修学旅行
あらためて文字にしてみると
なんだか堅苦しいようなイメージを醸し出してしまったりしますが
「しゅうがくりょこう」という語感、響きは
それを経験してきた者たちにとっては
なんとも甘美で
ワクワクするような感覚が
なつかしさとともに
瞬時にそのころの思い出を連れてきてくれたりします。
娘が修学旅行に出発しました。
どうやら
イベントがあると熱が出たり、体調を崩すというのは
妻のDNAを受け継いでいるらしく(笑)
前日の夜まで、ひやひやしていましたが
そこは、ちゃんと帳尻を合わせるというぼくのDNAが発動して
ちょっと大きな荷物とともに名古屋方面に向かいました。
昨年までは、例年東北地方での実施だったのですが
とても残念なことに、震災の影響がこんなところにも顔を出します。
ある学校の理事長さんと話をしたときにも
「関西方面の修学旅行への振り替えが多くて、今年宿泊したところを来年キープすることが大変な状況で、来年再来年の予約も同時にしているような状況なんです。」
と口にされていました。
我が子をゆだねる親の立場とすれば
リスクヘッジ、危機管理、セーフティー・ファーストはありがたいですし
今回の判断は、適切であると理解、納得もしています。
ただし
この次に
誰が、どんな判断基準で
元に戻すことになるのでしょうか。
修学旅行というキーワード一つだけピックアップしただけでも
被災地の復旧・復興が、生やさしいことではないことが浮き彫りになってきます。
ずっと前にも書きましたが
復興のための増税は不可避です。
最近は、首都圏の駅でも復興のための募金活動がめっきり減りましたが
一回募金箱にお金を入れたことで
自分も復興に手を貸したと自己満足に浸って、自己完結している人が少なくないリアルが
継続的な募金=増税というロジックに拒絶反応を示しています。
もちろん、日本経済の現状を踏まえて、世界情勢を踏まえて
増税については、大いに議論を交わす必要はあります。
しかし
被災地に住む人たちの覚悟の強さと心を同じくして
心を一つにして
同じ日本に住む人たちが覚悟の強さを
カタチにしなければならないのです。
無駄の削減・排除は徹底的に実施することは、今回に限ったことではないのですが
この危機的状況をレバレッジにすれば
やりやすいとも言えます。
公務員宿舎の着工が再度凍結となりました。
世論の圧力に屈したとか
ブレたなど
さあ待ってました、ここぞとばかりに奇声を発する野党とマスコミ。
「そんなこと言ってないで、具体的な代替案を出せよ。」
「旧政権政党がやってきた失政のツケが表面化してるんじゃねえか。」
って思っている国民の声には、目も耳も塞いで。
総事業費105億円とも言われていますが、着工凍結で発生する違約金、損害賠償がおよそ40億円と試算されています。
何もカタチにならないのに40億円の支出。
同じ日に都心の千代田区、港区、中央区にある公務員宿舎16か所の廃止・売却もするとの方針が出ています。
ぼくらの住む杉並区にある方南町というところの公務員宿舎の着工について区長さんがインタビューに答えて言ってました。
「街として形成されてきたコミュニティは大切で、人が集まる環境が作られることに口出しはしない。とにかく住環境整備の一環が、政治の駆け引きに利用されているのは、いかながなものか。」
修学旅行のスケジュール表は
楽しさ満載の構成になっています。
一生に一度の中学三年生の修学旅行。
お土産話が
楽しみです。
This is HASHIMOTO☆QUALITY