最初は別な畑で、フレコンに籾殻を入れて好気性発酵をさせてました。フレコンは当時2011年、紫外線対策用のもので880円、半分の0.5㎥の袋で440円で買えました。屋外に放置状態で3~4年持ったと思います。
当時はタダで手に入る籾殻と米糠、熱を上げるための石灰を入れ、水をダブダブ入れて攪拌して、保温のために古ビニル等でぐるぐる巻きにして置いておく。うまく行けば3,4日でで熱が出始め、1週間で上がる時は70℃近くまで行きます。
余り上昇するので、発火しないか、心配になる時もありました。
最初の発熱が終わり、開封して水を入れ、攪拌して又密封します。どうしても発酵する場所にムラがあり、袋の周囲と底辺は生の籾殻のままです。写真はスキーストックを短く切り中に室外温度計のセンサーを先端まで差し込んで閉じてる時の、中心部や周囲の温度を確認しています。
温度が下がり落ち着いた所で再度、水を入れ攪拌して閉じます。
水を入れ攪拌したのを3度繰り返したものです。表面は燃え尽きた灰のようになっています。
これは繰り返すほど、全体が良いボカシになるのでしょうが切り無いのでこのぐらいで止めて、畑に使います。
これらは有名な「冷し菜園はじめました」さん等からほとんどの知識を得て真似しました。
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それから色々な方法を試してみましたが、今は嫌気性米糠ボカシに落ち着いています。こちらは「植物のミカタ」さんの
米ぬかボカシを作ろう!発酵は嫌気?を100%参考にして作っています。
米糠と以前に作ったボカシ(良く出来たものとか、土着菌を混ぜると良いらしいので)
粉の苦土石灰、油粕、前回のボカシ
私が持ち運ぶ重量を考え15㎏/袋にしています。
米糠10㎏、油粕2.5㎏、苦土石灰2.5㎏=15㎏、これに合計重量の1/10の水1.5ℓ(カルキをとばしたもの)を入れて攪拌、空気の漏れない内袋に入れ、丈夫な堆肥袋を外袋にして、2重にして、空気を出来るだけ押し出し、密封します。後は雨の当たらない、ネズミや鳥につつかれない所に入れておくだけです。秋のコメの収穫時期が精米所に多くの米糠が集まるので、作る時期です。冬を越して3~4ヶ月で出来ると思います。私は半年から1年物もありますが問題なさそうです。
現在は丸い盥の中に入れて攪拌器で混ぜています。丸くて深い盥が攪拌に便利です。左が市販の攪拌棒、真ん中は重量計20㎏まで、右が自転車の空気入れの握りの部分をカットして攪拌用、これをドリルドライバーなどに装着してやると攪拌が格段に良くなります。
出来たてのボカシを袋に入れて、空気を出来るだけ抜くのに便利な秘密兵器。昔、EMボカシを作ってた頃のEMコンポスト、下の液肥抜き栓を取除いてあります。これにぼかしの袋を入れてボカシを入れながら押し込むと空気が楽に抜けます。15㎏で淵からあふれるので、ここにお尻で座って押し込みます。又は足で上がって圧を掛けます、下の穴から空気が抜けていくのでかなりの凝縮したボカシが作れます。
保存していたボカシ袋を開封すると
出来上がり、開封すると、表面に花のようなカビが生えてます。(結び目が他と温度、湿度が違うせいだと思います)
未だ未だ発酵してるので、とても良いアルコールの香りがします
2020年頃の計算で米糠無料、苦土石灰44円、油粕320円、内袋6円、外袋(肥料袋)無料=370円くらいで、これ1つでどれだけの肥料か?と聞かれると分からないですが、私は玉ねぎ600個に2回分追肥するのに十分です。
嫌気性ボカシは素人でも失敗せず、一定以上の質のものを作れるのと、作るのは1回きりで、好気性ボカシのように何度か切り返しをする必要のないのが良い所だと思います。量的にも年に何袋か作って置けば、1年過ぎても問題はないと思います。