阪急うめだ本店「鉄道模型フェスティバル2022」訪問記〜その21 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


先月8日まで「阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)」で開催されていた「鉄道模型フェスティバル」を訪問した際の様子をお送りしているシリーズ、今日から再開いたします。



さて、会場内のさまざまな展示を拝見しているところですが、今年は「鉄道開業150年記念」。

それにちなんで、阪急最古の路線「宝塚線」がいろいろとピックアップされていました。同社ホームページより。



まずは、その「宝塚線」沿線の各駅を捉えた、懐かしい写真パネル展示を、順に拝見していくことにします。


終着駅の「宝塚(兵庫県宝塚市)」。
1910(明治43)年3月、開業した際のものでしょうか、駅舎には装飾やゲートなどが設けられているのがわかります。歌劇の街になる前は、鄙びた温泉街だったそうです。

「箕面有馬電気軌道」としての開業でした。


順に、大阪方面へと進んで行きます。
「中山観音駅(同)」。開業から長きにわたって「中山駅」と称されていました。



余談ですが、こちらから阪急を利用したことがありました。2016(平成28)年の晩秋撮影。



駅から続く参道を抜けますと、聖徳太子が建立したと伝わる、荘厳な「中山寺」が鎮座しています。関西では、安産祈願や七五三参りなどで大変有名な、真言宗のお寺です。



駅前参道を対比。昭和40〜50年代でしょうか。正直いうと、あまり変わっていないというのがまたいいものだなと感じます。


そうそう、参道のお店にはあふれるほどたくさんのおもちゃを並べた光景が必ずありました。
小さい頃には、わくわくしたものですが。


訪問したのは、ちびっ子の安産祈願にお参りした折のこと。思えばもう6年も前のことですが、おかげさまで、無事に育ってくれています。
ありがとうございますm(_ _)m余談でした。


さらに東へと進み「川西能勢口駅(同川西市)」に到着。「池田(大阪府)」とは「猪名川(いながわ)」をはさんだ府県境の街です。


すべての営業列車が停車する主要駅というのですが、駅名に「能勢口(のせぐち)」と入っているのがミソでしょうか。グーグル地図より。



この駅からは、その府県境にそびえる「能勢妙見山」への参拝客輸送を目的にして「能勢電鉄」という、阪急系列の鉄道が延びています。

その「妙見山(みょうけんざん)」という山自体が信仰の対象になっていて、いまでいう「パワースポット」だったようです。



現在は、ケーブルカーで登る手軽なハイキングコースのイメージ。学校の課外学習などでもでしょうか。特に春には、桜がきれいなところです。のせでんホームページより。


ところでこの能勢電は1912(大正2)年、開業前から倒産の危機を乗り越え開業したものの、予想より利用客が延びず、ほどなく経営に難渋してしまったそうです。


ところが、沿線は炭酸水の鉱泉が豊富にあったことから、サイダーや炭酸水の工場を誘致したところ商品が人気を博し、鉄道輸送が膨大な規模になったことから経営も息を吹き返した、という逸話があります。おなじみのこれです。


さて、昭和30年代までは、終点からまだ先へ向かう参拝客輸送がまだまだ主だったようです。

一両編成に、集電装置もよくある菱形のパンタグラフではなく、トロリーポールという、電気鉄道が誕生した、明治期以来の「棒式」。



しかし、本題の「宝塚線」を経由すると、この駅から大阪梅田までは30分ほど。
沿線の開発は徐々に本格化し、その象徴と言えるのは「日本生命」が手掛ける「日生ニュータウン」に新線で乗り入れたことでしょうか。
車両も近代化が図られたのは、それ以降です。


「宝塚線」に直通する「日生エクスプレス」という特急列車も朝夕に運行されるなど、本線に準じるほどの規格です。車両も、すべて阪急のお古です。

都心に近い割に、緑多く自然豊かな沿線というので、最近は殊に人気を博しているようです。中河内に住むわたしは乗ることがそうそうありませんが、鉄道会社が変わっても、乗り心地の良い阪急電車がさらに続く…というイメージです(^o^)


出かけたいところが、次々に出て来ます(笑)

次回に続きます。
今日はこんなところです。