私のブログは、
約9年前に…
風邪すらひかない
超健康なサーファー旦那が
悪性脳腫瘍グレード４
神経膠芽腫を
発症した時からを書いています。
大切な人を亡くし…、
絶望感に襲われ、
「人生終わった」と感じ、
自死まで考えていた絶望未亡人が…
どうやって生きてきたのかを
赤裸々に綴っている…、
『３０代絶望未亡人
這い上がり物語』です。
初めから読んでくださる方はこちらから…
↓
３３歳旦那の病気、発症！
↓
病名が判明しました
↓
2歳と5歳のワンオペ育児をしながら…
↓
旦那の脳腫瘍が再発しました
↓
そして…
↓
旦那を失う前にも…
↓
これの続きです
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子ども達は…
はしゃいでいました
納棺の時に熱があった長女も、
夜にはすっかり元気になっていました。
広いお寺の敷地。
本堂は、体育館のように広くて…
床一面に朱色の絨毯が敷いてある。
そんな場所に、
いとこや親戚、
パパの知り合いや、
じいじにばあば、
学校の先生や幼稚園の先生まで…
娘たちの大好きな人たちが…
沢山集まってきてくれたのだから…
子ども達からしたら、
いつもと違う、
少しワクワクするような場だったに違いありません。
ただ、私には……、
パパのお通夜で、
無邪気にはしゃぐ娘の姿は…
複雑でした
泣いて悲しむ姿を見るのも
苦しかったと思いますが…
パパのお通夜での
娘たちの屈託のない笑顔は…
保護者として、
ただ1人遺された私としては…
不安と、
申し訳ない懺悔の気持ちしかありませんでした
「私は1人で、
この子達の、この笑顔を…
守っていけるのだろうか…」
「こんなに笑顔な子に、
苦しい思いをさせている私は…
ひどい親だ…」
「この先、
どう生きていけばいいのか」
子ども達の姿を見ながら、
ボーっと考えていました。
そして…
お通夜が始まり、
お経の声が聞こえてくると…
私は不思議な感覚に襲われました。
ここにいるのに、
いないような感覚。
椅子に座っているのに、
浮いているような感覚。
なんだかふわふわしているような…、
気が遠くなってしまいそうな…
なんだか変な感覚で過ごしていたのを覚えています
ぼーっとしながら、
お経が聴こえてくる方に目をやると…
そこには笑顔の旦那の写真が
遺影です
旦那の大きな遺影に向かって、
お経を読んでくださっている。
そして、
その旦那の遺影に向かって…、
見たことのある人たちが、
続々と、お焼香をして…
頭を下げて行かれる…
涙を流している方もいる…
だ…旦那〜！！！
これじゃああなたが、
本当に死んじゃったみたいになってるよーーー
なんなのこの状況…
夢なの…
現実なの
もう、わけわかんない
これが、
旦那のお通夜の時の、
私の頭の中の様子です
ふわふわしているし…、
人は沢山いるし…
受け入れ難いことが目の前で
行われているし…
でも母だから、
しっかりしていないとだし…
一応、喪主だから、
逃げられないし…
すぐ後ろにいる
両親には心配かけるような顔はしたくないし…
義母の目は気になるし…
もう、私の頭の中は、
めちゃくちゃでした
だからずっと…
ふわふわしたような感覚でした
な…なんで旦那は、
隣に居ないで、棺の中に居るんだ？？？
人って、あまりにもショックなことが起こると、
泣けないんですね。
叫べないんですね。
怒れないんですね。
自分が、
自分じゃないような感覚に、
なるみたいです
（私の場合は）
つづきます
