エキセントリックに駅名とブランド | エキセントリックソリューションズ(株)          代表取締役社長のブログ

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東武鉄道の


業平橋(なりひらばし)駅が


東京スカイツリーのオープン(5月22日)にともなって


玄関口であることがわかりやすくなるようにと


「とうきょうスカイツリー駅」に改称されたようです。


このようなランドマークや名所にちなんだ変更のニュースを聞くときに


いつも思い出す駅名のブランディングについて事例があります。


それは


千葉県浦安にある


東京ディズニーランドの最寄駅


玄関口である


舞浜駅の命名のいきさつです。


JRと日本の運営会社オリエンタルランド社は「ディズニーランド前駅」で話を進めていましたが


ウォルト・ディズニー社の回答は「No」でした。


さて、ディズニー社がゴーサインを出さなかった理由は何だったのでしょう。


答えは、明日のブログで!


などというダサいことは言いません。


でも、読み進める前に少しだけ考えてみてはどうでしょう。


メリットとデメリットという切り口で。



その理由というのは大きく次の二つのことを懸念したからだと言われています。


第一に、ディズニーリゾートとは関係のない駅前の商業施設(たとえば、ラーメン屋やパチンコ屋、風俗店など)にまで「ディズニーランド駅前店」とか名前が付いてしまうこと。



第二に、この駅構内や近隣で事件や事故が起きたりした場合に


「ディズニーランド」と名前が付いていると、イメージ悪化につながること。


ウォルト・ディズニー社は


日本の駅名に「ディズニー」という名称がつけられるという名誉や宣伝広告効果よりも


ディズニーがディズニーであること


ブランドポリシーを優先させて


明確に


「No」と言いました。


結果、埋立て事業者のオリエンタルランドの提案によって


「舞を舞いたくなるような楽しい浜辺」という趣旨と


アメリカのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートが存するフロリダ州の都市であるマイアミビーチにちなんで


「舞浜」と名付けられたのです。


この事例は


当時「ブランディング」という概念について比較的無知であった日本人には


「そこまで考えるのか。」と


ある意味、ショッキングな出来事だったといっても過言ではなかったのです。


さてさて


「とうきょうスカイツリー駅」は


どのような扱いを受けていくのでしょうか。


東京スカイツリーのメインの運営が


この駅の運営者と同じであることが


良いのか良くなかったのか


何年かが経過してから


ブランディングという切り口から


検証されることでしょう。




ネーミング


という


究極のブランディングは


思いつきや


語呂合わせを優先すると


後から後悔することになったりするものです。




東京スカイツリー



日本の


東京の


最新の名所




このブランドを


好意的に使おうとする人ばかりであることを


ココロから願います。




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