ツーリストシップって? | 京都癒しの旅 世界でたったひとつの旅をプロデュース

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こんばんは。

旗をあげない、名札をつけない、

歴史案内をしない 女性の心に寄り添う旅 

京都癒しの旅案内人 下戸眞由美(おりとまゆみ)です。


ツーリストシップという言葉を聞かれたことはありますか?


私は今年の冬まで知りませんでした。


一般社団法人 CHIE-NO-WA 代表理事の福田千恵子さんにお会いして初めて知ったのです。


福田千恵子さんから、紡がれる言葉は温かく、すうっと胸に染み込みます。


「みなさん、スポーツマンシップという言葉を使われますね。それのようにツーリストシップという言葉を使って、旅行者もそこで暮らす人々、お迎えする仕事に就く人も思いやりの心でいられたらと思うのです」

というようなことをおっしゃったと記憶しています。


当たり前にこういうことを意識している人、逆にこんな考え方に思いもよらない人、それぞれです。


お客様をご案内する時に、どこに行くかも大事ですが、京都癒しの旅では、どなたに会えるのかを大切にしてきました。


タクシーの運転手さん、お店のホールの方、お土産物屋さんの方など、やはり、気持ちの良い方のお世話になりたいのです。


旅のクオリティーが上がります。

綺麗な言葉を並べていただくとかではなく、心から相手を思ってくださる方の気持ちが伝わるのです。


旅創りの中でとても重要なこと。


この夏、第一回ツーリストシップサミットが行われ、拝聴してきました。


福田千恵子さんの講演からスタート。


ツーリストシップとは


「住む人・訪れる人・働く人・観光地に集う全ての人が意識したい心構え。

具体的には人・モノ・自然・文化・歴史…

その地に存在する全てのことを大切にすること。

お互いに思いやりをもって接すること。

(造語です)」

と定義されています。



ツーリストシップは計画時から始まり、旅行中、帰宅時、生活中、計画時とぐるぐる回ります。


旅行中だけではないところがポイントだと福田千恵子さん。


これは表現、切り口は違えど、京都癒しの旅でも、目指しているところなのでとても嬉しくなりました。


京都の街、自然、人と触れ合うことで自分を見つめ直したり、小さな幸せを感じたり、訪れた土地をリスペクトする。

地元にも戻られても、四季折々の行事や道に咲く花に愛らしさを感じたり、人のひとことに救われたりと小さな幸せを感じ、また旅に出ようと思う。


幸せは捉え方、そして、連鎖すると思っています。



「観光は

知識の拡張ではなく

むしろ想像力の拡張」


これも沁みました。


次にパネルディスカッション


目から鱗が落ちたのがこちら。

世界遺産の定義


世界の多様性を知る時に観光が重要になる


素晴らしい、美しい、というだけでなく、

違いを知ることになる。


相手を知り、自分を知る。


違いを認めることを世界遺産から学ぶのです。


世界遺産もツーリストシップも

旅で感じることだったり、旅での思いやりだったりしますが、それが伝播することは生き方にも繋がります。


旅は人生そのもの。


世界中の人が相手を思いやり、違いを認めたら、平和な世界が訪れます。


旅から実現できますように。


最後に福田千恵子さんの愛を感じたお話。


10個ゴミを平気で街中で捨てていた人が、1個をゴミ箱に入れるようになる。

それもOKですと言われたことです。


つい、完璧を求めがちですが、一歩前進を認めることの大切さを学びました。


ツーリストシップが世界共通言語になり、訪れる人、住まう人が心地良い時間を紡げますように。


とても心に響く、将来が楽しみなサミットでした。