【前回】穏やかだった息子の顔は固まり表情が消えた。
こんにちは、仲村ゆりかです。
先日から息子の家庭内暴力について綴っています。
リアルにお伝えしたいと思っていますが、手が止まる時があります。
それは、なぜか?というと、書いていて辛いとかではなく、あのときの状況や心情をお伝えする「言葉」が浮かばないのです。
「辛かった」「大変だった」と言う言葉では、足りない。
言葉にしてしまうと、薄っぺらい感じがしてしまうのです。
でも、必要としてくださっているお母さんのためにも、少しでも母親である心の葛藤や、母親から見た息子の様子を綴っていきたいと思っています。
息子が、荒れ始めたとき、私にはもう一つ気になることがありました。
息子の部屋にアニメのフィギアが増えていくことでした。
(実物です^^)
その他に、ポスターやCDなど・・・。
当初は、お年玉を自分で持っていましたし、祖母に貰ったおこづかいで買っているのか?と、思っていました。
でも、物が増えるにつれて、数千円もするものを、こんなにたくさん買える現金をもっているとは思えなくなってきました。
その頃の息子の毎月のお小遣いは、3,000円だったのです。
衣食住は、私が払っているとはいえ、少ないお小遣いでやりくりできるとは思えませんでした。
そうなると「お金をどうしているのか?」という不安が増していきました。
「もしかして・・・・万引き?お金盗んでいる?
イヤイヤ、そんなことが出来る度胸はない!
いくらイライラしていても、善悪の判断はできるはず・・・。
そこまで、落ちていないでしょ?!」
私の頭の中では、毎日こんなやりとりが繰り返されました。
面と向かって、息子に聞くことが出来ませんでした。
なぜなら、それを聞いたところで、まともに答える訳もない。
それより、息子の怒りのスイッチを入れるのが怖かったのだと思います。
出来れば穏便に・・・済ませたかった。
私は、自分が過敏に気にし過ぎているだけだ。
息子は、悪いことをする子ではない。
息子を信じたい。
でも、自分の子に限ってと思っていると、もしかして・・・悪いことしていることだってある!
様々な思いが湧き上がってきて、どうして良いのか?全く分かりませんでした。
「お小遣い増やそうか?」
と、冷静に提案してみたこともありましたが、黙ったままスルーでした。
その時「お金くれ!」と、言ってくれた方が、もしかしたら私は楽だったのかもしれません。
お金の出どころが分からないまま、物が増えていく息子の部屋を見ながら、最悪のことも考えました。
最悪なこととは「(他人様から)盗む」=「犯罪」です。
その頃の息子には、私の言葉など届きませんでした。
そんな中、サイドボードの中の貯金箱が気になり、手に取りました。
(実物です)
「??軽いな~」
私は、随分前から500円貯金をしていました。
蓋を開けず、ずっと入れ続けて、貯まるのを楽しみにしていました。
毎日、500円玉を数枚入れていたのに、随分軽い。
疑問に思って底の蓋を開けてみると、ほとんど入っていませんでした。
家族には内緒でしたが、息子は知っていたんですね・・・。
私は、抜かれているとは知らず、毎日500円を数枚入れていたわけです。(笑)
息子にしたら、無くなることのない貯金箱だったんですね~。
この事実を、息子にぶつけたいと思いましたが、グッと我慢して、蓋の部分にテープを貼り付けて開けられないようにしました。
お金を抜くことも出来たのでしょうが、お金を0にしてしまうことのほうが、恐怖だったのです。
お金があることで、気持ちが抑えられているのなら、取り上げてしまう方がリスクが高いと判断しました。
だからテープを貼って、さりげなく「お母さんは、○○が盗んでいることを知ってよ」「やめなさい」とアピールをしたかったのです。
そうしたら、「ばれたか、ヤバイ!」と思って、辞めるのではないか?と思ったのです。
でも、甘かったですね。
息子は、辞めることはしませんでした。
安全地帯と思っていた娘の部屋に(貯金箱を)移動しても、お金を抜きに来ました。
小遣いアップを拒否しているのに、お金を抜き取るという行為をしている息子の考えが、全く理解できませんでした。
倫理に反している息子の行動への怒りは増すばかりです。
感情的になってはいけない!と押さえようとすればするほど、なぜか涙が溢れてきました。
(あの頃は、なぜか警察に捕まる息子の姿が、頭によく浮かんでいたからかもしれません。)
「何でこんな風になったの?」
「息子が、とんでもない事になる前に、どうしたらいいの?」
誰か教えて欲しかった・・・。
私の心の中は、怒りと悲しみ、恨み、色々な感情が渦巻いて、段々平常心を保てなくなっていきました。
「そんなに気に入らないなら、出ていけばいいでしょ!」
と、息子にぶつけてしまうこともありました。
そんな時でも、お金の出どころが判明したことに、ホッとしている私がいたことも確かです。
でも、そんな気持ちも一瞬に消えてしまうほど、息子の怒りは増していきました。
私は、一人で抱え込む事の危機感を感じずにはいられませんでした。
子どもに問題が起きた時は、一人で抱え込まない方がいいということは娘の時に学んでいた私、まず学校や相談機関に出向くことから始めました。
続きは、次回です。
★息子の家庭内暴力に至るまでの家庭内環境&私の心の葛藤については、コチラをご覧ください。
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