みなさんこんにちは。前回からの続きです。
昨年10月から放送がはじまった、NHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」。
長崎・五島列島とともに、おらが街・東大阪がその舞台になっている作品です。
このドラマ、気づいたこと、印象的だったことなどを毎週、取り上げて述べてみようという企みを、第1週からお送りしています。
先週は第19週「告白」編。記事前編はこちら↑
それでは、この週の振り返り後編をお送りすることにいたします。
悠人のインサイダー事件から半年が経過した、2014(平成26)年6月に舞台は移りました。
しかし、歌集の話しなのに、作者の顔がどないこないなどと、現地・中河内(東大阪含む東部大阪)の言葉でいうと「けったい」なことを一方的にまくし立てる北条。
少し心配になるのですが、ご本人自体は最近、大人気の若手俳優さんなんですが(汗)


その秋月。帰り際、貴司を見守っていた舞に、
こんなことを尋ねていました。


なんと「よかった」だとは!それも、そう聞いてめっちゃ笑顔ですやん…焦りました(汗)


その直後。久留美(乃木坂46・山下美月さん)と同じくした帰り道に、その話しをします。

確かに、これは舞らしいなと思ったのですが…


しかし久留美はやはりというか、貴司に近づく(それも、同じくする分野で繋がりが出来つつある)秋月とが、どんどん仲良くなっていくのではないかと、舞を心配します。


ああ…これも、舞らしいと言えば舞らしいというか。相手の喜ぶ顔を見ること、幸せが訪れることには、別け隔てないという長所のある舞ではあるのですが。
ただ、北條の立場もなんとなくわかります。あくまで趣味の範疇でなく、広く売れてこそ(≒読まれ、知られてこそ)なのでしょうから。
北條の、この胡散臭さは別にしても、これは仕方がないことなのでしょうが、それまで考えもしなかったであろう違う観点を知り、向き合うことになった悩む貴司の姿が、なんとも言えません。
さらに、自分の中の本当の気持ちに向き合うことを強く迫られ、苦悩に陥ります。

後日の夜。舞は、岩倉家を訪れた久留美と、北條から本当の気持ちに向き合えと迫られた貴司について心配だと、話しをするのですが…

久留美が、あんたもそうやでと、ストレートに舞に尋ねます。貴司のことを、幼馴染ではなく好きなのだろうと。

それに対して舞は、友達のままで居りたいのだと答えます。

ここで、舞から思いがけない人物の名前が。航空学校での同期、柏木(Snow Man・目黒蓮さん)です。
ただ、柏木が犯したミスをきっかけに、そのトラウマを跳ね返すきっかけを作ったことから、舞と交際することになりました。
しかし、舞の航空会社への就職が一年延期になって以来、パイロットを目指す柏木と、窮地に陥った工場を危惧する舞とすれ違うようになり破局してしまったのでした。第15週より。

当週は、2013(平成25)〜2014(平成26)年が舞台。柏木と別れてから、4〜5年が経過した頃でしょうか。
しかし舞は、柏木に告白をして(別れて)しまったことが、大切な仲間、友達という関係から結果的に逸脱してしまい、二度とその状態には戻れなくなったのだと。第8、11週より。

想像以上に、舞の失恋はここに至っても、尾を引いていたことがわかります。
ただ、そういう気持ちは大事なものかも知れませんが、大切な人だからこそ、この良好な関係のままを維持したい。
先ほども触れましたが、どこかしら相通じる、同じような観点や視点、そして価値観を持つふたりですし。ただ、それゆえにそのままではどうなのか…というところ。
北條や秋月という、舞とは明らかに異なるキャラクターの登場は実に鮮烈でしたが、舞はどうするのかというところで、当週はおしまい。
そうした見方をしますと、貴司は、舞からのこの言葉を、これからさらに繋げようとしているかのようにも思えました。
この後、秋月が来訪したので、それ以上のやり取りは、沙汰止みになってしまったのですが。
舞を幼少から知り、なおかつ、家族ぐるみで苦楽をともにして来た貴司が相手なのですから、
それはそれで、悩むことなのかも知れません。第3週より。
「恋に恋」をしていた、柏木君の時とはまったく事情が違います。柏木君には、悪いのですが(汗)

引き続き、期待しつつ拝見したいと思います。
今日はこんなところです。