コツを掴み、重力を味方にする。。 | 群の拳術日記

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拳の道に終わりなし!!

【骨(コツ)を掴み、重力を味方にする】


前回のブログでは、重力と共存することを書いた。


重力に負けぬよう、死ぬまで筋力を衰えさせない、ということ。


今回は一歩進んで、戦いや競技において、重力を使うことについて。。


重力が身体や関節への負担など、人にとって良くないことばかりかというと、そうでもない。


戦いにおいては、この重力、体重、質量を使い、効率良く相手を制す。


むしろ筋力の衰えを、重力でカバーするのだ。


体重60kgだとしても、その重さを技に乗せられたら、かなり強い。


そのためのアプローチとして、、


骨格を揃え、身体バランス的に、一番強度の高い状態にする。


身体がきちんと統一されれば、それは体重を乗せる準備が整ったと言える。


体重すなわち重力を活かすには、骨格を揃えるのである。


昔から、「骨(コツ)を掴む」という。


何にでも勘所というものがあり、それは骨である、ということを昔の人達はとっくに知っていて、だからこそこの言葉が廃れずに今もなお残されているのだ。


重力を敵ではなく、味方にすること。


そのために稽古して、武術のコツを掴むのである。


(了)。


ウインクウインクウインク