みなさんこんにちは。前回からの続きです。
久々の家族旅行で、3月なかばに「箱根・小田原」を訪れた道中記をお送りしています。
旅も、第2日目(2023年3月11日)。
小田原から箱根山中へ一気に登り、芦ノ湖や大涌谷などの観光名所を巡った一日も、早やその終盤にかかっています。
いよいよ、今回の旅で拠点にしている小田原に戻ろうかというところ。
山下りの途中、ここは「箱根登山ケーブルカー 早雲山駅(神奈川県足柄下郡箱根町)」です。

最終便が迫る時刻になりまして、ホームに停まっていた「強羅ゆき(同)」には乗れず。発車を見送り、次便を待つことにします。
「箱根登山ケーブルカー」はこの「早雲山駅」から登山電車の終着駅「強羅駅」までを結ぶ、全長1.2kmほどの路線。グーグル地図より。
ケーブルカーとしては短い距離の部類ですが、歴史あるという路線。詳しくは、次項で触れたいと思います。
さて、次便を待つ間を利用しまして、ホームを観察してみるのですが、ケーブルカーの駅ではよくあるそれが、階段状でないことに気づきます。
やはり路線に傾斜があまりないのでしょうか。

さらに、乗車口には簡易的ながらホームドア。
傾斜が抑えられているがために段差がなくフラットで、これならば車椅子でも乗降しやすいですね。仕事柄もあり、目が行ってしまいます。


「ケーブルカー」は、正式には「鋼索線(こうさくせん)」「索道(さくどう)」と呼ばれる鉄道のひとつです。
「索」は「なわ、つな」の意で、線路中央に設けられているケーブルワイヤーがそれを示しています。細い鋼材を幾重にも巻いたもので、線路上の滑車を活用し、急勾配を行く車両の登り降りを支えるという、命綱と言えるもの。
全国津々浦々に点在している「ケーブルカー」ですが、先ほどのものは、1983(昭和58)年秋に廃止になった「近鉄東信貴鋼索線」でかつて実際に使用されていた、設備の展示から。
「信貴山下駅(奈良県生駒郡三郷町)」にて。
奈良県内のケーブルカー、現役や廃線になった路線をさまざま辿った、昨年の記事でも仕組みは取り上げました。詳しくはこちらもどうぞ↑

それでは、山下りの前面展望を楽しむことにします。運良く?最前部の席。ちびっ子次女とともに観察してまいります。
次回に続きます。
今日はこんなところです。