NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」ひなたの「東映太秦映画村」訪問記〜その9 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

いよいよ、最終週を迎えたNHK朝の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。

この週の、事前予告が見られました。



三代目ヒロイン・ひなた(川栄李奈さん)の父・錠一郎(オダギリジョーさん)が、とある理由でジャズを初めて知った、岡山のゆかりの場所で、ジャズのクリスマスフェスティバルが開催されることに。

錠一郎や二代目ヒロイン・るい(深津絵里さん)も出場が決まります。


最終週ということもあってでしょうか、るい編(大阪編)で登場した、錠一郎を見守っていたジャズバー「Night and Day」のマスター・木暮(近藤芳正さん)や、るいが住み込みで働いていた道頓堀のクリーニング店の女将・竹村和子(濱田マリさん)の姿も、客席にはあります。

しかし、和子の夫でクリーニング店のご主人・平助(村田雄浩さん)が居ない…


しかし最初週、最大の関心事はというと、ハリウッド映画のキャスティングディレクターを務める、アニーヒラカワ(森山良子さん)です。

三代目ヒロイン・ひなたと懇意になったアニーですが、ここまでの流れ、名前こそ違えど、彼女こそが初代ヒロイン・安子なのではないか?と、わたしは予想しているのですが…


るいが歌うのは、このドラマで三世代にわたり重要な役割を果たした、ルイ・アームストロングの「On The Sunny Side Street」です。
「るい」の名は「ルイ・アームストロング」、「ひなた」の名は邦題「ひなたの道を」から。

三世代を繋ぐ歌、母に向けてこれを歌うのであろうこともさることながら、幼い頃、大阪で母・安子と自動車事故に遭い、額に大きな傷が残ったるいが、おそらくは、生き別れた安子にわかるよう、額を見せているようにも…



半年にわたった「カムカムエヴリバディ」も、ついに残すところあと5回。

どのような結末を迎えるのか、非常に楽しみな一週間になりそうです。



作品の舞台となった「東映太秦映画村(京都市右京区)」村内を、劇中のシーンを交えながら探索、回顧するということをしています。



さて、三代目ヒロイン・大月ひなた(川栄李奈さん)と、時代劇スターを目指す若者・五十嵐文四郎(本郷奏多さん)との、さながらコメディのような、その馴れ初めについて、あれこれ述べております。



「映画村めぐり」リーフレットより。
前回の記事で触れましたが、ここはひなたが死体役の稽古をしていた五十嵐にけつまづいて、爭う場面()。

そこから、ひなた編最初の見どころへ、場面を進めながら足取りを辿ってみます。



突き当りを右折すると、村内中央の通りに出ます。建物に隠れた右奥には「日本橋」。

当たり前といえば当たり前なのですが、作品と実際とを比較してみると、エキストラの有無や店先の装飾などがないので、なにやらえらい素寒貧な印象を受けます。



この中央の通りは、作中では割り合いに頻繁に登場するのだとのこと。

安子編(岡山編)では初代ヒロイン・橘安子(上白石萌音さん)の実家「たちばな」があるという「朝丘商店街」の設定。第3回(2021年11月3日)放送より。




1975(昭和50)年に映画村がオープンし、10歳のひなた(新津ちせさん)がはじめて来村した時の、大変にぎやかなシーン。これもこの通りでした。第65回(2月2日)放送より。

このような光景を、わたしも想像していたのですが(苦笑)


そして時代は平成に移り、ひなたをはじめとした条映のスタッフが、ハリウッド映画視察団を待ち受けたのも、ここ。第102回(3月25日)放送より。


奥の、きれいに切り揃えられた樹木が目印。
しかし、先ほども述べましたが、こちらも作中とはだいぶと印象が異なることに驚きます。これをさらに後方へ進みます。








このシーンは、何度見返しても笑うてしまいます。



英語がテーマのドラマなので、要所で英訳が入るのがカムカムの特徴です。


しかし「底なしのあほ/ばか」は英語では「a hopeless hool(絶望的な愚か者)」とは、勉強にはなりますが、よもや使うことはなさそうだという…以上、第75回(2月16日)放送より。

この、名シーンが繰り広げられたのが…



ここでした。いや、ここまでの例に漏れず、ホンマにここなのか、と惑うのですが…



そうなると、通路正面に設えられている門や壁が可動式だとは、理解出来るのですが。
右側の建物の木戸の形状、軒先の幕の色などを見ると、やはりそうかとわかります。さらに、左側には松の木が。


作中には確かに姿がない、こんな木がここに繁っているのが、なんとも不思議でなりません。



気になり裏へ回ってみますと…なんと木々さえも、可動式だったとは!これには驚きました。


運が良ければ、これらセットを用いた実際の撮影を見学することが出来るそうですが、少しばかり裏方を覗けたようで、うれしくなります。



次回に続きます。

今日はこんなところです。