みなさんこんにちは。前回からの続きです。
今年5月で開業から100周年を迎えた「近鉄生駒線・旧東信貴鋼索線」。
大阪・奈良府県境を成し、古くから霊峰として崇められていた「信貴山(しぎさん)」へ向かった鉄道網にまつわる歴史に触れるべく、現地を巡った訪問記をお送りしています。
ここは「高安山駅(大阪府八尾市)」。
かつて、ケーブルカーから乗り換えた信貴山への参拝客を運んだ、世界的に見ても数少ないという「山上の鉄道」。傾きかけた陽を感じながら、その痕跡を愉しんだというところです。
しかし、この衝撃的な光景と言ったら…まだ脳裏に焼き付いています(苦笑)
車両の顔つきが、ニコニコしているだけに…

それはさておき、いよいよケーブルカーで信貴山を下ることにします。乗車して来たバスとの連絡が考慮されているので、スムーズです。

ここから乗車するのは「西信貴鋼索線(西信貴ケーブル)」という路線です。
グーグル航空地図より。路線名称の通り、信貴山を西側から登り降りするケーブルカーで、現在、鉄路で信貴山へアクセス出来る、唯一の交通機関です。
開業は1930(昭和5)年12月、前身の「信貴山電鉄(翌年に信貴山急行電鉄と改称)」によるもの。「高安山駅〜信貴山口駅間」を結ぶ、全長1.3km・高低差354mの路線です。近鉄ホームページより。

係員さんが乗り込み、いよいよ発車。
もちろん、先頭に張り付いて眺めを楽しむことにします。
次回に続きます。
今日はこんなところです。