしていました。


そんなとき、ちょうどタイムリーな情報を耳にします。

 

あの、かみさまが。

 

採用のかみさまでi-Company初代校長の小畑さんがリクルートを離れられると。

 

その小畑さんに顧問をお願いすることにしました。


顧問に就任いただいて、ブレーキを踏んでいただいたかはわかりませんが(笑)、
いつもわたしたちに新たな示唆を与えてくださっています( ー`дー´)キリッ

 

・・・

 

ここでちょっとだけ時計の針を巻き戻しまして。
リージョナルスタイルで、新規加盟の際に取り組んでいることのご紹介をします。


今はもう大所帯になってしまったので、全メンバーでというわけにはいきませんが、
新たな地域でサービスを展開するときには飛び込み訪問をします。
※突然の訪問をしました企業様、ご迷惑をお掛けし大変申し訳ございませんm(_ _)m

 

熊本のサービスをスタートするとき、忘れもしません、
当時、全メンバーの丸山さん、高岡さん、桝永さん、植田、
ヘルプで桝永さんの後輩(名前出していいかわからないので)の
5人で街中の企業様に飛び込み訪問しました。

 

直前までリクルートで営業をしていた高岡さん以下のメンバーは抵抗なかったのですが、
丸山さんもメンバーに入れていたのをすっかり忘れていました(笑)

 

 

 

「おれ、17年ぶりや。。。」

 

ボソッと呟いた丸山さんのセリフがおかしくてたまりませんでした。

 

もちろん、このセリフを聞いた上で、しっかりと飛び込み訪問をしてもらったのですが、

夕方、桝永さんのオフィスに再び集まったときのセリフ、、、

 

 

 

「何度も心が折れそうになった」

 

狙って言ってます?面白くてたまりません。
パイセン、冗談はやめてください。

 

 

江口さんが新潟でサービスを開始するときにも全員で駆けつけました。


わたくしごとですが、このとき初めて新潟の地を踏みました。

 

みんな、このとき江口さんの鬼っぷりを初めて知ることになります。

 

渡された企業様の数を見たときの感想、

(当時の記録が動画しかなかったので、切り抜きです)

 

・・・これ、1日で訪問できる数ですか?

新潟初めてなんですわたし。しかも今日、雨降ってます。
多分、一度でも迷ったら無理な数ですよね、ね?

 

さすが、垂直に事業を立ち上げる男です。

 

わたしたちはこの新潟を訪問したとき、衝撃の出会いをすることになります。

 

リージョナル永遠のマスコットこと、
のちに6人目の加盟企業社長になる、渡辺圭介との出会いです。

 

つづく

 

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リージョナルスタイルが創業時から続けていることは、
各地域のサービス拠点を全て別法人にしていることです。
リージョナルスタイルと各地域の法人に資本関係はなく、
地域サービス企業がリージョナルスタイルに加盟するという、
いわばフランチャイズのような方式をとっています。

 

なぜこのような方式をとっているか。

 

これには、高岡さんのリクルートでの経験が強く影響しています。
当時、高岡さんは全国20数拠点展開する事業を部長としてマネジメントしていました。
当時、20数拠点を支店としてワンマネジメントするのは、
個別のマーケット事情やマネジャーの強みを活かすのに適さないと感じたそうです。


そんな背景もあった上に、リージョナルスタイルを設立したときには、
すでにそれぞれが会社を設立していたものですから、
今のような組織形態が出来る下地があったのです。

 

(このころの社長会の風景)

 

・・・ようやくリージョナルスタイルの取締役会が機能し始めた頃、
いつものように役員3人で会議の後、食事をしていました。


そこで、高岡さんのリクルート時代の部下 江口さんに電話をしたのです。
高岡さんはたまにコンタクトをとっていて、
もしかしたら東京にいるかも、という軽いノリでした。

 

そんな軽いノリでしたけれども、
たまたま彼は私達が食事をしていたすぐそばのホテルに宿泊していました。
電話をかけたほうもかけられたほうもびっくりです!

 

正直な話ですが、私たちはサービス拠点を急拡大するつもりはなく、
志同じく頑張れそうな方がいたらお声がけしようと思っていました。
当然、軽いノリで呼んだ江口さんが食事の場に現われても、詳しい話はしません。
楽しく食べて飲んで歌って、ほなまた!とお別れしました。

(あ、歌わなかったかな)

 

・・・

 

話は飛びますがそのころは、それぞれのサービスサイト(サイトカラー)はバラバラです。
リージョンズ(高岡さん)→リージョンズキャリア(オレンジ)
ライフサイズ(植田)→ライフサイズキャリア(赤)
パーソナル・マネジメント(桝永さん)→パーソナルキャリア(緑)

これらをリージョナルキャリア●●として統一する開発をしていました。


これがそろそろ完成しそう、となったときに、そろそろ誰か
新たな拠点を展開してくれる人を探そうということになったのです。

 

その時に最初に顔が浮かんだのは江口さんでした。
・・・この間、一緒に食事をした時に気合入ってたしな。。(笑)


またもや別の日だったので、彼に電話すると、また東京にいました!


もうここまで来ると、私達の方は勝手に縁を感じていました。

 

高岡さんがアポイントを取って簡単に説明し(そのあとすぐに別のアポで離席し)、
丸山さんが事業の背景にある志を語り(そのあとすぐに別のアポで離席し)、
かつて同じ事業部にいたとはいえ、拠点が違うのでほぼ初対面のわたしと江口さん。

 

植田「どうする?」

 

江口さん「あ、はい。やります!」

 

植田「まじで?勤めてる会社どうするの??」

 

江口さん「ちゃんと説明して起業します!」

 

植田「え~~~~!」(・・・あほやでこの人。笑)

 

そうなんです、この頃彼はまだ、会社員でした。
会社にも家族にもちゃんと説明をして、味方になってもらった上で起業すると。
出来るんか~、そんなこと。

 

江口さんと別れたあと、丸山さんと高岡さんにそれぞれ電話したら、、、
ふたりとも仰天していました(説明したのあなた達でしょ。笑)

 

リージョナル号という小さな舟が、それまで停泊していた港から、
いよいよ外海にちょっとだけ出た瞬間でした。

 

つづく

 

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株式会社Xのままではさすがに活動しにくく。
登記するにあたり、ちゃんと社名を決めようと、
丸山さん、高岡さんと3人で複数の案を持ち寄りました。

 

この活動に込められた想いを整理しながら、慎重に絞り込んでいきます。


2009年当時は、地方創生の大きな動きもなく、
Uターン転職やIターン転職には、どことなく良い印象はなかったように思います。

 

また、ローカルという単語には田舎な印象があって、
この単語が入った社名は避けたいと思っていました。

 

高岡さんの会社名がリージョンズということもあり、
その語源のリージョナルを使いたいということだけはすぐに決まります。
スタイルの部分は、●●スタイルという呼び方が、
「活動によって得た生活・人生」ということを表すのにぴったりだと感じ、
組み合わせてリージョナルスタイルという名称に決定しました。

 

まだ全く流行っている感じはしていませんが(笑)、
Uターン・Iターン転職ではなく、リージョナル転職という名称を、
私達の活動がメジャーになることによって流行らせたいと思っています。

 

もともとUターン・Iターン転職のマーケットは、
世の中の景気が悪くなると、人材系大手企業が地方から事業撤退し、
そして景気が良くなると再進出をするという、
そんなことを繰り返してきたマーケットだという印象があります。


わたしは、実際にリクルート中国支社で営業活動を10年経験して、
この地域の企業経営者に、いつもそうお叱りを受けてきました。
だからこそ、このマーケットでサービスを始める時に、
一度サービスを始めたら、景気やトレンド関係なく、
意地でも根を張って続けないといけないのです。

 

今、日本が人口減少を背景に、国を挙げて地方創生を叫んでいます。
それによって私達のサービスが脚光を浴びることもあって嬉しいですが、
このブームに関係なく骨太なサービスを続けていきたいです。

 

実は、リージョナルスタイルの最初の4社の加盟から、
次の5社目の加盟まで、1年以上の期間があいています。


この期間に、私達は理念をより強く明確にし、
ずっと使い続けられるコーポレートアイデンティティを考えていました。

 

丸山さんの発案のもと、山田博さんの監修で、
最初の加盟4社での経営会議は、
「地に足をつけて湧き立ってくる想いを感じる」を実践するため、


・・・大真面目に“森で”会議をしました。

 

人間がコンクリートに囲まれて、文明の機器を使って生活するようになって
まだほんの数十年しか経っていない。
人間の歴史を考えると、森のなかで自然に囲まれて生きてきた期間のほうが圧倒的に長い。
長期的に大切な決断をするには、それら今の環境を手放して、
森のなかで行うほうが理にかなっている、と。

 

森で会議をするなんて当時はまだ珍しかったのではないでしょうか。

 

(森の会議のためスーツで駆けつける高岡さん)

(森に入る準備完了の丸山さん)

 

そこで経営ビジョンを決めました。

 

「暮らしたいところで思い切り働く」社会を作り
人類との幸福と地域の成長に貢献する

https://www.regional.co.jp/profile/


それ以来、リージョナルスタイルでは、

毎年必ず、加盟企業の経営者全員で、森の会議を行なっています。

 

社名の由来は上に書いた通りですが、ロゴマークにも意味があります。
リージョナルスタイルのロゴマーク、横線の数は、実は47本あります。
真ん中の太い線が東京で、細く短い線が地方都市を表しているのです。

(ロゴが決まったときのCI説明書より)

 

考えが間違っていなければ、きっと生き延びていけるはずと、
自分に言い聞かせながら、ちょっとずつ前に進んでいました。

 

つづく

 

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