開業100周年を迎えた「近鉄生駒線・旧東信貴鋼索線」を巡り信貴山へ その29 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年5月で開業から100周年を迎えた「近鉄生駒線・旧東信貴鋼索線」。


大阪・奈良府県境を成し、古くから霊峰として崇められていた「信貴山(しぎさん)」へ向かった鉄道網にまつわる歴史に触れるべく、現地を巡った訪問記をお送りしています。



ここは「高安山駅(大阪府八尾市)」。

「信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ、奈良県生駒郡平群町)」をはじめとした、信貴山への主要アクセスを担っている「西信貴鋼索線」の山上側の駅です。


グーグル航空地図より。
その「西信貴鋼索線」で、いよいよ信貴山を降りようかというところ。全長は1.3km、山の急斜面を下った「信貴山下駅(大阪府八尾市)」からは、広大な大阪平野が広がります。


それでは早速、先頭にかぶりついてその景色をみなさんと、楽しむことにしたいと思います。



ほどなく発車。しかし、この角度からの景色と言ったら!これは見応えがあります。


高いところから目立つ建物を見つけて、その方角を確かめるのが好きなわたしにとっては、たまらんものです。奥の山々は六甲山系、そびえる高層ビル群は、大阪市内中心部です。


そんな中予想通り?やはりこれが見えました。他のそれよりひときわ高い、あれに違いない!


ご存知「あべのハルカス(大阪市阿倍野区)」です。高さは300m、国内有数の超高層ビル。
すっかり、大阪の人気観光名所になりました。


グーグル地図より。だいたい、この角度からの眺めになりましょうか。


さらに、ハルカスから左手(西方向)。これは大阪湾岸の方角に当たりますが、そちらにもひときわ高いビルの影を発見しました。これは…



大阪ベイエリアのランドマーク「大阪府咲洲庁舎(WTCコスモタワー、大阪市住之江区)」でした。


 

先日のこちらの記事でも取り上げましたが、3年後に万博が開催される人工島「夢洲(ゆめしま)」に近接しているところです(★矢印)。グーグル地図より。

信貴山を含む、奈良との府県境を成す「生駒山系」から大阪市内というのは、意外にもさほど離れてはいません。遠いようですが、だいたい15〜20kmくらいです。



ハルカスが群を抜いた高さですので、ここよりもっと遠い北摂や、府南部の泉州地域からでもはっきり視認出来る、大阪市内の目印です。
「阪神高速4号湾岸線 泉大津パーキングエリア(大阪府泉大津市)」展望台より。2018(平成30)年5月撮影。


それはさておき、急勾配をゆっくりと車体を軋ませながら下って行きます。



中間地点で上り便とすれ違います。ケーブルカーならではの構造です。


沿線の深い緑が切れる度、目の前の景色は段々とはっきり大きくなって来ます。これはおもしろい。知られざる絶景スポットですね。



あっと言う間に、ふもとの「信貴山下駅」が見えて来ました。圧巻の「西信貴鋼索線」です。


次回に続きます。

今日はこんなところです。