日頃
自分の年齢について考えたりする機会はあまりないのですが
そうは言いつつも
運動をするという場面を通して
知らず知らずを装いつつも
実はきっちり検証しています。
今回
あるテレビドラマを観ることで
なんだか
すっかり
あらためて
いまの自分の年齢について
顔をあげて
周りをぐるぐる、キョロキョロと
観察するきっかけをもらったことが
不思議な感覚です。
そのテレビドラマは
メインの演出家さんが女性だったことを後で知って
なるほどなぁ
と。
セリフが
生々しいというか
リアルで
それを
離婚経験のある
元アイドルさんたちや
元グラビアアイドルさんが
臆面もなく
口にする演出に
そして
なにより
それらのセリフや演出が
まったく違和感なく
見事なまでに
すっかりおばさんになってしまったリアルというか
いつのまにか
ぼくらの世代に近づいて来た
いや
二十年近く
いっしょに年齢を重ねてきたのだと
このドラマを見ていて
妻といっしょに
同じセリフや
そのセリフまわしに
思わず吹き出していたりすると
あらためて
しみじみと
長く生きてきたんだなあと
思ったりします。
ほんの少しだけ年上の
中井貴一さんが
その存在感とすばらしいワザとによって
太くてしなやかな柱になっていて
さすがだなぁを通り越して
近しい年齢の男性として
うらやましかったりもします。
たかがドラマかもしれませんが
やはり
されどドラマだなと。
自分がもう少し若かったころに勝手に想像していた
40歳代後半の
特に男性は
社会に出て二十年以上経過していて
仕事はバリバリとまさに脂がのっている状態なのだけれど
外見というビジュアルは
疲れて
たそがれて
なのに
夕方になると
ギラギラと
テカって
ヤニ臭くて
おなかがぷっくりしていて
ワイシャツがだらしなくて
髪の毛も
じゃっかんはじまっちゃった?
みたいな。
もちろん
衣・食・住をメインとした生活環境が変化したということもあります。
首都圏に住んでいなかったらとか
いっしょに生活するパートナーの性格によっても違うかもしれませんし
様々な要因があるにしても
実際そのゾーンに突入してみると
想像していた項目ほとんどにあてはまっていないことがリアルで
でも
国務大臣さんや
元気のよろしい大阪市の首長さんは年下だったりもします。
それこそ
キョンキョンが45歳で、おばさんを否定することなく
ナチュラルにおばさん役をこなしていたり。
「大人って、
淋しすぎると
笑っちゃう。」
このドラマのキャッチコピーが
じわ~っと
人肌に温められた
日本酒のように
その持っている熱やらなにやらを
伝えてきます。
年をとること
たまには立ち止まってみること
そして
いまを生きること
This is HASHIMOTO☆QUALITY