4年振りに帰って来た中河内の夏の風物詩! | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。今日の話題です。



暑い、暑いと連日のように嘆く夏も、もうすぐ終わりを告げることになるのでしょうか。
年が行くにつれ、身体がえらいと感じるようになるのを日々、痛感します💦


少し前のことですが、おらが街あちこちでこのようなポスターを見かけるようになりました。


コロナ禍を抜け、盆踊りが4年振りに開催されるのだとのこと!これは楽しみです。




そういったことで、ヨメハンとちびっこ次女とともに、地域の小学生で開催された盆踊り大会に足を運んで参りました。わたしとJK長女の母校ですが、来年からはちびっこ次女もお世話になります。

まだまだ日は高い夕方ですが、これはなんとも風情があります。よくぞ復活してくれたものだと感慨に耽ってしまいます。


来場されていた野田義和・東大阪市長のあいさつで、4年振りの夏の風物詩がスタート。


ところで、おらが街の盆踊りというと、トラックの荷台をステージに設えた「河内音頭」の生歌唱が特徴でしょうか。

ただ、同伴しているヨメハン(大阪市内出身)曰く、東大阪に来てはじめて見るものと毎年話すのですが。わたしにしてみれば、小さい頃から「盆踊り=河内音頭の生演奏」が普通ですけれど…そのへんの違いは、興味深いですね。


「河内音頭」はその名の通り、府内東部の旧河内地域が出自の音頭。特に、中河内(なかがわち、東大阪・八尾・柏原)が発祥の地とされるものです。

独特なリズム拍子、旋律は統一されているものの、さまざまな流派が存在し、「新聞詠み(しんもんよみ)」と呼ばれる歌い手が自由自在な歌詞で歌い上げるというのが最大の特徴で、なおかつ魅力です。



歴史を辿りますと盆踊りですから、もともとはご先祖様のお帰りを主題にしたもの。ただ、暗さはつゆも感じません。


むしろ、歌詞はとんちやシャレの効いたものが多く、さらに、エレキギターに乗せてというのは、他にはないものです。



生演奏を聞くのは、それこそコロナ禍以来のこと。いや、これがないと中河内には夏が来た気分にはならないもの。身に染みます。

こちらの方は、語尾の韻をうまく使って熱唱。言葉遊びと言いましょうか、さすがプロ。聞き入ってしまいます。


この年になって、さらに数年とは言えどこれがなくて感じた、身近ながらも歴史ある、伝統芸能の大きな存在感。



その河内音頭に、会場ど真ん中の大きな櫓。自由に出入りして、おのおの楽しむ盆踊り。

大げさですが、中河内に生まれて良かったなあと、アイデンティティのようなものが胸に迫ります。いや、本当に良いものです。



暑さの中、上気ばんだ雰囲気でいっぱいの盆踊り。4年振りに帰って来た、夏の中河内の風景は実に、深く琴線に触れるものでした。


今日はこんなところです。