行雲流水的くっぞこ -24ページ目

M・C・ビートン「アガサ・レーズンの困った料理」

 イギリスのパワフルな女性が主人公の探偵小説で、30作以上続いている人気作です。

 M・C・ビートン「アガサ・レーズンの困った料理」

 

 M・C・ビートンさんは1936年スコットランド・グラスゴー生まれ。1985年作家デビュー。2019年逝去。享年83歳。

 

 

 主人公は表紙に描かれている、ロンドンでPR会社の社長をしているアガサ・レーズン。53歳。

 アガサは、とにかくパワフルで強引で自己中心的。そんなアガサの夢は子供の頃に一回だけ訪れてあこがれている、イギリスで最も美しい村として有名なコッツウォルズに住む事。

 50歳を超えてお金も貯まり、仕事をやめて、いよいよ夢のコッツウォルズで第二の人生を送る事を決め、早速家を買い移住する。

 ところが今までの生活と違い、田舎では誰も注目してくれない。そこで注目される為に、村で開催されているキッシュの料理コンテストに出場する。ところがアガサが出品したキッシュは優勝せず、さらにそれを食べた審査委員長が死んでしまう。

 アガサは毒殺犯として疑われるが…

 

 

 1992年に書かれて人気となり、イギリス本国では30巻以上出版されている人気シリーズの第一巻。

 何と著者のビートンさんが2019年にお亡くなりになった後も友人の作家によって書き継がれて、アガサ・レーズンものの新作が出版されているらしいです(笑)

 

 舞台はイギリスで一番美しい村として有名で観光地のコッツウォルズ。

 実はこの本を読むまでコッツウォルズを全然知らなくて(汗)

 ネットで検索しましたけど、美しいところですね。「中世ヨーロッパ」のイメージ通りの田舎というか、実写版ドラクエの世界というか(笑) 探偵小説的には物陰からシャーロックホームズが現れてもおかしくない世界というか(笑)

 

 著者のビートンさんはコッツウォルズ在住で、コッツウォルズに引っ越してからこのアガサ・レーズンシリーズを書き始めたとの事。

 

 アガサが引っ越した村はコッツウォルズの中でも観光コースに入っていない静かな村。そんな村で起こるドタバタ事件。ユーモアミステリになるんですかね~いかにもイギリスらしい皮肉めいたキャラが大量に登場します(笑)

 

 例えば、アガサは村で行われるキッシュの料理コンテストに出場するんですが、料理がからきし苦手なんです。それではアガサはどうしたのか?

 何と人気料理店からキッシュを買ってきて、さも自分が作ったように入れ物を移し替えて出品するんです(笑)

 ちなみにキッシュというのはフランスの家庭料理で、パイとピザの中間みたいな料理。

 

 そんな感じで強引で自己中心的なアガサが静かな村で騒動を引き起こすドタバタミステリ。あれですよ! ミスター・ビーンみたいな(笑)

 ん~ミステリ要素は薄めカモしれませんが面白いです(笑)

波田陽区・そよかぜましお・EE男八島 トーク&音楽ライブ

 4月23日お笑いライブを見に行ってきました!

 波田陽区さん、そよかぜましおさん、EE男八島さんのトーク&音楽ライブ。ライブは良いな~とっ実感しましたしね。

 

 この3人で「こどもーズ」という、お笑い音楽ユニットをっやってらっしゃるんですね。この3人のお笑いトークとこどもーズのライブでした。

 

 福岡の唐人町の商店街の中にある甘棠館(かんとうかん)というライブハウスが会場で、夜七時開演で、なんとかギリギリに到着。

 

 中へ入ると、そよかぜましおさんがピアノでジャズのスタンダートナンバー(白雪姫の「いつか王子様が」やアートブレイキーのモーニンとか)を弾かれてました。

 

 そして、波田陽区さん、そよかぜましおさん、EE男八島さん登場!

 面白かった!

 三人でのトークは面白かったです! ほとんど八島さんをいじっているトークでした(笑)

 後半が波田さんとそよかぜましおさんの「こどもーズ」の3曲披露! 最後に八島さんがボイスパーカッションで終了!

 

 観客に波田さんグッズが無料で配布されました。

 右の包み袋は波田さんと親しい間寛平さんからの差入れのチョコレート。下のはこどもーズの名刺。右の丸いカプセルは2005年のギター侍ブームの頃に作られたキーホルダー。

 ライブ終了後、波田さんにサインを頂きました。

 お笑い芸人の髭男爵の山田ルイ53世さんが「一発屋芸人列伝」というインタビュールポをお書きになったんですね。

 その本に波田陽区さんが載っているので、波田さんのページにサインを頂きました!

 ありがとうございます!

人間椅子「踊る一寸法師」再発記念ワンマンツアー福岡公演

 4月13日。久々の人間椅子のライブ!

 

 前回行ったのがコロナ流行前の2019年12月だから…2年半ぶり!…というより音楽のコンサートに行く事自体が2年半ぶりだったんです!(笑)

 

 コロナ流行後に行われた去年の9月の新譜「苦楽」レコ発ツアーは客数を制限しているせいか、チケットが売り切れて行けなかった(とほほ 泣笑)

 今回は何とかチケットが取れました!

 …非常に個人的な話で申し訳ないんですが…

 …実は先週、父が亡くなりました。父の初七日の翌日が福岡公演の日。そういう事情だけに、今回行くのかどうしようか悩んで、ライブをあきらめる事にしたんです。

 地元福岡のラジオ「よるばけ!」に、父が亡くなった事をしたためたメッセージを投稿したら採用されて。最近番組に「人間椅子のライブに行く予定です!」と投稿したせいか、今回の投稿メッセージには人間椅子のライブの事は全く触れてなかったのに、パーソナリティのルーシーさんから「くっぞこさん、13日人間椅子のライブがあるでしょ。つらい事を乗り越えるためにもライブ行きなよ。」と電波を通して背中を押して頂けました。

 ありがとうございます。ルーシーさん。「よるばけ!」スタッフの皆さん。

 

 

 4月13日、会場のいつもの「博多DRUM Be-1」へ、開演の夜七時前に何とか到着!

 

 というのも今回は1995年に発売された旧譜「踊る一寸法師」の再発ツアー。

 インディーズレーベルから発売されたせいか、中々再発されないでいたんですよね。確か10数年前に一回再発されましたけどすぐに品切れになりました。

 当然、1曲目はアルバム「踊る一寸法師」からだろうと(笑)

 「踊る一寸法師」が発売された1995年当時はまだインターネット通販がなかった時代。

 メジャーなレコード会社と違ってインディーズだと、買い方が分からなかったんですよね(笑) レコード屋さんで注文しても入荷しないですし、音楽誌に広告が載っている訳でもないですし。連絡手段が分からない(笑)

 

 「ミュージックマガジン」誌の巻末に、その月に発売された数百枚のCDの一言レビューが載ってる名物コーナーがあるんですね。たまたまそこに「踊る一寸法師」のレビューとともに発売元のフライハイトレコードの電話番号が載ってるのを発見! やったー見つけた!!と(笑)

 そこで本屋さんでこっそり電話番号をメモして、家に帰って、直接フライハイトレコードに電話で注文して代引きで送ってもらいました(笑)

 

 人間椅子のファンクラブに入っていればそんな苦労は無かったんでしょうけど、今も昔も入ってないので色々と大変でした(笑)

 ネット通販になって便利になりました~

 

 

 閑話休題。

 会場ドラムBe-1の外にお客が並び、20人づつ入口へ。扉の外で検温と手の消毒。ドリンク券をもらい中へ。

 

 観客数を制限しているせいか、ここ最近の人間椅子のライブみたいに、お客さんが後ろの壁までギュウギュウ詰めの状態ではなかったですね。客の最後尾がエンジニアブースの所くらいまでの、懐かしいお客の入りの光景が広がってました(笑)

 「新青年前書き」が流れる中、メンバー3人が登場!

 研ちゃんは白塗り坊さん姿、ワジーさんは和服姿、ノブさんは和柄のTシャツ姿という、いつものいでたち。

 

 1曲目は予想通りアルバム「踊る一寸法師」からの「モスラ」! 特撮映画好きな私には好きな曲!

 2年半ぶりのコンサートで、思わず「踊る一寸法師」が発売された当時の27年前の色んな事を思い出したり、色々な感情があふれてきて、ぽろぽろ泪が(笑)

 2曲目も「踊る~」から「ギリギリハイウェイ」。

 

研ちゃん「どうもこんばんは。人間椅子です。

  「踊る一寸法師」再発記念ワンマンツアーへようこそいらっしゃいました!

  今回は、「踊る一寸法師」再現というか?特集した選曲となっています。

  レコ発ツアーのときも1・2曲目はこの並びだったの思い出した!

  インディーズだっけ?」

ワジー「そうそう。27年前に発売されたアルバムです。バンドブームが終わる

   時期でインディーズだけど、僕達は後ろ向きじゃなくて、何でもできるぞ!

   と前向きな感じだったんだよね」 

研ちゃん「だから(「モスラ」で)土人?(笑)」 

ワジー「そう土人(笑)」

 

 3曲目は「巌窟王」もうここら辺りで、曲順は覚えていません(笑)

 

研ちゃん「和嶋君の「ギリギリハイウェイ」の「ミラー越しにマウント富士」

   という歌詞が好きなんだよね。富士山の裾野の忍野村のスタジオで

   合宿して録音したんだよね。」

ワジー「隣にスピッツの人達もいて。スピッツの録音技師の方が知り合いで

   紹介してもらったんだよね。彼らジャージだった(笑)」

研ちゃん「でもスピッツのボーカルの人、すごくロックな人なんだよ。

   彼がやってるラジオ番組を好きでよく聴いてるんだけど、普通に

   マイケルシェンカーの曲をかけてたりするんだよ」

 ここで研ちゃんがスピッツの「チェリー」を歌いだす~

ワジー「次回のライブツアーをお楽しみに(笑)」

 

 次は新譜から「夜明け前」。踊る~から「どだればち」 そして「無情のスキャット」。

 「夜明け前」何か良かったな~

 

研ちゃん「当時宮崎でライブして、ライブの後、機材車に載せてたドラムが

  和嶋君の額に当たって皮膚が切れて血が出たんだよね。」

ワジー「それでスタッフがもめて殴り合いのケンカしててビックリした(笑)

  でもその後行った福岡のライブが楽しかったな。その落差がすごかった」 

 

 という事で次は好きな「踊る一寸法師」ライブで聴くのはおそらく初めて!後半の研ちゃんの高笑いが良いんですよね~

 

 次も踊る~から「時間を止めた男」多分ライブで聴くの初めてかな? 「暗い日曜日」後半のロバートフリップ風味なギターが良いんですよね~ そして「月夜の鬼踊り」

 次は「見知らぬ世界」この曲も好きな曲!

 

ワジー「青森や関東周辺を転々としていましたが「見知らぬ世界」を作った頃、

  一念発起して東京に戻ってきました。高円寺という所ですが、

  アバンギャルドで東京ぽくなくて良い街なんですよね。

  昼間っから上半身裸で歩いてる人がいたりとか…

  あ!上半身裸の人がここにもいた(笑)」

ノブさん「(立ち上がって裸を見せて)変な事を言われるんじゃないか

  ドキドキしてた(笑)高円寺生まれ高円寺在住です(笑)」

 

ノブさん「イエーイ!お客ちゃーん!盛り上がってるかーい!

   みんな俺をアニキと呼んでくれー!」

 

 ここでノブさんコーナー! コロナでお客は声が出せないので拍手で答えます。ノブさんコーナーは新譜から「至上の唇」!

 間奏では研ちゃんとワジーさんが二人並んでベースとギターの背面弾き(笑)

 

ノブさん「俺は「踊る一寸法師」のときは人間椅子にいなかったんだけど、

   今、当時からメンバーだったんじゃないか?って気分になってるよ!」

ワジー「実はエースフレーリーみたいにのけぞって弾こうとしたら、

  のけぞり過ぎて後ろに倒れてしまいました(笑) 気付いた?」

研ちゃんノブさん「気付かなかった!(笑)」

 至上の唇だけにキッス(笑)

 

 次が「幸福のねじ」これも好きな曲! ラストは「針の山」盛り上がりました!

 アンコール1曲目は踊る~から「エイズルコトナキシロモノ」ライブで初めて聴くかも?

 

研ちゃん「いつもライブの後に(カップ麺の)どん兵衛を食べるんですけど」

ワジー「確かにどん兵衛は美味い!ライブの後は塩分欲しくなるよね」

研ちゃん「今日、うどんのウエスト(福岡のうどん屋さんです)で

   うどんを食べてきました!」

ワジー「どん兵衛より健康的かも?」

研ちゃん「またウエストにうどんを食べにきます!」

 

 次が「なまはげ」

 実はすごいハプニングが(笑)

 後半ノブさんがドラを乱打するパートがあるんですが、叩き過ぎてドラが倒れそうになって途中で叩けなくなりました。

その間、研ちゃんとワジーさんで演奏をつないで、ノブさんはドラムソロから再び演奏復帰! ビックリした(笑)

 

アンコール2回目。

ノブさん「さっきビックリした! 二人が助けてくれてバンドで良かったよ!」

ワジー「あんなハプニングはライブならではですよ!」

 最後は「ダイナマイト」で終了!

 

ワジー「また今年中に福岡に来ます! 来てくださいね!」

 

 終わったのは9時半!

 2年半ぶりの音楽のコンサートで、人間椅子のライブも2年半ぶり。歌も演奏も良い音で聴こえて最高のライブで楽しかった!

 「踊る一寸法師」からは「三十歳」と「羽根物人生」は演奏されなかった(笑) 色んな意味で一生忘れられないライブかも。

 

 

 曲順メチャクチャです。

モスラ・ギリギリハイウェイ・巌窟王・夜明け前・どだればち

無情のスキャット・踊る一寸法師・時間を止めた男・暗い日曜日

見知らぬ世界・月夜の鬼踊り・至上の唇・幸福のねじ・針の山

(アンコール1回目)

エイズルコトナキシロモノ・なまはげ

(アンコール2回目)

ダイナマイト

のむらしんぼ「コロコロコミック創刊伝説」第6巻

 のむらしんぼ先生がコロコロコミックの色々なエピソードを漫画にした「コロコロコミック創刊伝説」の第6巻を手に入れてきました!

 のむらしんぼ「コロコロコミック創刊伝説」第6巻


 のむらしんぼ先生は昭和30(1955)年北海道生まれ。昭和53(1978)年、漫画家デビュー。


 この巻では、のむらしんぼ先生の大ヒット漫画「つるピカハゲ丸」の大ヒットした顛末や、沢田ユキオ先生、あすかあきお先生、こしたてつひろ先生のエピソードが載っています。


 やっぱり、ここはもちろん、のむらしんぼ先生ご本人のエピソードですよ~「つるピカハゲ丸」!

 「つるピカハゲ丸」は、テレビアニメ化されて、ファミコンゲームにもなって、小学館漫画賞も受賞!

 大ヒットした事で夢の印税生活に(笑)


 沢田ユキオ先生は好きな漫画家の先生の1人なんですよね。

 でもコロコロコミックに「スーパーマリオくん」が連載開始された1990年頃は「コロコロコミック」を読んでいなかったので、実は、私の中の沢田ユキオ作品というと、その前の小学館の学習雑誌に載っていた色々な漫画なんですよね~


 特に、沢田ユキオ先生が「小学二年生」だったか?「小学三年生」だったか?の読者ページを担当されていて、そこで描かれていた、黒ベエとガンちゃん一家の漫画が好きでしたね~

 唯一持っているガンちゃんと黒ベエの漫画の単行本が、小学館の学習マンガ「ことわざおもしろ事典」

 色々なことわざが漫画で説明されている学習マンガなんですが、やっぱり面白い!

 ほかにガンちゃんと黒ベエの漫画は単行本になってないのかな~? もしあるのなら欲しい!読んでみたい!

平岡陽明「ライオンズ、1958。」

 昭和30年代の福岡を舞台に、地元新聞社のスポーツ記者と福岡の昔気質のヤクザの、ひょんな縁からつながった友情の物語です。

 平岡陽明「ライオンズ、1958。」


 平岡陽明さんは、昭和52(1977)年生まれ。


 タイトルの「ライオンズ」「1958」というと、福岡のプロ野球好きな人にはピンとくるキーワードなんですよね~

 ここでいう「ライオンズ」は、プロ野球チームの事。ただ、「西武ライオンズ」の事ではなくて、その前身で1977年まで福岡に本拠地があった「西鉄ライオンズ」の事。

 そして「1958」は1958年の事で、西鉄ライオンズが日本一になって三連覇した年なんですね。

 巨人と対戦した日本シリーズでは3連敗したあと4連勝して奇跡の逆転日本一!、と福岡ではいまだにテレビやラジオでよく流れているフレーズです(笑)

 

 …この本はプロ野球のお話じゃなくて、友情のお話ですよ(笑)



 昭和31年の暮れの福岡。福岡の地元新聞社で記者をしている木屋淳二(きや・じゅんじ)26歳。

 木屋が新聞社で記事を書いていると、木屋に来客。そこにいたのは、いかにもいかついヤクザという風貌の男、田宮直志(たみや・ただし)、30歳。 

 木屋と親しい西鉄ライオンズの川内が中洲の女郎と駆け落ちしたらしい。何か知っていたら教えろ。との事。

 そこから、木屋と田宮の妙な因縁が始まります。


 

 いやぁ~面白い!

 昔気質のヤクザ田宮と木屋のデコボココンビが面白い。それに対してシリアスなストーリーとの対比も面白い。そっち行っちゃダメだ!っていうあの感覚です(笑)

 映画化とか映像化されたら面白そうだな~