NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」ひなたの「東映太秦映画村」訪問記〜その19 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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みなさんこんにちは。前回からの続きです。


今月8日、最終回を迎えたNHK朝の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。舞台となった「東映太秦映画村(京都市右京区)」の訪問記を、作品を回顧しながらお送りしています。



映画村最寄り駅のひとつになっている「嵐電・太秦広隆寺駅(同)」にやって来ました。


前回の記事でも触れましたが、嵐電(京福電車)は「路面電車」。この駅から西側は、自動車との併用軌道に入り、さらに専用軌道へと移るという、短くともなかなか複雑な区間です。




待つことしばし。
四条大宮ゆき(同下京区)の電車がやって来ました。紫の車体がなんとも京都らしいですが、さらに映画村のヘッドマークつき。


そして、入れ違いに嵐山ゆき(同右京区)が到着。こちらはうって変わってレトロな佇まいですが、また味わいがあります。ところで…



ひなた編(京都編)作中で、幾度も登場する嵐電。塗装は違えど、これとよく似た電車です。第70回(2月9日)放送より。



かつての旧型車両を模したという「レトロ車両」だそうです。
長らく嵐電には乗っていないのですが、このような興味深い車両もあったのですね。
嵐山なども、落ち着けば散策してみたいです…


ところで、ひなたの実家・回転焼き「大月」は
この嵐電沿線の「北野白梅町駅」付近だと、作中の描写からは窺えます。

画面左端、回転焼き「大月」の前をおかもちを持って配達しているのは、そば処「うちいり」の店員・初美(宮嶋麻衣さん)。第79回(2月22日)放送より。


そして、こちらがそのそば処「うちいり」。
大月家や「条映太秦映画村」にも近く、映画村関係者や俳優が贔屓にしている店、という設定なのですが…


よくよく見ますと、店横の電信柱に「北野白梅町駅 この先」の看板が。第85回(3月2日)放送より。


さらに、毎放送の最後に紹介されていた「カムカムイングリッシュ」のコーナー。
ひなたに、弟の桃太郎が生まれた時の描写ですが、しっかりと「京都市 北区 大月ひなた」。第70回放送より。


手元の地図から拾ってみました。出典①。

「北野白梅町」の所在地は、やはり「京都市北区」。近隣に「金閣寺(鹿苑寺)」や「北野天満宮」などがある、歴史豊かな下町です。


劇中で「天神さん」と、小学4年生のひなた(新津ちせさん)が口にしているのが、まさにその「北野天満宮」です。




親友の一恵(清水美怜さん)と縁日を楽しむ姿が印象的です。第63回(1月31日)放送より。





さらにこれに先立つこと10年前(昭和40年)、入籍して京都に移住したばかりの両親・るい(深津絵里さん)と錠一郎(オダギリジョー)が、この縁日で売られていた回転焼きを見て、家業に決めたという経過もありました(るいが母・安子とあんこを作ったことがある、ということから)。第60回(1月26日)放送より。


まったくの余談なのですが、このあたりは区境(緑の線)が複雑に入り組んでいて「北野天満宮」があるのは「北区」ではなく「上京区」


南北に細長い「北区」の、最南端に当たる部分が「北野白梅町」だということがわかります。

もぐり?のわたしなどは有名な「金閣寺」や「上賀茂神社」、また立命館大や佛大など、そして奥に続く山間部、というイメージが強かったので、これはあらたな発見でした。


グーグル地図より。
しかし実際には「北野白梅町」から映画村のある「太秦広隆寺」は少し離れています。
ドラマならではの設定だったのでしょう。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

(出典①「京阪沿線ウォーキングまっぷ 出町柳周辺編」京阪電気鉄道 2020年3月発行)