佐世保市議会議員 橋之口裕太の熱血通信!! -3ページ目

佐世保市議会議員 橋之口裕太の熱血通信!!

元高校教師の新たなチャレンジをお伝えします!!

今の私をつくったり、物事を考えたり、決断するための価値観に大きな影響を与えた出来事のひとつは東日本大震災だと思う。



震災当日(3月11日)、私は高校教師として、修学旅行の引率のため東京はお台場にいた。



午前中でお台場研修を終え、バスで羽田空港へ。福岡行きの飛行機に乗り込み、15時頃福岡空港に到着した。



到着ロビーに到着すると、何か騒然としていた。



大きな声と慌てた表情で携帯電話で会話をする人、テレビの周りには「あー、あー」と発したまま開いた口を手で押さえる人、、、それ以外の行動をしている人はいなかった。



慌てて携帯電話の電源を入れると、ものすごい数の着信が残っていた。



地震発生直後、お台場(フジテレビ)で発生した建物火災の映像が、緊急生放送で放送されたために、生徒たちの安否を心配する保護者などからの着信だった。



ロビーのテレビをのぞくと、大きな船や、コンテナが津波によってくるくると回転しながら流されていく様子が映し出され、何か言葉には表現できないモヤモヤとした不思議な感覚の後で、はっと「とんでもないことが起きた」と思った瞬間、ひざがガクガクと震えた。



生徒たちを早く家族の元に返さなくてはと思ったし、家族に会って安心させたいと思った。



当日、翌日と日を追うごとに地震の甚大な被害状況が伝えられた。



その中で、ディズニーランドにおける地震による液状化現象、携帯電話の不通などで、観光客の避難や対応に関する情報も伝えられた。


震災前日(3月10日)は、午後からディズニーランドで自由行動だった。夜9時までに一駅隣のホテルまで帰ってくるという行程だった。

 



引率する教員も、園内の見回りや駅周辺での案内、ホテルでの受付など、それぞれの役割で動いていた。



「もし、3月10日震災があったとして、生徒たちの命を守れただろうか?!」



教師同士の携帯も音信不通で連絡が取れない、生徒たちも自由行動(園内にいる時間ではあったが)、学校への連絡、学校から保護者への連絡や保護者からの問い合わせの対応など。



教師として大切な命を預かっているという感覚に欠け、これまで危機管理について私自身深く考えたことなく過ごしてきた事実にはっとした。



学校の先生の主な仕事は「授業」といわれる。


その日から私の考えは、命あっての授業と考えるようになった。(授業を手を抜くと言うことでなく。授業に10の力を要するなら。生徒たちの命を守ることについては、それ以上の11を要するということ。)



4月、新年度を迎え、1年生、2年生と担任したクラスを、3年生でも受け持つことになり、福祉科の教員である私が担当する「課題研究」という授業で、生徒たちと「東日本大震災から考える社会福祉の課題」を大テーマに、8つの班ごとに「衛生面の問題」「被災地の高校生」「佐世保で震災が起きたら」などの小テーマごとに震災について学ぶことになった。



生徒たちの疑問や指摘は純粋で真っ当なことばかりだった。



行政当局(佐世保市)に対して電話インタビューを行った生徒は、期待していたような積極的な取り組みはされていないことを知り、「ありえない」と怒りをぶつけたりもした。



繰り返しになるが、私私自身も災害について専門的に学んだこともなかったので、災害に関するセミナーや講演会にも可能な限り参加した。



恥ずかしいことだがそこで知ったのは、「阪神淡路大震災のような大規模かつ広域で災害が発生した場合は、「公助」というのは機能しない(通常なら通報から10分以内で駆けつける救急・消防も震災では全ての現場をカバーきない)」ということや、ご近所同士の助け合い(共助)や何よりも自分の身は自分で守る自助が大事など、「公助、共助、自助」という基本的なことから学んだ。



年が明けて2月末に卒業式を終え、「1年生、2年生の授業は時間割を変更をしてもらって、すべて授業を行うので1週間休みをください」と教頭先生、校長先生に申し入れた。



「被災地でボランティア活動をしてきます」と理由を伝えると、「気をつけて、私たちの分まで頑張ってきてください」と研修(出張)扱いで送り出してくれた。



災害ボランティアは様々な団体が展開していたが、自分を活かせる活動内容は何かと検討した結果主な活動として、子どもたちの放課後の学びと遊びの場づくりを展開する「日常支援」と、子どもたちや地域の方を元気づけるイベントの企画・開催を展開する「非日常支援」を行っていた「プロジェクト結」さんの活動に応募した。



活動の拠点「石巻市」に到着後、石巻市内を車で周りながら、震災から1年後の現状の説明を受けた。



そして、はじめての作業のために通された建物の中に入って衝撃を受けた。



そこには、全国各地の企業、自治体、個人から届いた様々な支援物資が山積みされていた。


 



 



 



 


全国各地、世界中から純粋に「力になりたい」「助けたい」という気持ちや、一人ひとりが被災地のことを思って行動した「善意」が、1年たっても支援物資の整理が追いつかず、行政職員も本来やるべきことに専念できず、復旧、復興を遅らせる要因になっているということを初めて知った。



善意は処分するのも難しく。また大量に余った物資を住民に配布すれば、地元商店などの経済活動の復興の妨げにもなる。



保管するための倉庫を用意するための費用、大量に送られた古着など物資の処分費用も被災地の財政負担になっている。



でも、善意の結果だから、自治体は「ありがとう」とは言えても、「遠慮します」とは言えず、心で泣いて、でも笑顔で受け入れるしかない。しかし、冷静に考えてみると、自治体の負担はすべて税金だから、結果として被災者、そうでない支援者みんなの負担でもある。



例えば、1993年の北海道南西沖地震では、衣類だけでも約1,200トンが不要となり焼却処分され、その処分費用約1億2千万円が自治体の負担と報じられている。



いずれにせよ、東日本大震災発生直後から、報道で伝えられてきたのは「善意の輪広がる」とか「恩替えし」とか「自分にできること」とか、支援物資については、被災者も被災地も「喜んでいる」「助かっている」という報道を真に受けていたので、大量の支援物資の山にショックを受けた。



同時に、善意=善行とは限らないということや、「自分は誰かの役に立っている」「困っている人の力になっている」という自己満足に浸っていないか、本当に被災者のためを思うことは何か。自問自答しながら、自己嫌悪を感じながら、災害支援の難しさを痛感した。



そして、先週発生した「熊本地震」。



まず、マスコミ批判をしても仕方がないが、冷静に各マスコミの報道を見聞きしながら腹立たしく感じることは多かった。


「行政は対応を早く」と伝える報道番組の現地レポーターやスタジオのキャスター、解説委員…



災害の度に、「災害報道のあり方(問題点)」について指摘はされるが、過去の教訓をどういかしてきたのだろうか。



「何が足りませんか」と被災者にマイクを向け、「水、食事ですね…」という当たり前の答えを引き出して、「とにかく物資が足りません、国をあげての対応が急がれます」と被災者に聞かなくてもごくごく当然なことを伝える。



熊本県内の宅配がストップしていると報道しながら、物資の送り先として、具体的な市町村役場と住所をフリップに出して紹介する。



翌日の報道では、「物資が大量に届いて配送が滞る」「人手が足りない」と報じる。



マスコミが「物資が足りません」と具体的に紹介した避難所に、個人や団体が届けた物資が集まり、翌日には「物資が余ってる」とか「避難所によって格差が」と人ごとのように伝える。



被災者や県外で心配する家族に必要な情報を早く正確にわかりやすく伝えることよりも、芸能人が寄付したと、支援を表明したとか、、、「絆」とか感動物語を伝える。



私はマスコミ評論家ではないし、批評家でもないので、マスコミについてはこれ以上は言わない。



ただ、この1週間、被災地自治体(市町村)、そして県、国(政府)はどのように対応するのか。



その危機対応は注視してきた。



そして、佐世保市を含めた周辺自治体の連携や支援体制についても注視してきた。



私にできることは何か?すべきことは何か?



私は佐世保市の議員だからこそ、佐世保市の行政と、市民のつなぎ役として今だからこそ佐世保市にの防災について考察を深めてみたいと思っている。



ひとつ、はっきりわかったことがある。



それは、地方自治体は防災や災害対応の素人集団ということ。



消防、警察、自衛隊など常に万一に備えて訓練を繰り返している専門組織はプロだが。



その指揮をとる県知事、市長、町長は、政治家でそれぞれ在任中に大規模な災害を経験する方が稀である。



当然のことながら、人は、失敗から学び、経験が人を育てる。



しかし、このような大規模災害は、一発勝負で、物事を把握するスピード、判断するスピード、修正するスピードなど、スピードと正確さが求められる。



それを支える行政職員も、技術職や専門職以外の職員は事務屋だから、防災の専門家はいない。



佐世保市の防災行政を取り仕切る「防災危機管理局」だって、人員は6名で、選挙管理委員会よりも人員は少ない…



今現在も、4月16日に設置された「佐世保市災害警戒本部」が24時間体制で設置されているので、6名の職員がローテンションしながらの勤務が続いているから、体調も心配される。



現在、佐世保市からも、災害派遣で職員が被災地で業務に当たっているが、私は危機管理局の職員を派遣し、派遣業務を兼ねて視察させ、佐世保市の防災計画である「佐世保市地域防災計画」どおりで十分なのか、改善、見直しは必要はないのかなど、防災危機管理に最前線で対応する職員ほど、肌で感じてほしいと考えるが、現在の人員と業務では無理であろう。



地方自治体は、防災や災害支援の素人集団と言葉を使ったが。



なぜなら、経験の機会がない。



あったとしても政治家は引退(3期で12年)するし、職員も定期的な異動で防災や災害対応だけに携わることはない。



それに比べ、九電をはじめ電力、ガス、水道、道路、鉄道、空港、など各種インフラ。


コンビニ、スーパーなど小売りやそれを支える物流。



災害支援団体など、数々の災害現場での経験を教訓として、万一に備えてきた。だからこそ、復旧作業の手際の良さは、行政はまったく及ばない。



「行政は何を活かしてきたのか?」という批判をしがちな私たち市民も過去の震災から同じように学べていないと思う。



阪神淡路大震災の経験、新潟中越沖地震の経験、東日本大震災の経験。



「被災地のためにできること」は一生懸命に考えて行動(募金、ボランティア)したが、「もし自分のまちで災害が起きたら」について考え、備えた人はどれだけいただろう。私も反省している。



長くなったが、熊本、大分には、毎年野球で交流をしている先生方、生徒、そして恩師や友人もいる。



避難所生活をされながら、必死に復旧を支えている。



被災地の復旧に寄り添いながら、同時に自分たちのまちの災害対応についてしっかりと考え、行動することが政治と行政の責任だと思っている。

現職議員の逮捕という衝撃的な出来事から一夜明け、佐世保市議会には会派をとわず沈痛な、でも何かモヤモヤとした空気が流れています。


昨年行われた12月定例会の一般質問において私は「市職員の資質向上について」という質問のなかで、段取りにはなかったのですが、直前に続いた市職員の不祥事に対して、議場の空気に感情的に「緊張感がない」と生意気に指摘をしました。


朝長市長は「99%の職員は一生懸命であって、このような(不祥事をおこす)職員は迷惑である」という趣旨の発言をされました。


あれから、2ヶ月もたちませんが、同じ立場の議員が逮捕されたということは、まさに私の発言がブーメランとして戻ってきて「市議会議員自身はこのことをどう受けとめ、どう行動するのか」という市職員、市民のおもいが私たち議員に突き刺さったと思っています。


ただ、私自身恥ずかしいことに「賄賂(わいろ)申し込み」とい行為と、その申し込みという行為事態が、犯罪であると言うことを「議員逮捕」という事実と報道からはじめて理解したところです。


政治家になる前は、「政治家なんだから知らないことなんてないはず」「問題が起こるとなんでも秘書に押しつけて」といった感想を持っていました。


しかし、教師となるために、大学で教職課程で関連する法律や知識を学び、またその専門性を有していることを証明する資格も試験も、政治家になるためには必要ありません。


あるのは、選挙に当選することだけです。


結果として、私のように、教師から政治家になる人。サラリーマンから政治家になる人。農家から政治家になる人など、政治家の世襲が批判される現在にあって、本人も、家族も、友人も政治の世界に無知な人たちも多くなりました。


選挙にも細かくルールはありますが、政治家になってさらに驚くことは、公職選挙法という法律を中心に、様々なルールが定められているということです。


例えば、教師を退職してお世話になった人(実習先など)に手紙(挨拶状)を出そうとしましたが、


政治家は当該選挙区(佐世保市議は佐世保市内)内にある者に対し、答礼のための自筆によるものを除き、年賀状、寒中見舞状、暑中・残暑見舞状その他これらに類するあいさつ状(電報その他これに類するものを含む)を出してはならない。


と公職選挙法で決められていますので出せませんでした。


同じ理由から、毎年出していた暑中見舞い、年賀状も出しませんでした。


私は野球部の顧問をしていましたので、最後の夏の大会を迎えた教え子たちに飲み物を差し入れしたいと思いましたが、政治家の寄付は禁止されています。


選挙管理委員会に、教え子への差し入れは違反になるかと確認したところ、「違反になる」と教えてもらいましたので差し入れはできませんでした。


また、同じように祭りに「おはな」を出すことは「違反になる」、行事に参加して、参加費をとらないところに「寸志」を出すことも「違反になる」など、選挙管理委員会にその都度確認、確認をしながら、知らない、または気づかないうちに、法を犯すことながないように気をつけています。


このように、公職選挙法の一部を紹介するだけでも、社会人として、常識またはマナーとして求められることや慣習としてまた文化的に求められることであっても、政治家は禁止されていることがあります。


退職して挨拶の手紙もない、選挙に当選しても手紙もだせない、年賀状もだせない、教え子に飲み物一本差し入れできない、地域の祭りに寸志もおはなも出せない…


普通だったら、逆に社会人としての常識を疑われそうですが、政治家はそれを守らなくては「政治とカネ」「カネをまいた」「禁じられた選挙運動」などなど、するどく批判され、場合によっては、政治を辞めなくてはいけなくなります。


昨日のブログで「政治家は窮屈な生き物」と表現したのは、このようなことも含まれます。


では、誰がこのように、複雑でわかりにくい「公職選挙法」などについて指導してくれるかといえば、多くの議員は、先輩議員に指導を仰ぐことになると思いますが、先輩議員自身が法令遵守に消極的であったり、知識に乏しいこともあります。


昔は許されたていたことが、現在では許されないこともありますが、法が改正されたことを知らなかったり、白黒はっきりしないところは、「グレーは大丈夫的」な感覚をお持ちの議員もいると思います。


会社では、新人教育などで関連法令や就業規則などを学ぶこともあるかもしれませんが、佐世保市議会ではこれまで新人を対象にしたそのような研修はありませんでした。


たぶん、全国の市議会レベルではそのような法令遵守を徹底するために研修を行っているところは少ないと思います。


現状では「議員は公職選挙法については当然理解しているもの」として、それぞれが独学または選挙管理員会にひとつひとつ「やっていいこと、ダメなこと」などを慎重に確認をしながら事をすすめるしかありません。


議員の不祥事を無くすためには、それぞれ議員が、公職選挙法など法律について、しっかりと理解を深めることが必要ですが、議会全体として規範意識を高めるための取り組み、(一同に会して研修を受け、最新の知識や綱紀粛正についておもいを共有すること)も必要なことだと思います。


政治や市議会への信頼を揺るがすピンチを、信頼を高め期待される議会とするチャンスとしなくてはならないと思います。

「佐世保市議逮捕」


信じたくないニュースに衝撃を受けました。


会派は違いますが、議員とは同じ文教厚生委員会でしたので、余計にショックを受けました。


議員は普段から温厚で優しい人柄で安心感もあり、親しみを感じていました。


夕方市役所に戻ると、3階の会派室入り口には多くの報道陣、そして県警の家宅捜索…


何が起こったのか??まったく情報不足でわかりません。明日以降の報道に注視していきたいと思います。


ちょうど1年前、選挙に立候補しようか、しないか葛藤していたころ、政治家の不祥事が連日のように報道されていました。


「なんでこんな人が政治家なのか」「馬鹿じゃない!」「あほらしい」…


そんな感想を持っていましたが、教師という立場もあり、痛烈な政治批判はしませんでした。


同時に、評論家のように批評したり、批判しても世の中変わらない。という冷静というか冷めた見方をしていました。


そんな時、不満を口にする生徒たちに「不満があるなら、自分で変えてみろ」といってきた言葉が、ブーメランになって自分にかえってきました。


誰かを批判をするよりも、自分が行動してみよう。そうすることで何かが変わるかもしれない。


選挙にでることに批判はありました。


「教師として築き上げてきた信頼がもったいない」「選挙をなめてる」「宗教にはまったか?」などなど、「そこまで否定しますか?」といいたくなるくらい心配がこもった批判をいただきました。


繰り返しになりますが、知名度、組織票、お金の選挙3点セットはなにもないないずくしでしたが、家族や同僚、友人、生徒、保護者などなどたくさんの方に応援していただき、政治家になって9か月が過ぎました。


議員は、左胸に議員バッチをつけています。


私ははじめ「権威の象徴」的で、どこか偉そうな感じがするバッチをつけることに抵抗がありましたが、今は議員として自分を戒め、原点を忘れないために、バッチをつけるようにしています。


なぜなら、市議会議員、県議会議員、国会議員、それぞれデザインも、大きさも、値段も異なるバッチですが、このバッチは、それぞれを「議員にしたい」と託してくれた有権者の思いの象徴だからです。


佐世保市議会議員は、33名いますが、それぞれに同じ人の思いは入っていません。


それぞれが、異なる市民から託された思いの象徴を胸につけています。


その思いは、有権者それぞれですが、政治家がやってはいけないことは、たったひとつだと思います。


それは「期待を裏切らない」ということだと思います。


人の数だけ、期待のかたちは違いますが、私は、佐世保市の議員ですから、佐世保市の発展、市民の幸せに応える期待だと思っています。


それぞれの議案や、課題などに対して、過去、現在、未来に対して、市の発展、市民の幸福に責任を果たすために、自らの言葉、態度のひとつひとつに重い責任を感じなければならないと思います。


この9か月で、市議会議員、県議会議員、国会議員や議員秘書…


いままで、関わる接点がなかった政治家といわれる人たちと関わる機会も当然増えました。


選挙のときにはライバルでも、普段は国や県や市(町村)の発展、国民、県民、市民(町村民)の幸せな暮らしのためにという、共通の思いを共有する仲間だと思っています。


しかし、実際はどうか。


ここ数週間も、議員の不祥事ばかりが報道されるたびに、同じ議員として残念で悔しい気持ちになります。


なぜ、不祥事が起こるのか??


「自分をよく見せたい」「実績をつくりたい」「見返りがほしい」「偉くなったと勘違い」などなど。


きっかけは、「自分のために」「自分さえよければいい」といった自分本意の物の考えになってしまうからではないでしょうか。


行政をチェックする側の議員だからこそ、常に緊張感をもって、他の模範となる生き方をしなければならないと思います。


なってみてわかったのは、「議員」というのは、窮屈な生き物だということです。


それでも、議員だからできる仕事のやりがいや喜び、誇りを自分自身で感じることができる感性が必要だと思います。


「先生、先生」と呼ばれることや、「お金」をもらって喜ぶような政治家では、良い国どころか、良い人生もつくれないと思います。


最後に、佐世保市議会議員のひとりとして、市民の皆さんに不安と不信を与えてしまったことをお詫びし、自分の戒めとし、誠実に事にあたりたいと思います。

一昨日、昨日と古巣の九州文化学園高校福祉コース2年生の宿泊研修に外部講師として声をかけていただきき、およそ11ヶ月ぶりに「2日間限定」の高校教師に戻りました。



今回一緒に研修に臨んだ福祉コース2年生37名は、昨年度(1年生の時)に「社会福祉基礎」「福祉情報」を担当したクラスですが、「自分授業うまい?」と勘違いするほど、授業がやりやすいクラスでした。


私事ですが、突然学校を辞めてしまったことで、今の3年生、2年生、また野球部の生徒・保護者の皆さんには大変申し訳なく思っていますので、微力ながら私にできる限りの協力は喜んで引き受けたいと思っています。


ということで、研修を引き受けることになり、数ヶ月前から議会の日程と学校行事の日程等を調整、確認し2日間限定の教師復帰となりました。


久しぶりに教師と生徒の関係で研修を展開していきましたが、話を聞く態度、課題への取り組み、発言など、生徒たちの成長を肌で感じ嬉しくなりました。


一方で、退職してからの1年間、子どもとの関わりは、5歳の息子と1歳の娘に限られてきましたので、生徒たちを大人に感じたのかもしれません(笑)


研修のテーマは「自分の壁、学級の壁に向き合おう、そして乗り越えよう!」です。


大人でも、困難から逃げ出したり、はじめからできない理由を探したり…


社会でも、協力することを拒んだり、争いがあったり…するように、


高校生もできない自分を責めたり、諦めたり…、学級には、いじめなどの問題があったり…


まず生徒たちに考えてもらったことは、「より良くクラスを高めていくために必要なこと」です。


生徒たちの答えは、「コミュニケーション(関わり)」「協力」「けじめ」「団結力」「心(おもいやり、気配りなど)」「積極性」「学ぶ力」といった7つのキーワードです。



研修では、課題解決ゲームなどの様々なプログラムで、具体的な体験をとおして7つのキーワードについて考え、行動し、ふりかえり、改善していくことを行いました。


生徒たちに伝えたことですが、学級を高める7つのキーワードは、私たちのまちの質を高めていくために、そのまま当てはまるキーワードだと思います。


研修後、市役所に戻ると、複数の職員さんから「いきいきされていますね」と声をかけていただきました。


「普段がいきいきしてないのかな?」と思いましたが、2日間生徒たちと研修をとおして学び合いをさせていただき、「頑張ろう!!!」とやる気に満ちていたのは事実です。


生徒たちの成長に負けないよう、私もしっかりと政治家としての資質向上に努力します。


生徒たちの成長や人生に関わることができる教師という仕事は素晴らしいと改めて感じた2日間でした。


全国の先生方子どもたちのことよろしくお願いしますねm(_ _)m



昨日(1月31日)大雪による断水は全て解消したと発表されました。


断水発生から解消まで、ご協力いただいたすべての方に心から感謝したいと思います。


また、佐世保市が30日、31日の2日間ですが、断水されている方を対象に市内7つの公共の入浴施設を無料で開放しました。


私も30日には、エコスパ佐世保(大塔町)に様子をみにいきました。




入り口には、「断水無料」についてわかりやすく表示がされており、午後すぐ頃に受付でお話を聞いたところ、午前中10名程度の利用があったそうですが、断水当初は利用が多かったようです。



その後広田町にある佐世保市老人・障害者憩いの家「いでゆ荘」にも立ち寄り、利用状況をたずねました。



周知までに時間もなかったからか、今のところ数名の利用しかないとのことでした。


「いまごろか」「もっと早くできなかったのか」などの声もあったのは事実ですが、昨日お会いしたお一人の市民からこんな言葉をかけられました。


「防災無線できいたら、断水で困っている人に無料で入浴施設を開放したらしいな。私の家は断水にならなかったけど、気になって気になってしかたなかった。私も87だし、何か手伝おうと思っても体が動かない。そんなときに、市が困っている人のために無料で入浴できるように手配してくれたときいて嬉しかった。市民として誇りに思ったよ。市長に会うことがあったら素晴らしい対応で嬉しかったと伝えて欲しい」


そんな言葉でした。


困っている人のことを自分のことのように思い。


自分ではできなかったけど、代わりに市が対応してくれたことを心から喜んでくれていました。


「今ごろか」「早くできなかったのか」「払った分を返してくれる」といったお気持ちはわからないではありませんが、私は87歳の方が伝えてくれた言葉を聞けて本当に嬉しかったです。


そんな言葉が言える器の大きな人間になりたいなぁと思いました。


明日からは、休止していた市内の小中学校の給食も再開され、大雪前の日常に戻りますが、断水に関しては事前の周知のあり方かや、断水にいたるまでの、一連の対応について今後に活かすためにも十分な検証がなされ、整理されることと思いますが、私たち市民も改めて災害について自分のこととして受けとめ、十分な備えを行うことが大切です。


また、高齢者や障害者などの災害弱者といわれる方に対する対応について、保健福祉部、社会福祉協議会、民生委員などの連携、実際の支援がどうなされたかについても、しっかりと確認を行い、課題を点検する良い機会です。


最後に、皆が自分事として災害について考えていくきっかけになればと期待をしています。

すべての断水地域解消まで支援は続きます。



今日、明日の2日間、市内7カ所の公衆浴場で断水で入浴できない方を対象に、無料で入浴できることになりました。


また、入浴まで施設移動できない方の送迎ボランティアも有志によって行われるようです。


まずは、自分のことは自分でする「自助」がまず一番ですが、それができない方へ行政が支援を実施する「公助」、そして公では細かく拾うことができない困り感(ニーズ)に対して、市民同士が補い・助け合う「共助」があって、災害時の支援は機能することは、阪神・淡路大震災や東日本大震災などの災害支援から学んだ教訓です。

私は学校現場で生徒たちと関わった9年間で、生徒や保護者を批判することよりも、認め、励まし、勇気づけ、寄り添い続けることをしなければ、本当の意味で,生徒をより良く変化(成長)させることはできないことを知っています。


議員の仕事で大事なことに、行政(市役所)の仕事をチェックし、市民のため、より良いまちづくりのために、時として厳しく指摘し、時として建設的な提案することは議員として必要不可欠な役割です。


ただ、そこには信頼関係や愛がなくてはダメだと思っています。

信頼関係を築くためには、とことん相手と関わること、愛のスタートは相手に関心を持つことです。


つまり、市役所の中で行われている仕事をしっかりと、自分の目で見て、話に耳を傾け、触ったり、食べたり、嗅いだり…フルに五感を使って感じることが必要です。


そのためには、相手を思いやる心が自分に備わっていなくてはダメだと考えています。


今改めてそう感じます。


今回、断水した地域には、私がはじめて担任を持ったクラスの生徒も住んでいました。


火曜日のことでしたが、この生徒(と家族)が夜中10時頃に給水所に立ち寄り、給水を終え帰宅しました。

すると、しばらくして戻ってきて温かいお茶を私や自衛隊員、消防隊員に差し入れを持ってきてくれました。


お茶も温かかったけど、教え子の行動に心が温かくなりとても嬉しい気持ちになりました。


この子をはじめ、当時のクラスの生徒たちとは、私は教師として右も左もわからないくせ、また知識も、技術も、経験も不足していたくせに、教師としての理想に燃えに燃えていましたので、とにかく毎日ぶつかりあいました。

でも、今の私をつくってくれたのは、間違いなくあの時の生徒たちです。

「言葉よりも行動が大事」「高いところからでなく目線を同じに」「この先生を信じようと心から思われないと生徒は成長しない」「常に成長し続ける大人でなければいけない」「めざされる大人になろう」…


生徒たちは私の先生でした。

長くなりましたが、そんな教師時代の経験が、議員となった今でも、人と関わることや、組織を成長させることに対する私の価値観のベースになっています。


まだまだ完全復旧には至っていませんが、市民の声を伝え、行政が反応し、一緒に課題解決の一端に関わる仕事に携わることができていることに「行政と議会は地方自治の両輪である」という意味が私自身ようやく理解ができたように思います。



※図出典:佐世保市議会ホームページ






佐世保市役所と書いて、、、


佐世保民のに立つ人がいる!!


そんな職員集団でありたいと理想に燃える私も尊敬するある市役所幹部が教えてくれた言葉です。


現在、断水の解消に向けて日々作業がつづいていますが、断水による市民生活の影響に対し、佐世保市では、朝長市長をはじめ、部局横断的(保健福祉部、消防局など組織の壁を越えて連携協力すること)に自分たちがやるべきこと、自分たちにできることを、市民の困り感や声にしっかりとアンテナを張り、キャッチした結果、一歩、一歩ですが、具体的な対応をおこしています。


今日午後には、断水地区にある公共施設のトイレの開放を決定しました。


「トイレが一番困るのよ」「家族が多いとトイレの数も…」「仮設のトイレを一時的に設置してほしい」など給水所でも、トイレについて困っているという声を一番多く聞いていましたので、嬉しく思いました。


そして、夕方には、「断水家庭に対する一部公衆浴場等の無料利用」を市は決定しました。


調整など尽力くださった関係職員、決断してくださった朝長市長に感謝します。


「無料利用」はとりあえずは明日、明後日の2日間の限定ではありますが、断水でお風呂を我慢しなければいけなかった方、経済的負担感からお風呂の回数を制限されていた方には、ぜひ断水生活の疲れをお風呂で癒やしていただければと思います。


市民A:「知ってる??佐世保市役所はね。佐世保市民の役に立つ人がいる所だから、佐世保市役所って言うんだよ。」


市民B:「なんかそれわかる気がする!」


災害対応にあたる職員さんに関わっていると、きっとそんな市民の会話が聞こえてくる日がやってくると期待します。


そんな街で生活する市民はきっと幸せだと思います。



(参考)佐世保市からのお知らせクリップ


断水家庭に対する一部公衆浴場等の無料利用について!!

今月24日からの寒波による給水管の破損により、いまだ多数の家庭で断水が続いておりますので、佐世保市にお住まいで、断水で入浴ができない方を対象に、1月30日(土曜日)、31日(日曜日)の2日間、下記の施設での入浴が無料で利用できることになりましたので、お知らせいたします。
なお、利用時に住所とお名前をご記入していただくこととしております。

  1. 佐世保市鹿町温泉
    • 入浴できる時間:10時00分~21時00分
    • 電話番号:0956-66-2617
  2. させぼ世知原温泉くにみの湯「山暖簾」
    • 入浴できる時間:10時30分~21時30分(受付は21時00分まで)
    • 電話番号:0956-76-2900
  3. 老人福祉センターあたご荘
    • 入浴できる時間:11時00分~15時30分
    • 電話番号:0956-48-2877
  4. 老人福祉センターつくも荘
    • 入浴できる時間:10時30分~15時30分
    • 電話番号:0956-28-6400
  5. 佐世保市老人福祉センターやすらぎ荘
    • 入浴できる時間:11時00分~15時00分
    • 電話番号:0956-22-9257
  6. エコスパ佐世保
    • 入浴できる時間:10時00分~21時00分(受付は20時30分まで)
    • 電話番号:0956-20-1012
  7. 佐世保市老人・障がい者憩いの家「いでゆ荘」
    • 入浴できる時間:10時30分~15時00分
    • 電話番号:0956-38-2632

以上、佐世保市ホームページから引用しました。

佐世保市内では、断水について先ほど復旧の見込みが発表されました。


昨日給水にいらっしゃる市民の皆さんは、「断水」「水不足」「節水」という言葉が飛び交う状況に「今何が起きているのか」状況を把握できないでいました。


すでに、昨晩からNHKや今朝の各新聞報道等で、九州各地で断水被害が続発し、復旧が難航していることについて、その原因について解説を交えて報道をしています。


今晩は、佐世保市水道局から提供していただいたイラストを加工したものを交え「なぜ断水になっているのか?」」について解説します。


まず、次の図をご覧ください。



ダムに貯めた水や川から取水した水(水源=水道水をつくるための原材料)を、家庭や業務用、工場用などの水道水として供給するために、浄水場(=水製造工場)できれいにします。


ここまでは、「皆さんも知ってるよ」かもしれません。


ここからが意外と多くの人が「知らなかった!!」かもしれませんが、きれいになった水(浄水)は浄水場から直接各家庭に送られているんではないんです。


佐世保市の場合、174カ所設置されている配水池という施設に一時的に浄水を貯めています。



この配水池は基本的には、高台などにあり、自然の落差を利用して、家庭に給水を行っています。


そして、配水池から、配水管(水道局が管理する水道管)で各家庭に配水をおこないますが、配水管は直接各家庭(敷地、家)の中には入り込んでいません。


「えっ!?でも蛇口をひねれば水でるじゃない何言ってるの??」


実は今回断水になった原因、そして復旧見通しが立たないほどの事態になったのは、給水管が大雪(寒さ)の影響で凍結、破損したことによる水漏れなんです。


「何いってんの!配水管も給水管も同じ水道管でしょ!!」


その通りで、同じ水道管なのですが、配水池から各家庭の敷地の外まで配水管で水を運びますが、各家庭に水を引き込むためには、配水管から給水管をつなぐ必要があります。


新しい家を建てているときに、道路をほって工事をしている様子をみたことはありませんか?


あれがは配水管と給水管をつないでいる工事なんです。


今回、断水になってしまったのは、各家庭の敷地内にある配水管が破損し、大量の水が勢いよく漏れ出したことで発生したようです。



浄水場から各配水池に浄水は供給され続けましたが、配水池に供給する水よりも、各家庭の配水管から漏れる水のほうが多いため、174カ所のうち、約40カ所の配水池の水位がほぼ0になったために、断水が発生してしまったということです。


また、高齢者世帯や空き屋からの水漏れは気づかれにくく、ひとつひとつ水漏れの原因を特定し、修理したり、止水栓を止める作業に時間を要しているようです。


現在、徐々に配水池の水位は好転しているようですが、約3,000世帯(28日20時現在)が今も断水をしており、明日も陸上自衛隊などによる給水作業が18カ所で実施されます。


今日は21時頃、1カ所給水所の様子を確認してきました。


今日は雨が降る中での給水支援活動でしたが、陸上自衛隊の隊員2名、市からは消防局の職員2名の計4名で対応していただいていました。


実は、天気予報で今日の雨が予想されていたので、給水に来られる方が雨に濡れずに給水できるようにと、昨晩のうちに、担当の消防職員が今日担当の職員に声をかけ消防署からテントを運び込んでいました。


「こうして、こうすれば濡れないで給水してもらえますね」「こうしたほうがわかりやすいですね」と自発的に行動される態度にすごいなぁと勇気づけられました。


また、灯りも少なく「暗いですよね」表示もないので「給水所って表示がないとわかりにくいですよね」と話をしたのですが、今日は投光器と給水所の表示もしっかりと準備されていました。


ただただ尊敬しました。



市内のスーパーを数カ所確認しましたが、飲料水も十分供給されているようでしたので、昨日380名程度給水があった給水所も、今日は朝から30名程度の給水という状況でした。


さて、断水の影響は、飲料だけでなく、調理、入浴、トイレ、洗濯などの生活全般に影響を与え、商売をされている人は休業による所得を失い生活基盤そのものに大きな影響を与えます。


そんな中、諫早市は市内温泉施設の無料開放を今日から断水が解除になる日まで始めました。


佐世保市にも、エコスパ佐世保(大塔)、鹿町温泉やすらぎ館(鹿町)、山暖簾(世知原)、老人・身体障がい者憩の家 いでゆ荘(広田)、老人福祉センター つくも荘(船越)、老人福祉センターすらぎ荘(花園)、老人福祉センターあたご荘(中里)、老人福祉センターよしい荘(吉井)など、市が所有(指定管理委託)、または一部関係する温泉や浴室のある施設があります。


ひとり約600円程度の入浴料も家族4人で入れば1回で2,400円です。


1月25日からの断水で、2月4日復旧見込の吉井、世知原地区では、11日間の断水になります。


何かをやれば「そこまでしなくても」と批判はつきものですが、やらないで批判されるよりもやって批判された方がいいと私は思っています。


「温泉無料」について諫早市の対応のスピードは見習いたいです。

生徒:「そんなの聞いてません!」


自分:「いや言った!」


生徒:「絶対言ってない!」


自分:「いや、言ってないかもしれないけど、プリントに書いてある!」


生徒:「いや、そんなの読んでないし!」


自分:「読んでないのが悪いだろ(本心・・・すまんm(__)m)」


そんなこと9年間の教師生活の間、何度もありました。


我慢して付き合ってくれた生徒たちへのお詫びと感謝の気持ちは一生持ち続けたいと思っています。


今日は午前中から、ある臨時給水所で作業をしながら市民の皆さんと会話し、また市の職員さんとの会話(不安や不満)を聞きながら、教師時代の自らの行いを自戒を込めて懐かしく思い出していました。


「防災無線はいっちょんわからん!」「今日は何時まで」「一人どれくらいまで水をもらえるの」「近所のお年寄りが泣いている」「いつまで断水ね」など、水が出ないことにもまして、具体的な情報が何一つ把握できない不安や、いらだちをぶつけていただきました。


そんな中、どこからか「こちらは防災佐世保市です…」と聞こえてきますが、よく聞き取れない。


私も、職員さんも、市民の皆さんも…


さて、佐世保市では本庁管内、大野、中里、柚木、日宇、三川内、針尾、世知原、江迎、鹿町の各支所管内を中心に断水が発生し、現在(27日17時現在)で、市内17か所で給水作業が行われています。


佐世保市によると、今現在復旧の見込みは立っておらず、現在断水が発生していない地域でも断水が発生する可能性があるということです。


水道局、市内関連工事会社も発生時から不眠不休で作業にあたっていますが、対応が追い付いていないのが実情です。


また、佐世保市のみならず、九州各地で同じような水道管の凍結等による破損、漏水(ろうすい)が発生し、市内全域で断水が発生している自治体もあり、広域の連携による集中的な復旧ができないというのも、対応が追い付かない要因といえます。


現時点で、議会事務局に各部署から情報提供されており、把握できている情報についてお知らせします。


まず、市民からの問い合わせ件数ですが、1月24日(日)が230件、25日(月)が585件、26日(火)が1,348件となっており、26日については、「水が出ない」という問い合わせが、1,088件となっています。


ただし、水道局の電話が大変つながりにくい状態のため、実際の問い合わせはさらに多かったことが予想されます。


また、佐世保市では現在、備蓄飲料水を26,000本保管しています。


市内全支所(黒島支所除く)15支所に備蓄飲料水を搬入(24本×4箱)し、保健福祉政策課長から各地区民児協会長あてに、「災害に伴う水の配布について」の緊急の協力依頼文書ををだしています。


このことにより、各地区の民生委員・児童委員の皆様が、特に高齢者や障がい者など、要援護者等への飲料水の配布などの支援協力を依頼しています。


高齢者、障がい者だけでなく、新生児のミルク用など必要に応じて、遠慮なく提供をうけていただきたいと思います。


まずは各支所に96本の配布となっていますが、確認したところ、随時不足分を追加供給するということですので、各支所にて支給を受けてください。


さらに、飲料水については、佐世保市と災害時に「流通備蓄協定事業者」として協力をお願いしている、イオン九州さん、エレナさんに対して、副市長から供給の依頼をだしています。


また、主な部局ごとの対応状況ですが、保健福祉部で病院、医院等への情報提供及び給水の可否状況について調べていますが、現状では給水車の必要ないということです。


教育委員会について、学校給食等の調整をおこなっていますが、すでに2月1日まで給食の停止が決定しています。


消防局においては、消防車両による巡回広報巡回、さらに消火栓の静水圧計測を実施しています。


防災危機管理局は自衛隊の災害派遣事務とその調整や市民への防災無線放送など各ツールを活用しての情報提供がなされています。


というのが、把握できた情報のすべてです。


でも、このことも、十分にというか、ほとんど伝わらない。


皆さんどうしたらいいと思いますか??課題解決に建設的な意見をお寄せいただきたいと思います。


さて、今夜も、12時まで給水作業は続きます。


いつもならゆっくりとお風呂に入ってという時間の方もいらっしゃると思いますが、市内各入浴施設も大変混雑しているようです。どうか健康に留意され今しばらくのご協力をお願いいたします。

「伝えたつもり。でも伝わらなくては…」


教師時代常に向き合ってきた終わりなき究極の課題です。


例えば、授業の場面。


教師としては、わかりやすい言葉で工夫しながら知識などを教え伝えたえたつもりが、生徒たちの試験の結果を見るとまったく理解させることができなかったこと。


教師あるあるです。


生徒を責めるのは簡単ですが、わかる授業、楽しい授業、身につく授業は教師である以上、常に研究し授業の改善に努めるものです。


教師から、議員という立場で行政と密接に関わるようになりました。


議員と同じで、公務員というだけで「税金泥棒」と揶揄(やゆ)される市役所の職員の方と接する機会も増えましたが、狭き採用試験を突破されただけのことはあり、言語力、理解力、仕事のスピード優秀な方が多いというのが正直な感想です。


もちろん、「なんだ?」という方もいます。でもどの職場でも「この人は?」という人は皆無でないと思います。


そんな中、よく感じることは、「市役所の職員にとって当たり前のことでも、市民にとっては当たり前でない」ということをもっと意識して、市民や仕事に向き合えばもっと市民にとって必要され、頼りがい、信頼のおける職員、市役所になれるなぁということです。(すでにその域に達しておられる方もいます!)


現在、佐世保市内では大雪による水道管の凍結、破損により結果として断水が発生し、臨時の給水作業が行われています。


「何やってんだぁ!!」と感想をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。


でも実は、大雪が予想されていた1月24日(日)の前日ですが、1月23日金曜日には、佐世保市、水道局のホームページ、市のフェィスブックで「水道管の防寒対策と対応について」として、具体的には、「冬の寒い時期は水道が凍ってしまい、水が出なくなったり、水道管が破裂したりすることがあります。地上に露出している水道管、家の外に露出している水道機器などは凍結しやすいので、防寒対策をお願いします。」とお知らせを発表していました。


さらにそのお知らせには、対策の手引きとして、「保温チューブの巻き方」「凍結したときのお湯の掛け方と元栓の閉め方」がPDFで貼り付けてありました。


結果として、佐世保市も水道局も、寒波の影響を予測し、事前に市民には情報を伝えてあったと言えます。


ただ、ホームページをどれだけの市民が見たのか?そもそもインターネットをされない市民への周知はどうだったのか?など指摘できますが、限られた時間で市民全体に対策を呼びかけることは容易ではありません。


ただ結果としては、まさに「伝えたつもり、でも伝わっていなかった。」とも言えます。


または、伝わっていたけど、市民それぞれが大丈夫と判断し、結果的に行動まではしてもらえなかった。とも言えます。


しかし、結果として水不足から佐世保市内の給食の供給が停止するなど市民サービスに大きな影響もでています。


このことについては、行政も議会も市民それぞれが教訓として次の万一に必ず活かす必要があります。


佐世保市は過去の実情からも、災害が起きにくいといわれています。


が、災害対策基本法の規定に基づいて「佐世保市地域防災計画(全356ページ、原子力災害対策編を除き)」というものを作成(佐世保市のホームページからも入手できます)されています。


これが万一災害が発生した場合、行政が実施する市民生活を守るための行動計画の基本となるものです。



ちなみに、先ほど改めて目を通しましたが、雪に関しては、「第3章 その他の災害予防に関する計画」の「第2節 雪害予防に関する計画」に記載がありました。



その冒頭、「雪害に関しては、温暖地であるため被害は比較的少ないが、昭和42年2月に稀(まれ)な豪雪に見舞われ、本市もこのため道路の交通麻痺、交通事故等が頻発した」とあります。


昭和42年の教訓が今回どの程度活かされたのか?個人的には気になります。


佐世保市では雪害については、道路の雪害予防対策を土木部が行うことのみ対応として記載されています。


つまり、土木部における雪害対策は実施する以外は特に定めもなかったことから、佐世保市も、水道局も特別何かを怠ったということではないと私個人的には判断しています。


ただ繰り返しになりますが、この教訓を活かさなければ、もったいないと思います。もちろん水ももったいないです。


ということで、結果論ですが、私なりの今後に活かしたいと思うこと、ひとつだけ提案です。


たぶんですが、今回の水道管の破損は持ち家よりも、借家、アパート、貸店舗(特に飲食店)で配水管の破損は発生しているのではないでしょうか。


私も実際に「止水栓」を探してみました。


まず止水栓ってなに?ということで、コメリさんのホームページから説明図を引用します。止水栓も様々なタイプがあるようです。



さて、私が住んでいるのは、4世帯×2棟のアパートです。


駐車場に水道メーター、止水栓の蓋(ふた)を確認できました。



ただし、手ではあきません。L字のドライバーを穴に差込み蓋を開けました。



ただし、8世帯分メーターと止水栓はあるのですが、どれが自分の部屋のメーターなのかわかりませんでした。



アパートを契約するときに、「あなたの水道メーターはこれです」とか「万一の時はこうやって止水栓を閉めてください」なんて、これまで佐世保市内で3つの不動産屋さんで3つの住まいをお借りしましたが、説明を受けたことも、自分から確認したこともありません。



ですから、いざ「自分で締めて、協力して」といわれても「したくてもわからない」人が多かったのでは内でしょうか。


マイホームなら愛着もあり、それぞれメンテナンスも万全にすると思いますが、借家では内心「壊れたら修理してもらえばいい」「故障があれば不動産屋さんを呼べばいい」と思っているので、それぞれの物件を管理委託している不動産屋さんや大家さんに日頃からのメンテナンスの協力や借り主である市民に周知の協力を呼びかけてもらってはどうでしょうか。


そのほうが、不動産屋さんや大家さんにとっても都合はいいように思います。


なぜなら、借家等の設備の破損の修理代等は、自然災害の場合基本的には大家さんが支払うことになるとおもわれます。


ですから、大家さんにもご自分の所有する物件の管理に大雪や寒波などへの対応も認識として加えていただくだけでも、このような事態は軽減できると思われます。


ということで、提案として、市民への周知とは別に、それぞれ不動産屋さんの力をお借りすること。


とはいえ、法的な強制力はないので協力をお願いするとしかできないのも実際だと思いますが、検討してみる価値はあると思います。がいかがでしょうか?


長くなりましたが、現在も水道局の担当の皆さんにおかれては不眠不休で断水解消に向けた復旧作業、並行して給水作業にあたっていただいています。


感謝すると共に、安全第一で事故等にには気をつけて作業にあたっていただきたい思います。


私たちも、このようなときだからこそ、お互い様の気持ちを持ち、市や水道局のお願いに対し可能な限り協力し、一刻も早い復旧を待ちたいと思います。


ただし、市民への情報の周知(情報伝達のあり方)については、明日以降も注視していきたいと思います。


□佐世保市ホームページ

http://www.city.sasebo.lg.jp/index.html


□佐世保市水道局

http://www.city.sasebo.lg.jp/suidokyoku/index.html