住江織物「鉄道車両内装の歴史展」を訪ねて その8~京阪電車「旧3000系特急車」の想い出をたどる | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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みなさんこんにちは。前回からの続きです。

 

 

大阪・心斎橋にある「住江織物」さんの本社・ショールームで行われていた、「鉄道車両内装の歴史展 明治・大正~昭和のモケット」という企画展を訪れた際の様子をお送りしています。

 

 

拝見している展示の中で、「京阪特急 旧3000系」の茶色ストライプのモケットに、思わず懐かしい想い出に浸った次第です。

今日は前回に引き続き、その「旧3000系特急車」について少し掘り下げてみたいと思います。

 

 

翌年(平成25年)の春に引退を控え、「旧3000系特急車 最後の夏」イベントのヘッドマークを掲出した「旧3000系」。三条にて。

 

「旧3000系」は、昭和46(1971)年から「京阪特急」専用車としてデビューした車両でした。

全車冷房車、カラーテレビを搭載するなど、当時としては豪華な装備で、京阪間のライバル・国鉄(現在のJR)や阪急電車との覇を競うとともに、長年にわたって「京阪電車」のフラッグシップとして活躍して来ました。

平成に入り、後継の「8000系特急車」の登場で廃車が進み、最後に残ったこの1編成が、平成20(2008)年の「中之島線開業」に合わせて導入された「3000系(二代目)」に車番を譲るため、「8000系30番台」へと改番されました。

 

 

引退直前の平成24(2012)年9月より、デビュー当初の姿を再現した「クラシックタイプ」に生まれ変わった「旧3000系特急車」。枚方市にて。

車番もデビュー当初のものに変更されたり、往年のヘッドマークを掲出するなど、細部までこだわった再現がなされたことが記憶に残ります。

 

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当ブログ

「京阪電車旧3000系特急車 最後の活躍を回顧する 前編」(2016年5月22日アップ)

https://ameblo.jp/kyle-of-lochalsh/entry-12477817063.html

 

 

この1編成だけ残された「旧3000系」、平成7(1995)年に車体改修工事を行い、後継の「8000系特急車」と同様の設備に揃えられました。

 

 

その際、あたらしく張り替えられたモケットも、こちらの「住江織物」さんによるものでした。

デザインは「8000系特急車」と同じものでしたので、おそらくはそちらも手掛けられたものだと思われます。

 

ところで、平成7(1995)年に行われたその「車体改修工事」ですが、実に画期的な車両の改造も同時に行われました。

次回に続きます。

今日はこんなところです。