NHK前作朝ドラ「舞いあがれ!」スピンオフラジオドラマ「歌をなくした夏」今晩放送! | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。今日の話題です。





長崎・五島列島とともに、おらが街・東大阪を舞台にして、今年3月末まで放送されていた朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」。




本放送の終了から5ヶ月あまり経ち、そのスピンオフがラジオドラマとして、ついに今晩(8月26日)放送されることになりました。


スピンオフドラマがラジオでというのも興味深いのですが、描かれるのは劇中で、主人公の岩倉舞(福原遥さん)と幼なじみで、歌人デビューする貴司(赤楚衛二さん)を結びつけることになった、秋月史子(八木莉可子さん、中央)と貴司の担当編集者、リュー北條(川島潤哉さん、右)のその後について、というもの。


それに至る過程を、振り返ることにします。

貴司は劇中、独学で短歌を拵えていて、それが短歌界で最高の名誉とされる「長山短歌賞」という賞を授与され、プロデビューすることに。




自身でも独学で短歌を拵える秋月は、新聞に掲載された貴司の短歌に深く感銘を受け、私淑するようになります。

本放送第19週より、詳細はこちらもどうぞ↑






ただ、第一歌集を世に出すにおいて、リュー北條の投げかける課題に、苦悩する貴司。
そのような貴司を支えようと、告白する秋月。




しかし、逆に舞への本心を短歌を通じて露わにすることが、自身に求められているものだと気づいた貴司。



結果、秋月とリュー北條の働きかけが、幼なじみで収まっていた舞との関係を進展させることになり、貴司と舞は互いを愛していることを確かめて、ついに結ばれたのでした。


第20週より、こちらもどうぞ↑



秋月は貴司に失恋してしまうのですが、その後はそれを糧にして、いい短歌を拵えている…ということを、秋月の担当編集者にもなったリュー北條は話していました。第21週より。


歌人の卵・秋月史子(八木莉可子)はコンビニと喫茶店のバイトをしながら、第一歌集の出版を目指している。最近、歌が作れなくて悩む史子の前に、妙な少女(毎田暖乃)が現れて、何かとからんでくる。

父親を待っているという少女が気になってしかたがない史子。くせ者編集者のリュー北條(川島潤哉)は、史子が新しい歌を作れるように、楽しい記憶を聞き出そうとするが、史子が思い出すのは、別れた父との悲しい記憶しかない。

少女と父親の関係に、自分と父のことを重ねてしまう史子。しかし、そこには史子が気づいていなかった深い思いがあることが明らかになっていく。自分を見つめ直し、新しい歌を生み出す史子のささやかな成長の物語。

という、スピンオフドラマのストーリーなのですが…



秋月は、彼女が小さい頃から家庭で複雑な問題を抱えていたことに、本放送では触れていました。その複雑な心境を昇華させるため、秋月がはじめたのが他ならぬ短歌なのでした。



貴司の元に出入りするようになった秋月ですが、時には貴司をほっといて、なんとも丁々発止なやり取りをリュー北條と展開するようになり、観ていてとても楽しいものがありました。





これひょっとしたら、秋月さんがプロデビューして、くせ者のリュー北條さんと関わるならばきっとおもしろい化学反応が起こるのでは、と個人的には思っていた次第。第20週より。

ですので、これはとても楽しみなスピンオフドラマになりそうで!いや、待ち遠しいです。



ところで先日、7月29日に「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」を控えて「日本vsトンガ」の壮行試合が「東大阪市花園ラグビー場」で行われました。NHKの生中継より。



花園では、2019年に日本でワールドカップが開催されて以来の国際試合。
大変なにぎわいだったようでした。そんな中…


劇中で舞の親友・望月久留美として、重要な役どころを演じた山下美月さん(乃木坂46)と、その父親の佳晴を演じた松尾諭さんが、ゲストとして登場されていました。


感慨深げだったのは、佳晴さんが久留美ちゃんにこう語りかけていたシーン。



劇中ではここ花園に本拠地を置く、ラグビー実業団の名物選手だったという佳晴。順風満帆かと思われましたが、久留美が小学生の頃、怪我のために退団してしまいます。


その後、諍いを起こして離婚し、定職に就けないほど荒れた生活を送っていて、小学生の頃から久留美はいまで言う「ヤングケアラー」として父・佳晴を支えていたのでした。第5週より。


「舞いあがれ!」はそんなどん底にあった佳晴と、看護師として立派に成長するものの逆境に陥った久留美が互いを支え、支え合うという、親子二人が再生する過程が見どころとして描かれたドラマでもありました。第21週より。


ただ本放送中では、その花園で開催された「ラグビーワールドカップ2019」期間中の実際の様子は描かれず、あれ?と思っていたのですが。


佳晴さん、自身が活躍していた花園の舞台へようやくにして、久留美ちゃんを連れて来られた瞬間なのでした。ああ、良かったです。

わたしもこれで、気持ちがすっきりしました。


かつて実業団時代に「ドーベルマン望月」というほどの諢名だった佳晴の、現役時代のエピソードなども気になっていました。ひょっとして、それがスピンオフの題材になるんかな?などとも期待していたのですが。

これはぜひ、個人的にはスピンオフ第二弾ということで期待したいものです。NHKさん、宜しくお願い致します🙏


ともかく今回の秋月さんと、リュー北條氏のスピンオフドラマ、楽しみにしたいと思います。今晩(8月26日)夜10時〜10時50分、NHKFMで放送予定です。

今日はこんなところです。