3年振りの現地開催!「きんてつ鉄道まつり2022 in 五位堂」訪問記〜その4 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


3年振りに、今年は現地開催となった鉄道イベント「きんてつ鉄道まつり」。

会場の「五位堂検修車庫(奈良県香芝市)」の訪問記をお送りしています。



さて、会場に入ったばかりなのですが、ひとまずは人の流れに任せて、うろうろとしてみることにします。


検車場向かって左側に、鉄道グッズを取り扱う各鉄道会社のたくさんのブースがありました。あちこちで長い行列が出来ている中、あれ、ここには人出がない…



廃車になった車両から発生した、鉄道部品のオークションのブースでした。どのようなものが出品されているのか、気になります。


おっ、これはナンバープレートです。
実車から解体されたものだとわかるのですが、
昨年、惜しまれながら引退した「スナックカー」こと「12200系」のそれです。


他にも、車両妻面(運転台がない側の、車両端部分)に取り付けられていた「自重板」。
形式や定員、車両のスペックなどが記されているもの。これも「スナックカー」に取り付けられていたものとわかります。貴重ですね。




オレンジと濃紺という、半世紀以上にわたって親しまれた近鉄特急を象徴する塗装も、この車系の引退で姿を消しました。
しかしいまなお、記憶に残るこの塗装です。松阪、鳥羽にて。こちらもどうぞ↑


ところで、ぱっと見でこれはなにに使用されていたのか?という、画像右側のマルーンレッドに、見慣れない白帯が施された板。調べてみますと…



伊勢志摩で早朝に獲れた、新鮮な魚介類を奈良や大阪へ行商する人々を、商品とともに運んでいた「鮮魚列車」。専用で使用されていた車両の、この部分なのでした。榛原にて、出典①。

しかし、国内では近鉄にしかなかったこの珍しい「鮮魚列車」は、行商関係者の利用が年々減少するのにともない、2020(令和2)年3月のダイヤ改正で廃止されました。





ただし、それ以降は定期の快速急行列車のうち1両を関係者専用に指定して、いまも運行されています。運搬している魚介類にちなんで「伊勢志摩お魚図鑑列車」という愛称がつけられ、ラッピングも施されているというものです。

スルメイカにマダイが泳ぐ、運転室まわり!


余談ですが、その「伊勢志摩お魚図鑑列車」が登場したダイヤ改正では、名阪新型特急「ひのとり」がデビューしたことが最大の注目点でした。以上、鶴橋にて。


他にも、団体専用列車として運用されていた「あおぞらⅡ」のロゴマークに、車号番。




こちらは、車内に掲げられている方の車番プレートでした。特急車両のみならず、通勤型車両のものもあります。オークションというだけあって、どれもこれも、貴重な品ばかりです。



果たして、どれくらいで落札されたのでしょうか。開始価格も、結構な額ですね。

さらに現地会場だけではなく、今年はオンラインでも同様のオークションがあるとのことですが、ただただ観察しているだけでも、これは目の保養になります(笑)


次回に続きます。

今日はこんなところです。


(出典①「フリー百科事典Wikipedia#鮮魚列車」)