みなさんこんにちは。前回からの続きです。
いよいよ、最終週を迎えたNHK朝の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。
この週の、事前予告が見られました。
三代目ヒロイン・ひなた(川栄李奈さん)の父・錠一郎(オダギリジョーさん)が、とある理由でジャズを初めて知った、岡山のゆかりの場所で、ジャズのクリスマスフェスティバルが開催されることに。
錠一郎や二代目ヒロイン・るい(深津絵里さん)も出場が決まります。

最終週ということもあってでしょうか、るい編(大阪編)で登場した、錠一郎を見守っていたジャズバー「Night and Day」のマスター・木暮(近藤芳正さん)や、るいが住み込みで働いていた道頓堀のクリーニング店の女将・竹村和子(濱田マリさん)の姿も、客席にはあります。
しかし、和子の夫でクリーニング店のご主人・平助(村田雄浩さん)が居ない…

しかし最初週、最大の関心事はというと、ハリウッド映画のキャスティングディレクターを務める、アニーヒラカワ(森山良子さん)です。
三代目ヒロイン・ひなたと懇意になったアニーですが、ここまでの流れ、名前こそ違えど、彼女こそが初代ヒロイン・安子なのではないか?と、わたしは予想しているのですが…
るいが歌うのは、このドラマで三世代にわたり重要な役割を果たした、ルイ・アームストロングの「On The Sunny Side Street」です。
「るい」の名は「ルイ・アームストロング」、「ひなた」の名は邦題「ひなたの道を」から。
三世代を繋ぐ歌、母に向けてこれを歌うのであろうこともさることながら、幼い頃、大阪で母・安子と自動車事故に遭い、額に大きな傷が残ったるいが、おそらくは、生き別れた安子にわかるよう、額を見せているようにも…

半年にわたった「カムカムエヴリバディ」も、ついに残すところあと5回。
どのような結末を迎えるのか、非常に楽しみな一週間になりそうです。
作品の舞台となった「東映太秦映画村(京都市右京区)」村内を、劇中のシーンを交えながら探索、回顧するということをしています。
さて、三代目ヒロイン・大月ひなた(川栄李奈さん)と、時代劇スターを目指す若者・五十嵐文四郎(本郷奏多さん)との、さながらコメディのような、その馴れ初めについて、あれこれ述べております。
「映画村めぐり」リーフレットより。
前回の記事で触れましたが、ここはひなたが死体役の稽古をしていた五十嵐にけつまづいて、爭う場面(⑪)。
そこから、ひなた編最初の見どころへ、場面を進めながら足取りを辿ってみます。

突き当りを右折すると、村内中央の通りに出ます。建物に隠れた右奥には「日本橋」。
当たり前といえば当たり前なのですが、作品と実際とを比較してみると、エキストラの有無や店先の装飾などがないので、なにやらえらい素寒貧な印象を受けます。


英語がテーマのドラマなので、要所で英訳が入るのがカムカムの特徴です。
しかし「底なしのあほ/ばか」は英語では「a hopeless hool(絶望的な愚か者)」とは、勉強にはなりますが、よもや使うことはなさそうだという…以上、第75回(2月16日)放送より。
この、名シーンが繰り広げられたのが…
ここでした。いや、ここまでの例に漏れず、ホンマにここなのか、と惑うのですが…
そうなると、通路正面に設えられている門や壁が可動式だとは、理解出来るのですが。
右側の建物の木戸の形状、軒先の幕の色などを見ると、やはりそうかとわかります。さらに、左側には松の木が。
作中には確かに姿がない、こんな木がここに繁っているのが、なんとも不思議でなりません。
今日はこんなところです。