みなさんこんにちは。前回からの続きです。
先月、8日まで「阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)」で開催されていた「鉄道模型フェスティバル」を訪問した際の様子を、シリーズでお送りしています。
このイベント名物のジオラマ展示。
今年も、楽しみながら各々作品を拝見しているところです。

続いては「能勢電鉄(のせでんてつ)平野駅(兵庫県川西市)」とタイトルがなされているもの。えらく大きいレイアウトです。
「能勢電鉄」は、本題の「宝塚線」と接続する「川西能勢口駅(同)」を起点に、古くから信仰を集めていた「能勢妙見山(のせみょうけやんざん)」への参拝客や、行楽客を輸送する目的で建設された、地方私鉄です。
阪急系列の会社で、使用されている車両もすべて「元阪急車両」。大阪梅田へ直通の特急列車も運行されています。公式サイトより。
昭和50年代に、沿線開発のひと区切りとして「日本生命」が手掛けた「日生ニュータウン」まで新線も開業させるなど、観光以外にも、今日では通勤・通学の足として大きな役割を果たしています。グーグル地図より。
沿線に炭酸源泉が豊富にあることから、炭酸水やサイダーの製造工場を誘致、能勢電を活用しての製品輸送が激増したお陰で、開業以来の経営危機を乗り切った…というエピソードがありました。おなじみのこれらがそうです。
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その、路線中間付近に位置しているのが「平野駅」。駅に車両基地が併設されています。
しかし、駅構内と車庫がまるのまま再現されているとは。それだけですごいなと感じるのですが、ともかくじっくり拝見したいと思います。

しげしげと観察している間に、高速でマルーンの車両が走り抜けて行くのも気づかぬほど、これは本当によく作り込まれているなと、しばらく離れられませんでした(汗)
しかし、この塗装個人的には好きなんですが。元車両とまるで異なる明るいイメージもさることながら、ドアだけが塗られているのが特に…
次回に続きます。
今日はこんなところです。
(出典①「ヤマケイハンドブック4 阪急」廣田尚敬写真 吉川文夫解説 山と渓谷社発行 1982年4月)
(出典②「フリー百科事典Wikipedia#能勢電鉄_車両」より)