経過
去年の明日、一年前の19日
お兄ちゃんと初めて二人で出かけた日
大学のオープンキャンパスだったけど楽しかったなあ
お兄ちゃんは覚えてないだろうな
もうだめなのかな
自分で勝手に決めたのになんでだろう、女々しい
好きすぎたんだなあ
お兄ちゃんと初めて二人で出かけた日
大学のオープンキャンパスだったけど楽しかったなあ
お兄ちゃんは覚えてないだろうな
もうだめなのかな
自分で勝手に決めたのになんでだろう、女々しい
好きすぎたんだなあ
億劫
移動も一緒
話し掛けてもくる。
いつも通りのはずなのに。
避けられているわけではない。
私が遅れれば待ってくれる
いつものお兄ちゃん。
話題が見つからなくて
いつもより会話が少ないけど
確かに私の隣にいる。
でも時折見せる
ちくちくした言動
例のYちゃん。
嫌なところは直すからなんて
お兄ちゃんに言ったばかりなのに
子供なところが
全然直ってない。
そんなにYちゃんがいいならって
思ってる自分がいる。
ここで私が妬いても
何も変わらないのに。
ただただ
会話が減って
触れたいその手が
どんどん遠くなるだけ。
勇気を出して
お兄ちゃんの服の裾を掴んでも
振り払うことはしないけど
私の手をとることはなくて。
そのままお昼になった。
昨日私の隣にいた貴方は
今日は私の二つ前にいる。
Yちゃんを挟んで。
これが普段通りの席だけど
昨日はあった温もりが
今日は冷たい。
途中、
Yちゃんが飲み物を買いに出た時
一瞬視線を感じたけど
私は気付かないふりをして
豆テストの問題を確認していた。
今顔を見ても
何を言っていいのか
わからなかったから。
今顔を見たら
どうしようもないくらい
泣きそうだったから。
そのうちお昼休みも
残り少なくなって
痺れをきらした私は
焦る気持ちよりも
体が先に動いていた。
泣いて恥をかいても構わない
テストなんかどうでもいい
後ろから
思いきり抱き着いたら
お兄ちゃんはいつも通りの
ポーカーフェイスで。
私の心臓ばかりドキドキしていた。
ちょっとずるいとも思ったけど
今はこの心音が
お兄ちゃんに聞こえればいいのに
なんて
身勝手な願いをした。
私は
お兄ちゃんが大好きなんだよって
言わなくても伝わったら
どれくらい救われるんだろう。
顔は微動だにしないのに
少しは照れているのか
声に出しながら
テスト勉強をし始めたお兄ちゃんに
少し頬が緩んだ。
次の休憩時間に
お兄ちゃんの方から
私の席に来てくれた。
お兄ちゃんは何故か
私のペンケースを綺麗にして
休憩が終わってしまった。
ペンケースの中にある
恋愛成就のお守りに
お兄ちゃんは気付いたかな。
気付かれて突っ込まれても
何て言っていいのか
わからないけど。
今度、
考えておこう。
放課後は
いつものように
くだらない談笑ができて
少し安心した。
ちょっとだけ手も握ってくれた。
帰り際、
お兄ちゃんと友人の
「K兄は桃ちゃんを送っていくの?」
「そうだよ」
「彼氏じゃん(笑)」
なんて会話には驚いたけど。
すかさず「校門までね」と
言ってしまった自分に
少し後悔した。
帰り道が真逆なんだ、と
説明するお兄ちゃんに
同じ方向なら
一緒に帰ってくれたのかな
なんて
淡い期待をしながら。
あの肯定の言葉には
どんな意味があったんだろう。
校門に着いたのに
なかなか自転車に乗らないお兄ちゃんに
また期待をして
帰ってほしくない私は
必死に話題を探した。
ジャンプを話題にすると
なかなか終わらない立ち話に
ようやく区切りをつけて
ばいばいした。
さっきまで
話すことがなかったのに
別れる間際で
じりじりとお互いに
何かを思ってる。
今日言えなかった
新しい言葉
お兄ちゃんと同じ大学にいきたい
お兄ちゃんに嫌がられるのが
怖くて仕方がなくて
これから先も
まず言えないと思う。
いつか言っていいと許される日が
くるといいのに。
手、また繋いでもらえなかった。
明日こそ。
また明日
話し掛けてもくる。
いつも通りのはずなのに。
避けられているわけではない。
私が遅れれば待ってくれる
いつものお兄ちゃん。
話題が見つからなくて
いつもより会話が少ないけど
確かに私の隣にいる。
でも時折見せる
ちくちくした言動
例のYちゃん。
嫌なところは直すからなんて
お兄ちゃんに言ったばかりなのに
子供なところが
全然直ってない。
そんなにYちゃんがいいならって
思ってる自分がいる。
ここで私が妬いても
何も変わらないのに。
ただただ
会話が減って
触れたいその手が
どんどん遠くなるだけ。
勇気を出して
お兄ちゃんの服の裾を掴んでも
振り払うことはしないけど
私の手をとることはなくて。
そのままお昼になった。
昨日私の隣にいた貴方は
今日は私の二つ前にいる。
Yちゃんを挟んで。
これが普段通りの席だけど
昨日はあった温もりが
今日は冷たい。
途中、
Yちゃんが飲み物を買いに出た時
一瞬視線を感じたけど
私は気付かないふりをして
豆テストの問題を確認していた。
今顔を見ても
何を言っていいのか
わからなかったから。
今顔を見たら
どうしようもないくらい
泣きそうだったから。
そのうちお昼休みも
残り少なくなって
痺れをきらした私は
焦る気持ちよりも
体が先に動いていた。
泣いて恥をかいても構わない
テストなんかどうでもいい
後ろから
思いきり抱き着いたら
お兄ちゃんはいつも通りの
ポーカーフェイスで。
私の心臓ばかりドキドキしていた。
ちょっとずるいとも思ったけど
今はこの心音が
お兄ちゃんに聞こえればいいのに
なんて
身勝手な願いをした。
私は
お兄ちゃんが大好きなんだよって
言わなくても伝わったら
どれくらい救われるんだろう。
顔は微動だにしないのに
少しは照れているのか
声に出しながら
テスト勉強をし始めたお兄ちゃんに
少し頬が緩んだ。
次の休憩時間に
お兄ちゃんの方から
私の席に来てくれた。
お兄ちゃんは何故か
私のペンケースを綺麗にして
休憩が終わってしまった。
ペンケースの中にある
恋愛成就のお守りに
お兄ちゃんは気付いたかな。
気付かれて突っ込まれても
何て言っていいのか
わからないけど。
今度、
考えておこう。
放課後は
いつものように
くだらない談笑ができて
少し安心した。
ちょっとだけ手も握ってくれた。
帰り際、
お兄ちゃんと友人の
「K兄は桃ちゃんを送っていくの?」
「そうだよ」
「彼氏じゃん(笑)」
なんて会話には驚いたけど。
すかさず「校門までね」と
言ってしまった自分に
少し後悔した。
帰り道が真逆なんだ、と
説明するお兄ちゃんに
同じ方向なら
一緒に帰ってくれたのかな
なんて
淡い期待をしながら。
あの肯定の言葉には
どんな意味があったんだろう。
校門に着いたのに
なかなか自転車に乗らないお兄ちゃんに
また期待をして
帰ってほしくない私は
必死に話題を探した。
ジャンプを話題にすると
なかなか終わらない立ち話に
ようやく区切りをつけて
ばいばいした。
さっきまで
話すことがなかったのに
別れる間際で
じりじりとお互いに
何かを思ってる。
今日言えなかった
新しい言葉
お兄ちゃんと同じ大学にいきたい
お兄ちゃんに嫌がられるのが
怖くて仕方がなくて
これから先も
まず言えないと思う。
いつか言っていいと許される日が
くるといいのに。
手、また繋いでもらえなかった。
明日こそ。
また明日
