本人としては、いっしょうけんめいにやっていることや
やってきたことを
必死に積み上げてきた何かを
「それってムダだよね。」と言われたりすると
相当痛い思いをします。
もちろん伝える相手に合わせて
言い方や表現方法
シチュエーションを配慮するのは
情報を発信する側としてしなければならない義務みたいなもので
このバランスを崩したりすると
「あ~あ、今日は機嫌が良くない日なんだ。アンラッキーだなぁ。」みたいになってしまったりして
指摘している最も伝わって欲しいことの根っこから意識がそれていってしまったりします。
以前に企業側に立った求人支援というソリューションをしているときに
人が集まらなくて困っている企業さんに訪問し、社長さん(経営層の方々)、採用担当者さん、現在在籍されている社員さんなど延べ人数にすれば、1000人は軽々と超える方々からお話しを聞きました。
業種業態による外的な環境要因はそれぞれ異なるのですが
贅肉をそぎ落としていくと
鋼鉄の鎧を脱がしていくと
そこにポツンとあるものは
それほど違うものではなかったのです。
トップの方なら、自分の経営している会社
お勤めをされている人なら現在在籍されている職場の雰囲気を思い出してみてください。
実は、最近の節電のおかげで
残業しなくてもイイって
早く帰れるってことを
内心すごくウェルカムに思っていたりしませんか。
逆にそんな節電とか言ったって、結局のところ、朝早く来させられて、早く帰れるわけでもなく、拘束時間が長くなって迷惑だとか。
前者も後者も
いままで
何をものさしに
何を目標に
毎日仕事をしてきたのでしょうか。
何を生み出すことで
対価となるお給料をもらってきたのでしょうか。
さらに
こんな雰囲気にしている経営者は、管理職がいるとするのならアホです。
日本人は勤勉であるといわれています。
どれだけのアクシデントがあろうとも雇用関係にある会社などの組織にはできるかぎり出社しようとできるかぎり決められた出社時間にたどり着こうと努力をします。
これはこれですばらしいことなのですが
そこに行くこと
そこにいることで
目的が果たされているのではないのです。
「そこ」というのはいうまでもなく会社です。
残念ながら、目標到達地点ではなくて会社です。
こんな人が周りにいませんか。
やる気がある
性格も悪くない
アタマだって悪くはない
仕事の一つひとつはとっても丁寧
なおかつ
毎日朝早くから夜遅くまで会社にいる。
でも結果が伴わない。
結果が伴わないのだから、苦労しているというプロセスが見えていたにしても
評価がついてこない。
だから
いつも疲れている。
本人も周りの人も
「なんだかアンラッキーな生き方だよな。」なんて、口には出さないけど思っていたりする。
ここには大きな勘違いと環境の悪さがミックスされているのです。
みんな薄々は気がついているのだけれど
自分に跳ね返ってくるかもしれないと目をつむっている本質がそこにはあるのです。
そんな人たちは
一日の仕事が終わって
「ヘトヘトになった状態。」
すなわち
疲れたといういう状態になることを
仕事が充実している状態であると勘違いしているのです。
そう思い込むことによって
仕事をするフリをして自己満足、自分をなぐさめているだけといってもイイでしょう。
勤勉という重い足かせが
時間という切り口で
すべてをがんじがらめに縛り付けているのです。
時間というものさしが
そのものさし自体が
そのものさしの目盛りを読むことが
目的になってしまっているのです。
仕事の内容によっては
というよりは
働いている人すべての人がそうかもしれませんが
毎日達成感を得られない
変化が無い
感謝をされない
評価をされない
ような状態かもしれません。
だからといって
時間を垂れ流し
時間に疲れてしまうのは
やっぱり
ムダなのです。
わけもなく、拘束時間ばかり長いコミュニティには未来は無いでしょう。
会議やミーティングでも同じことです。
これは
企業規模の大小に関係がありません。
いまだからこそ
何かを変化させることにチカラを注ぎ、
ムダの
本質に
スポットを当てて
互いに保身するみたいな
さびしい雰囲気ではなくて
思い切って
それってムダじゃない?
それってムダだよねって
言うほうも
言われるほうも
前向きに
次のアクションにつながるような
もしかしたら
ブレーキを踏み込むチカラとなるような
ことを
するときだとも思います。
もう一度書きます。
一日の仕事が終わって
「ヘトヘトになった状態。」
すなわち
疲れたといういう状態になることを
仕事が充実している状態であると勘違いしてはいけないのです。
すべてのことには意味があって、理由があります。
ムダなことには
気づきやひらめきや
改善の素という
大切な意味を持たせなければ
ひたすら
もったいない
残念な状況でしかありません。
いま
何に
疲れていますか。
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