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大正ばあや の 連続記事です。

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癇癪持ちの美赤子 に手を焼く大正ばあや
ではありましたが、
人柄が温かく優しく、真面目で働き者で
あった為、周囲からの信頼も得て我が家
にシッカリと根を張ったようでした。

が、我が家の内情としては波乱ばかり。

アタクシの父母は険悪なまでに不仲で、
父は酒癖が悪くなる一方、母はいつも
ヒステリック、病弱な兄は入退院を繰り
返すで、

幼少期のアタクシには殆ど良い思い出
はありませんわ。

今となっては何が原因かは不明やけど、
アタシャしょっちゅう、大正ばあや の
自宅に泊まらされたりしてました。


多分、5歳頃のこと、多分 夏の
ある日 の午後、その時も大正ばあやの
家にアタクシは預けられておりました。

昔のことですから夏と言えどもクーラー
は無く、窓は網戸にして開けてあり
ました。

当時の網戸は今のようなステンレス製の
枠ではなく木製で、網は 緑色でした。

今、思い出せばその日は日曜日やった
のか、大正ばあや の旦那さんも在宅
やったんですが、

ふと気付くと その 「オッちゃん」
網戸を背にして立ってはるのです。


ほいで、ニコニコしながらアタクシを
凝視するんですの。

オッちゃん の顔はマトモに覚えてへん
けども、ニコニコしてはった表情は
何となく記憶にあります。


でね、その頃からアタシャ、スピ体験が
ありまくりやったんやけど、

それの一端となる事件が起きましたっ!

説明が困難で意味不明としか言えへん
摩訶不思議な現象なんやけどっ、



オッちゃんがアタクシの
目の前で 突然緑色のモヤ
に包まれて、
パパパーっ!と消えて
しもたんですのよっ!


この件に関しては、ブログ開設当初にも
記事にしてますわ。

9年前の記事 コチラ


ほいでまぁ アタシャびっくらこき
まくって、


「オッちゃんが消えてしもたーっ!
パッ!と消えてしもたーっ!」

と大パニックに。そりゃそうやわね。


でも実際は、その後も オッちゃんは
ちゃんと 存在してたんやけど。


しかし結局は、この事件からほどなく
して、

オッちゃんホンマに蒸発
してしもたんですーっ!

どうやら多額の借金を抱えてたらしい。



ほいで、大正ばあや は家すらも取られ、
我が家に住み込むことになったんです。


そこから ウン10年、アタクシの成長
を温かく見守りつつ、

毎日アタクシの パンツを洗い、お風呂に
入れ、お弁当も御飯も作り、
週に一度はシーツを替え、靴磨きから
制服のアイロンかけ、卒入学式には
必ず列席してくれて、

骨盤娘のことも母以上に一生懸命世話
してくれて、

最後まで陰に日向に支えてくれて、9年
前に亡くなるまで 実家におりました。


大正、昭和 の戦前戦後を生き抜き、
艱難辛苦に遭いながらも 愚痴はこぼ
さず、常に真摯な態度を貫きつつ平和な
平成 まで生き、静かにこの世を去り
ましたのよ。


お骨だけは親戚筋に取りに来てもらい
ましたが、どこのお墓に入れてもらった
んやろう・・・?

でも、魂は お骨に宿るワケやないから、
どこにあろうとかまわへんわ、
だって、アタクシの中に生きてるから。


ほんでもってアタクシがこの世を去る
時には、きっと一番にお迎えに来てくれ
ると思います。


終わり。