江口さんの加盟から程なくして次の加盟企業が決まりました。
・・・というよりも、リージョナルに加盟をするために、
リクルートを退職して3人で起業するという無鉄砲者がいたのです(笑)
その男、渡辺圭介は、わたしたちが新潟で飛び込み訪問をしていた頃、
リクルート新潟支社でゼクシィのリーダーをしていたそうです。
風貌を知っている人は、このアンバランスにまず笑うはずです。
ラグビーで副主将として花園に出場し、ピーク時の体型は168cm、98kg、体脂肪12%、
100mを12秒かからずに走っていた彼は、熊のように毛皮を纏い、ザ男と言うほど髭も濃い。
その男がゼクシィのリーダー。しかも、アクセサリー担当だったそうです。
ちょうど新潟でわたしたちが飛び込み訪問の準備をしていたとき、
リクルートの仕事を終えて、彼は颯爽と2次会にやってきました。
見かけたことはありましたが、わたしは彼とちゃんと話すのは初めてでした。
そんな彼のコミュニケーションは独特で、何を聞いても次の一言が返ってきます。
「大丈夫っす」
・・・
間髪入れず食い気味でそう言うので、本当に大丈夫かどうかわからないけど、
彼がやりたいようにやらせてあげるしかありません(笑)
「会社立ち上げるの大変だよ」
「大丈夫っす」
「いきなり3人でやるの?まずは一人で始めるって手もあるよ」
「大丈夫っす」
「出身、仙台でしょ?もう高岡さんがやってるよ、どこでやるの?」
「どこでも大丈夫っす」
「お金あるの?」
「ちょっと足りないけど大丈夫っす」
・・・キリがないです(笑)
そんな、無茶苦茶な彼が6社目の加盟企業に加わり、2011年を迎えました。
この頃から、リージョナルスタイルでは急速に色んな取り組みを始めました。
何しろ、丸山さん以外はみんな(会社員としての)有料職業紹介サービス未経験者です。
日本トップレベルで、それぞれの地域に根づいたサービスを拡げたい、
そう考えていましたので、まだまだ課題だらけの状態でした。
外部講師(山田博さん)に依頼して、リージョナルスタイル加盟の全メンバーが
面談トレーニングを毎月行うようにしました。
各地域でサービスを展開する企業はそれぞれ小規模なところが多く、
その地域に閉じこもって仕事を続けると、だんだん視野が狭くなる心配があって、
2ヶ月に1回の共有会を東京で開催し、交流できるようにしました。
加盟企業の経営者は、事業に対する価値観を共有し互いに高め合えるよう、
毎月、社長会というMtgを実施し、年に2度は10時間以上のロングMtgを実施します。
それでも、そればかりでは内向的な組織になってしまう心配があって、
全く異業界の偉人に学ぼう!と様々な場所に学びに出かけています。
ニッカウイスキーの里(竹鶴さんに新文化立ち上げのノウハウを学びに)
松下幸之助歴史館
京セラ経営研究所
ま、まぁ、息抜きもします(笑)
ようやく、リーマンショックで先が見えない真っ暗な状態から、
ちょっとずつ、薄日が差し始めてきました。
つづく
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