生徒たちは私の先生 | 佐世保市議会議員 橋之口裕太の熱血通信!!

佐世保市議会議員 橋之口裕太の熱血通信!!

元高校教師の新たなチャレンジをお伝えします!!

すべての断水地域解消まで支援は続きます。



今日、明日の2日間、市内7カ所の公衆浴場で断水で入浴できない方を対象に、無料で入浴できることになりました。


また、入浴まで施設移動できない方の送迎ボランティアも有志によって行われるようです。


まずは、自分のことは自分でする「自助」がまず一番ですが、それができない方へ行政が支援を実施する「公助」、そして公では細かく拾うことができない困り感(ニーズ)に対して、市民同士が補い・助け合う「共助」があって、災害時の支援は機能することは、阪神・淡路大震災や東日本大震災などの災害支援から学んだ教訓です。

私は学校現場で生徒たちと関わった9年間で、生徒や保護者を批判することよりも、認め、励まし、勇気づけ、寄り添い続けることをしなければ、本当の意味で,生徒をより良く変化(成長)させることはできないことを知っています。


議員の仕事で大事なことに、行政(市役所)の仕事をチェックし、市民のため、より良いまちづくりのために、時として厳しく指摘し、時として建設的な提案することは議員として必要不可欠な役割です。


ただ、そこには信頼関係や愛がなくてはダメだと思っています。

信頼関係を築くためには、とことん相手と関わること、愛のスタートは相手に関心を持つことです。


つまり、市役所の中で行われている仕事をしっかりと、自分の目で見て、話に耳を傾け、触ったり、食べたり、嗅いだり…フルに五感を使って感じることが必要です。


そのためには、相手を思いやる心が自分に備わっていなくてはダメだと考えています。


今改めてそう感じます。


今回、断水した地域には、私がはじめて担任を持ったクラスの生徒も住んでいました。


火曜日のことでしたが、この生徒(と家族)が夜中10時頃に給水所に立ち寄り、給水を終え帰宅しました。

すると、しばらくして戻ってきて温かいお茶を私や自衛隊員、消防隊員に差し入れを持ってきてくれました。


お茶も温かかったけど、教え子の行動に心が温かくなりとても嬉しい気持ちになりました。


この子をはじめ、当時のクラスの生徒たちとは、私は教師として右も左もわからないくせ、また知識も、技術も、経験も不足していたくせに、教師としての理想に燃えに燃えていましたので、とにかく毎日ぶつかりあいました。

でも、今の私をつくってくれたのは、間違いなくあの時の生徒たちです。

「言葉よりも行動が大事」「高いところからでなく目線を同じに」「この先生を信じようと心から思われないと生徒は成長しない」「常に成長し続ける大人でなければいけない」「めざされる大人になろう」…


生徒たちは私の先生でした。

長くなりましたが、そんな教師時代の経験が、議員となった今でも、人と関わることや、組織を成長させることに対する私の価値観のベースになっています。


まだまだ完全復旧には至っていませんが、市民の声を伝え、行政が反応し、一緒に課題解決の一端に関わる仕事に携わることができていることに「行政と議会は地方自治の両輪である」という意味が私自身ようやく理解ができたように思います。



※図出典:佐世保市議会ホームページ