【公式ブログ】 週刊「神田恭兵」―明日も絶対晴れるっしょ!― -14ページ目

【公式ブログ】 週刊「神田恭兵」―明日も絶対晴れるっしょ!―

俳優・神田恭兵。その日々をちょこっと覗いてみませんか?

朝早くからNHKの「おはよう日本」のミス・サイゴンの特集を見てました!
いやぁ、さすがに市村正親さん、かっこいいなぁ‼︎
そしてユカイさん、何かをつかもうと必死にそして真摯に向き合っていることが映像から伝わってきて、素敵です!

さすがNHK。現場でも撮影中に僕らに凄く気を使ってくれるクルーの方々で、実はその撮影の模様に感動してました。

だけど案の定自分の存在感0(笑)

こういう時にもうちょっと売れてればなぁ〜と悲しくなるわけです。


もぅ、サイゴンのためならば宣伝でも何でもしちゃうよ(笑)

と、やや悲しいモードでブログをおっぱじめましたが、本当に訴えたいことはそんなことではない‼︎


もっと売れなきゃ=認知度を上げる


ってことで、数日前母に言われました。

「あんたさ、何で30年も住んでる茅ヶ崎で全然認知度低いんだろうね?もっと地元のファン増やした方がいいでしょ?」


やっぱりそう思う?


何より足元から固めた方がいいのは長続きの鉄則。
わかっちゃいるんだけど、どうアピールしたらいいものか?


そう。
わたくし、神田恭兵は生まれこそ横浜ですが、2歳の時から茅ヶ崎で育った湘南ボーイはあまりしっくりこないので、茅ヶ崎っ子でございます。
茅ヶ崎=湘南=サーフィンかもしれませんがサーフィンはやりません(笑)
趣味は海辺のランニング‼︎

茅ヶ崎=桑田佳祐さんって感じですが、実は小学校の後輩には、俳優の松坂桃李君がいたり、中高の先輩には宇宙飛行士の野口聡一さんがいたりとかなりの狭間の世代(狭間がやたら広いですが(笑))


地元出身の歌手やら、役者の間では「桃李に続け‼︎じゃなくても、桃李を支えるくらいの存在になれ」というスローガンの元、頑張っております‼︎


これまでも湘南祭でパフォーマンスしてみる?とか話はもらったことはあるんですが、なかなかタイミングが合わず、いつかね地元の広報誌に載りたいな(笑)

ライブもやりたいな。

いつか文化会館でコンサートとかもしたいな。

珍しく願望書いてます。


一応、帝劇にも年に一本くらいは出てるし、有名な劇団四季の団員ではないけれど(地元でミュージカルやってると言うと劇団四季の方ですか?とよく言われる)、地道にやっております。


茅ヶ崎を盛り上げる気持ちは、めちゃめちゃあるんで、どうぞ何かあれば所属事務所までご連絡を(笑)(ブログのメッセージにでも大丈夫です!)


本日もマチネ公演頑張りまーす!
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神田恭兵
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振付としてサイゴンを作り上げたベン‼︎

2年前のサイゴンの時から、本当にお世話になっています!
すごくキュートな彼とは、いつも「How are you!」をどれだけゴージャスに言うか、そんな日々を過ごしてました。
ってどんな日々だよ(笑)


トゥイはダンスがないから、何かを指導というよりも、僕の芝居をいつも温かく見守ってくれてるベン。
心から感謝です。

2014の時は、猫背である姿勢をどう直すのか?
当時の振付であるジェフと一緒に色々と教えてもらったけど、今回は少し意識できていたのかな?
一度も猫背だよって言われなかった。

そして、演出として初めてご一緒したJP。

昨日のパーティーでは写真は撮り逃してしまったけど、俺の演じるトゥイについて最後のアドバイスを頂きました。
でも、何よりもちゃんと考えていることや根底にあるものをもしかしたら俺よりも信じてくれていて、だからこそ真摯にこの役に向き合いたいって思えます。

JPと交わしたおもしろ話はまた後日どこかでお話しします。

何よりも、遥々海外からありがとうございました!

また必ず一緒に仕事がしたい!

そのためにも今日まで作り上げたものをちゃんと千穐楽まで大切にやり続ける。

さぁ、いってきます!!

明日、ミス・サイゴンは本初日を迎えます。
暑い夏真っ盛りの中始まった稽古もあっという間に過ぎ去り、気がつけば秋。

何だろう。
今日はボーッと過ごしてました。
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でも何も考えないでいようと思うと今日という日を何の生産なく終わることって嫌だなとか思っちゃうからラタトゥイユ作りました。
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まぁラタトゥイユを作って少し満たされたけど、何かモヤモヤする。

そう、『明日のミス・サイゴンを100倍というわけにはいかないけど、1.2倍くらい楽しめる何か』を俺には伝える義務がある‼︎


って、公式ツイッターは公式だから衣装だったり、キャストの方だったり、動画だったり、スタッフさんだったりとてんこ盛りでお届けできるけど、俺のブログは手も足も出ないじゃん。


悔しいじゃん。


というわけで、稽古の時に気がついたこととかをちょっとお話ししますね。

いつのパンフレットなのか分からないけど、多分初演の時のものなのかな?
オリジナル公演の演出家ニコラス・ハイトナーさんやアラン・ブーブリルさん、そしてキャメロン・マッキントッシュさんのミス・サイゴン上演に向けてのインタビュー記事みたいなものを、稽古の最初に資料として頂いた。

時間のある時にそれをさーっと読んでいると、印象的な一文がそこにはあった。

「異なる文化の中で育った二人の男女のすれ違いというバタフライ(オペラになった蝶々夫人のこと)の基本テーマをもとに、戦っている国同士の男女が深刻に亀裂を深めていくという、現代史の悲劇をからめつつ、われわれ独自のストーリーを書いていこう、、、」というアラン・ブーブリルさんの言葉。

『異なる文化の中で育った二人の男女のすれちがい』

これをテーマにこの作品を紐解いていこうと思った。

様々な文化が入り乱れていたベトナム。
古くから互いを知っていたはずのキムとトゥイですら、もしかしたら異なる文化まではいかないかもしれないが、文化に通じる何かのすれ違いが生じていたんじゃないか。
大切にしようと思う心の支えが別々のものであってもおかしくはない。

そして明らかに異なる人種であるキムとクリスが想いを通わせることのできるのに、身体は近いはずのトゥイには果てし無く遠い。
文化と人種と現代というコミュニティが地理で見えるだけの距離感とは違った世の中を映し出す作品。

8年間この作品に携わってきて、いやもしかしたら日本というある意味で異文化の交流が少ない国にいてこそ気がつかない部分を呼び覚ます言葉でした。

とまぁ、トゥイを作るピースの一部でしたが、そんな異文化を表すシーンを音楽の中から紹介。

M13.The morning of the dragon

この歌稽古をしていた時に、音楽監督であるビリーさんがアンサンブルメンバーに言った言葉が忘れられない。

「この音楽は三連符で捉えちゃだめ。」

どういうこと?

歌ってみると分かるんだけど、限りなく8分の12に近い刻みをしてるんだけど、それをしっかり4分でマーチのように歌っている。
だから全部拍の頭にアクセントがついている。


でも


エンジニアが登場した途端に1拍を三連符で刻んだ最後の音にアクセントがついていて、スウィングしてるような音楽になる。

リズムでアメリカに未だにひかれているエンジニアの心を表している。

それからこのシーンはアクセントが頭の4拍子とスウィングが入り乱れて進んでいく。(入り乱れるから、アンサンブルメンバーの音符の取り方が乱れがちになって、そんな注意を受けたというわけです)


あぁ、面白い。


余裕があったら是非聞いてみて下さい。


さぁて、明日になっちゃいました。

ミス・サイゴンをお楽しみ下さいませ!