NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」ひなたの「東映太秦映画村」訪問記〜その18 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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みなさんこんにちは。前回からの続きです。


今月8日、最終回を迎えたNHK朝の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」、作品の舞台となった「東映太秦映画村(京都市右京区)」。




半年にわたる劇中のシーンを交え、作中に登場した村内や特別展を周りながら、ここまでさまざま回顧して参りました。


映画村自体も、訪問したのは小学生以来。
ドラマの思い出のみならず、懐かしさを感じながらの、実に楽しい時間を過ごせました。


さて、映画村を後にしまして…
正面ゲート前の道を南に行きますと、最寄り駅のひとつになっている「太秦広隆寺駅(うずまさこうりゅうじえき、同)」があります。

せっかくですので、こちらにも足を運んでみることにしました。


街中を、ぶらぶら歩くこと5分ほどで到着。
ホーム2面の、小さな駅です。


駅の西側を眺めますと、右手(北側)には駅名の由来になった「広隆寺」があります。


聖徳太子に由来する、国宝「弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつ はんかしゆいぞう)」が安置されていることで有名な、歴史あるお寺です。「Wikipedia」同項目より。


「嵐電」ホームページより。
この駅を発着しているのは「京福電気鉄道」。


ですが「嵐電(らんでん)」という名前の方でよく知られています。

古くからの京都市内の交通の拠点「四条大宮駅(同下京区)」を起点に、名勝・嵐山や、北野天満宮に近い「北野白梅町駅(同北区)」へと走る、京都唯一の路面電車です。



ところでこの「嵐電」も、本題の「カムカムエヴリバディ」には度々登場します。

三代目ヒロイン・大月ひなた(川栄李奈さん)が休み明けには高校3年生になろうかという、1983(昭和58)年春のこと。



高校卒業後の進路に悩んでいたひなた、ひとりで「条映太秦映画村」に向かおうとし、実家の回転焼きを食べながら嵐電に乗るところ。

なぜか電車の中で正座しているのは、この日の朝に観た、第1回の朝ドラ「おしん」の劇中を真似て。第71回(2月10日)放送より。
大月家は、嵐電沿線にあるという設定です。



車内アナウンスで流れていた「帷子ノ辻駅(かたびらのつじえき、同)」は、この「太秦広隆寺駅」の隣駅。なかなかの難読駅名です。



さらに、映画村や隣接する撮影所で出会い、後に交際することになる、若い大部屋俳優の五十嵐文四郎(本郷奏多さん)と、母・るい(深津絵里さん)や祖母・安子(上白石萌音さん)も観た、映画「棗黍之丞 妖術七変化 隠れ里の決闘」リバイバル上映を鑑賞しに行く時にも。第81回(2月24日)放送より。


チケットには「京都四条座」とありますので、二人はおそらく、京都随一の繁華街「四条通」付近に点在する、劇場へ向かったのでしょう。



ちなみにこのペアチケットをくれたのは、謎の振付師「サンタ黒須」。実は、ひなたの大伯父(るいの母・安子の実兄)に当たる、橘算太(濱田岳さん)でした。第79・80回(2月22・23日)放送より。


二人の出会いは、気持ちの良いほど最悪?なものだったのですが、この「隠れ里の決闘」デートを経て、さらに、時代劇を愛するという共通点を知ることで互いの距離は少しずつ縮まって行きます。その経過は見ていても、気持ちが若々しくなるような劇中でした。

次回に続きます。
今日はこんなところです。