ネット上『大辞泉』または『大辞林』を参考にした。それ以外はWikipediaなど。

釋迦如来釋迦牟尼
「釋迦牟尼」は梵語Śākya-muniの音写。釋迦族の聖者の意。
Buddha(佛陀)の dh という綴りはインドの言語特有の有声勇気音を示す。
dh は Gandhi、Gandhara、bodhisattva(菩薩)、dharma(達磨)でも使われている。

紀元前5世紀ごろの人物で、80歳で入滅。
佛になってからは、後漢(東漢)の時代の西暦129年ごろに孫悟空を五行山に封じ込め、その間、『三国志』などの人間界の混乱を憂い、629年には観世音菩薩を長安に派遣し、玄奘に経を取りに天竺に来るよううながした。
釋迦の側から長安に経を届けるようにしなかったのが謎。

手塚治虫の漫画で『ブッダ』『ぼくの孫悟空』があり、アニメで『悟空の大冒険』がある。
手塚治虫はブッダ(佛陀)と孫悟空の両方を漫画の主役にしたようだ。
『西遊記』のアニメ化作品はその後、藤子・F・不二雄原作の『映画ドラえもん のび太のパラレル西遊記』として継承される。

傳説上の「釋迦の誕生日」、つまり佛教の聖誕祭(Xmas)は4月8日の灌佛会(くわんぶつゑ)である。
1986年の灌佛会の日に岡田有希子がこの世を去り、沢尻エリカが生まれた。木藤亜也氏が『1リットルの涙』を出版して、わずか2箇月であった。
聖闘士星矢』にもシャカというキャラクターが登場。

玄奘ゲンジヤウXuanzang、602~664)
玄奘三蔵は中国、唐代の僧侶で、629年から645年まで、長安から天竺まで往復し、三蔵真経を持ち帰った。
弟子に孫悟空、玉竜、猪八戒、沙悟浄、リンレイ(実は羅刹女の息子・紅孩児)がいた。

630年ごろ、火焔山(火焰山)附近でドラえもん、孫悟空(野比のび太)、剛田武、骨川スネ夫、源静香と遭遇。ドラミを観世音菩薩と認識した。
630年当時、玄奘は満28歳の若さだったはずだが、『のび太のパラレル西遊記』で描かれた玄奘は少し大人びて見えた。
帰国後、646年に『大唐西域記』を著した。
日本で三蔵法師(Tripitaka)として有名だが、中国では「唐僧(Tangseng)」と呼ばれる。
└→2010年9月23日テレビ東京で三蔵法師の特集


玉竜
西海龍王の子で、誤って玉を焼いてしまい、罰を受けているところ、観世音菩薩によって救われた。経を取りに行く僧を待つよう、命じられる。
谷川で玄奘の乗っていた馬を飲み込んでしまい、代わって玉龍が馬となった。
孫悟空が破門され、妖怪の手で三蔵たちが鳥葬にされかかったとき、馬の姿で孫悟空に連絡したこともある。
龍に戻って、三蔵を乗せて飛んだこともある。
中国中央テレビ版では三蔵と出会ったときから人間の姿をしていた。



悟空(車奉朝)
731年生まれで没年不詳。唐から天竺に渡り、現地で出家して、経を唐に持ち帰った(Wikipediaより)。

Y!画像 玄奘 三蔵法師

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08年9/25