開業100周年を迎えた「近鉄生駒線・旧東信貴鋼索線」を巡り信貴山へ その30 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年5月で開業から100周年を迎えた「近鉄生駒線・旧東信貴鋼索線」。


大阪・奈良府県境を成し、古くから霊峰として崇められていた「信貴山(しぎさん)」へ向かった鉄道網にまつわる歴史に触れるべく、現地を巡った訪問記をお送りしています。





山上の「高安山駅(大阪府八尾市)」から「西信貴鋼索線」に乗車。信貴山を一気に下っているというところです。グーグル航空地図より。


大阪平野の絶景を楽しめた、片道7分の道のり。到着したのは「信貴山口駅(同)」です。


近鉄ホームページより。
本題の「旧東信貴鋼索線」廃止後、信貴山へアクセスしている唯一の鉄路ネットワークを成す、大阪市内に向いた山の西側からのルート。


その「西信貴鋼索線(右下から中央左)」と「信貴線(中央左から上)」との乗り換え駅に当たります。上空からですと、これらがL字型に接続している形状が特徴的です。


ところで結局、下り便に乗っていたのはわたしだけ。
なんとも分不相応な?ゼイタクをさせて頂いたのですが、登山する折り返しまで時間があるようで、この車両を観察することが出来ました。


ホームから車両側面。前後面の先頭部分ともに直角ではなく、少し傾けてあることに気づきます。登山するのがケーブルカーですが、全国にあまたあるものそれぞれ路線状況は異なるので車両は「オーダーメイド」です。



車内は2人掛けの固定式座席。景観に配慮してふもと向きにこれが取り付けられているのは、ケーブルカーならではです。こうして眺めていますと、階段も結構な段差があります。


先ほどお参りして来た「信貴山朝護孫子寺」のシンボル、寅がモケットにあしらわれているのも特徴でしょうか。かわいらしい。


そして、屋根上には小柄なパンタグラフ。
分類上では「ケーブルカー(鋼索鉄道)」ですが、立派な「電車」です。


この「信貴山口駅」ホーム端から山上の「高安山駅」方向を望む。長々と続く鉄路が、勾配をつけて登って行くさまがよくわかります。


ところで、この駅を出たところには踏切がありました。「ケーブルカーの踏切」とは珍しいものですが、交差する道路の幅員が狭いこともあってか、自動車の類は通れないようでした。



別角度から。一見すると、踏切の渡し板がわからないくらいの狭い踏切ですが、左右ともに山林に囲まれたところ。住宅が途切れたところのようで、人通りはあまりなさそうです。


それでは、さらにこの「信貴山口駅」を探索してみることにします。


次回に続きます。

今日はこんなところです。