春の箱根と小田原へ!念願の家族旅行記2023〜その37 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

久々の家族旅行で、3月なかばに「箱根・小田原」を訪れた道中記をお送りしています。



旅も、第2日目(2023年3月11日)。
小田原から箱根山中へ一気に登り、芦ノ湖や大涌谷などの観光名所を巡った一日も、早やその終盤にかかっています。

いよいよ、今回の旅で拠点にしている小田原に戻ろうかというところ。
山下りの途中、ここは「箱根登山ケーブルカー 早雲山駅(神奈川県足柄下郡箱根町)」です。


最終便が迫る時刻になりまして、ホームに停まっていた「強羅ゆき(同)」には乗れず。発車を見送り、次便を待つことにします。



「箱根登山ケーブルカー」はこの「早雲山駅」から登山電車の終着駅「強羅駅」までを結ぶ、全長1.2kmほどの路線。グーグル地図より。


ケーブルカーとしては短い距離の部類ですが、歴史あるという路線。詳しくは、次項で触れたいと思います。



さて、次便を待つ間を利用しまして、ホームを観察してみるのですが、ケーブルカーの駅ではよくあるそれが、階段状でないことに気づきます。

やはり路線に傾斜があまりないのでしょうか。


さらに、乗車口には簡易的ながらホームドア。

傾斜が抑えられているがために段差がなくフラットで、これならば車椅子でも乗降しやすいですね。仕事柄もあり、目が行ってしまいます。



「ケーブルカー」は、正式には「鋼索線(こうさくせん)」「索道(さくどう)」と呼ばれる鉄道のひとつです。

「索」は「なわ、つな」の意で、線路中央に設けられているケーブルワイヤーがそれを示しています。細い鋼材を幾重にも巻いたもので、線路上の滑車を活用し、急勾配を行く車両の登り降りを支えるという、命綱と言えるもの。


このように特殊な設備を持つケーブルカーは、一般的な鉄道とは、相当に大きな特徴の差違があります。




険しい勾配を安全に走行させるための車輪も、左右で大きく異なることもそのひとつでしょうか。フランジ(溝)がまったくない、さながらローラーのような平車輪(上画像)と溝車輪(下画像)。



全国津々浦々に点在している「ケーブルカー」ですが、先ほどのものは、1983(昭和58)年秋に廃止になった「近鉄東信貴鋼索線」でかつて実際に使用されていた、設備の展示から。

「信貴山下駅(奈良県生駒郡三郷町)」にて。


奈良県内のケーブルカー、現役や廃線になった路線をさまざま辿った、昨年の記事でも仕組みは取り上げました。詳しくはこちらもどうぞ↑


さて、ホームの端からは、強羅へ下って行く列車のさまが良く見て取れます。直線ならではですが、すぐ近くになにやら駅のようなものが。

この後、実際に乗りますので確かめてみよう。



待つことしばし。強羅から、青塗装の車両が登って来ました。これの折り返しに乗るのですが路線の中間地点で、先ほど見送った赤塗装のそれとすれ違っています。



時刻は夕方5時前でしたので、さしもの車内もがらがら。連絡するロープウェイも最終便に接続するかしないかという、実に微妙な時間帯。ただ、乗客はちゃんと居られます。

言い方はなんですが、山深い観光地ですから、店じまいは比較的早いようです。


それでは、山下りの前面展望を楽しむことにします。運良く?最前部の席。ちびっ子次女とともに観察してまいります。


次回に続きます。

今日はこんなところです。