三ヶ国共に印象に残ったのは、
子育て中の ママさんが
幸せそうなこと。
日本やアジア諸国によくいる、頭バサバサ、
上下ヨレった服の 生活臭まるけのママさん、
眉間にシワよせてヒステリックに怒鳴る
ママさんなどは一切見なかった。
不幸な雰囲気や悲壮感が無く、ベビーカー
を横に置いてカフェでお茶飲んでたり、
母子揃っておしゃれもしてて、子育てを
楽しんでる感が満載。
お母さんが幸せやから、
赤ちゃんと子ども も
可愛いんやなぁ。
と、強く実感しました。
ほな、
日本の生活感まるけの母親は
不幸でアカン人なのか？
って話ですけど、
本人さんが心底納得してはるなら、アタシャ
それはそれで良いと思ってます。
ただ、
ヨレヨレのヒステリックな日々にも関わらず
愚痴一つこぼさず、心底幸せやーっ！感謝
まるけの日々ですっ！
と言うてはる ママさんには会ぉたことが無いし、
そもそも 幸せならヒスまるけにゃならんへん
と思うのです。
んでもって、アタクシが一番声を大にして
言いたいのは、
平成も終わろうかという時代
やのに、日本のママさんの
多くは背負わされ過ぎ
ってことです。
不必要な価値観はノーっ！と拒んだり、
いっそ捨てたって良いのですよっ！
にも似たこと書いたけど、 日本女性の場合
自己犠牲的な母性神話に縛られてるのが悲壮感の大要因
やと思うんよねぇ。
これは何もママさん達だけが悪いのでは無く、
自己犠牲は美しい、その精神
を持たぬ女性や母は失格。
という常識を作った 過去の日本社会 の
責任が大きいと思うワ。
結局さ、男や権力者にとって非常に都合が
良い社会やったってことよ。
それに洗脳されちゃったまんまやのよ。
自己犠牲が美しいのは、それが結果として
表れた時のみ です。
例えて言うならば、
キリシタンの殉教。
捨て身で愛に従ったプロセスの、その 結果が
美しいのです。
美しさや周囲からの評価を求めての行動は、
後に来るハズの結果を先に求めてるから
逆やのよ、それでは結局
目的が利己的になり
美しくない・・・
んやけど、
殉教者の如く命を捨てるまでの
自己犠牲は、極限状態の時
だけで充分っ！
やとアタシャ思うっ！
んでもって、これまた逆説的なんやけど、
ホンマの極限状態で 利己的になったところで、
誰にも責められる筋合いでは無いのでは？
とも思うのです。
戦時下、敵に追われた母親が、胸に抱く
赤子をとっさに捨てて逃げ去ったという
ことが多々あったそうやけど、
それは仕方ないのでは？
当の本人は自責の念でいっぱいに
なるやろうけど、アタシャよぉ責めまへんわ。
自分の命が惜しくなるのは誰でも同じでは？
と思うからです。
そりゃ、極限状態でも 我が子や弱者を
優先する自分、
せめて自分一人だけ助かるよか、
一緒に死にたいと踏みとどまる
自分でいたいけども、
ホンマのことは、その時のその立場にならな
判りませんわ。
その立場になったことが無いのに、
できるっ！など言い切る人たちって、何で
そんなに自信あるのかな？
できたとしても、よ？ 極限から必死に生還
した人を、何で責めるのかな？
立派やないですか、自分の命を救ったんやから。
あとの自責の念の在り方などは、その人の責任
の範疇やから 周りがとやかく言うこと無いと
アタシャ思います。
母性や母親業もそれと同じで、無責任に
神話を押し付ける周囲がおかしいのです、
そんな期待に応える必要無いんですよ。
乳飲み子ほっぽって夜遊びしまくるとかは、
母性云々よか
人間としてどうよ？
って話ですけど、自分の生活の範疇で楽しむ
分にはやね、
子どもの存在と生活の責任の半分は夫に
あるってことを 、ママさんたちには常に
忘れずにいて欲しいし、
こーゆーごくごく当たり前のことを理解
できひん夫など、しばきたおしたれっ！
と本気で思います。
完。
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