先月8日まで「阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)」で開催されていた「鉄道模型フェスティバル」を訪問した際の様子をお送りしているシリーズ、今日から再開いたします。
さて、会場内のさまざまな展示を拝見しているところですが、今年は「鉄道開業150年記念」。
それにちなんで、阪急最古の路線「宝塚線」がいろいろとピックアップされていました。同社ホームページより。
まずは、その「宝塚線」沿線の各駅を捉えた、懐かしい写真パネル展示を、順に拝見していくことにします。

終着駅の「宝塚(兵庫県宝塚市)」。
1910(明治43)年3月、開業した際のものでしょうか、駅舎には装飾やゲートなどが設けられているのがわかります。歌劇の街になる前は、鄙びた温泉街だったそうです。
「箕面有馬電気軌道」としての開業でした。

順に、大阪方面へと進んで行きます。
「中山観音駅(同)」。開業から長きにわたって「中山駅」と称されていました。
駅から続く参道を抜けますと、聖徳太子が建立したと伝わる、荘厳な「中山寺」が鎮座しています。関西では、安産祈願や七五三参りなどで大変有名な、真言宗のお寺です。

駅前参道を対比。昭和40〜50年代でしょうか。正直いうと、あまり変わっていないというのがまたいいものだなと感じます。

そうそう、参道のお店にはあふれるほどたくさんのおもちゃを並べた光景が必ずありました。
小さい頃には、わくわくしたものですが。
訪問したのは、ちびっ子の安産祈願にお参りした折のこと。思えばもう6年も前のことですが、おかげさまで、無事に育ってくれています。
ありがとうございますm(_ _)m余談でした。

さらに東へと進み「川西能勢口駅(同川西市)」に到着。「池田(大阪府)」とは「猪名川(いながわ)」をはさんだ府県境の街です。
現在は、ケーブルカーで登る手軽なハイキングコースのイメージ。学校の課外学習などでもでしょうか。特に春には、桜がきれいなところです。のせでんホームページより。
ところでこの能勢電は1912(大正2)年、開業前から倒産の危機を乗り越え開業したものの、予想より利用客が延びず、ほどなく経営に難渋してしまったそうです。
ところが、沿線は炭酸水の鉱泉が豊富にあったことから、サイダーや炭酸水の工場を誘致したところ商品が人気を博し、鉄道輸送が膨大な規模になったことから経営も息を吹き返した、という逸話があります。おなじみのこれです。
「宝塚線」に直通する「日生エクスプレス」という特急列車も朝夕に運行されるなど、本線に準じるほどの規格です。車両も、すべて阪急のお古です。
都心に近い割に、緑多く自然豊かな沿線というので、最近は殊に人気を博しているようです。中河内に住むわたしは乗ることがそうそうありませんが、鉄道会社が変わっても、乗り心地の良い阪急電車がさらに続く…というイメージです(^o^)

出かけたいところが、次々に出て来ます(笑)
次回に続きます。
今日はこんなところです。