これも以前のブログで書いたが、、
身体能力というと、、
身体のサイズから始まり、身体の瞬発力やバネ、柔軟性、スタミナや体力、、
などを想像すると思うが、、
もう一つ重要な要素があって、、
それは形態模写能力。。
すなわち、人の動きを観て、すぐにマネ出来る能力。。(巧緻性もこれに入る)
これは非常に大事で、昔は運動神経などと呼ばれていたが、、
この能力が高いと、身体のサイズが無くても、筋力が多少弱くても、上達は早いし、結構強くなる。
なぜかと言うと、師の言われた通りに出来るということは、技術が身に付く、ということ。
技術が身に付くということは、悠久の武術の極意に近付ける、ということに他ならない。
理に叶った動きが出来るということは、戦いにおいても、体格の大小や筋力の強弱よるハンデを乗り越える可能性が出て来る。
以前居た道場生のSさんもその一人であった。
残念ながら仕事の都合で辞めてしまったが、、
🥲🥲🥲
身体は小さいのに、勁力が多少あったので、組手も強かった。
そしてやはり形態模写能力が高かった。
形態模写能力が高いから、勁力が身に付いた、と言っても良い。
ただ、筋肉の鎧が無かったので、打たれた時の耐久力が無かったため、ケガが多かった。
しかしあれで耐久力が付けば、かなり強くなったと思う。
また再入門してくれることを、期待して待ちたい。
話を戻すと、、
形態模写能力が高いことも、強くなる要因の一つであるが、、
正直言って、これらの身体能力の高さは、修練には、あまり関係無い。
いや、もちろん能力があるに越したことはない。
しかしあるに越したことはないが、、
継続性が無ければ意味が無い。
いくら身体がデカくてバネがあろうと、
動きをすぐにマネ出来ようと、、
辞めたら意味は無い。
結局のところ、、
続けているヤツが強い。
身体能力に関係無く。。
だから、道場生の中で、
教わった技がすぐに出来ないからと言って、、
あるいは身体が小さかったり、体力が無かったり、身体が固いからと言って、、
すぐに諦めないで欲しい。
何ごとも、諦めたら終わりじゃないか。。
空手、武術は人と比べるものじゃないから、
人より時間がかかっても良いじゃないか。
常に自分のペースでコツコツと。。
空手、武術は一生涯、死ぬまでやるもの。
長い長いマラソンと同じ。
リタイヤしたら、そこまで。。
だから、一生涯の趣味として、続けて欲しい。。
(了)。