平岡陽明「ライオンズ、1958。」 | 行雲流水的くっぞこ

平岡陽明「ライオンズ、1958。」

 昭和30年代の福岡を舞台に、地元新聞社のスポーツ記者と福岡の昔気質のヤクザの、ひょんな縁からつながった友情の物語です。

 平岡陽明「ライオンズ、1958。」


 平岡陽明さんは、昭和52(1977)年生まれ。


 タイトルの「ライオンズ」「1958」というと、福岡のプロ野球好きな人にはピンとくるキーワードなんですよね~

 ここでいう「ライオンズ」は、プロ野球チームの事。ただ、「西武ライオンズ」の事ではなくて、その前身で1977年まで福岡に本拠地があった「西鉄ライオンズ」の事。

 そして「1958」は1958年の事で、西鉄ライオンズが日本一になって三連覇した年なんですね。

 巨人と対戦した日本シリーズでは3連敗したあと4連勝して奇跡の逆転日本一!、と福岡ではいまだにテレビやラジオでよく流れているフレーズです(笑)

 

 …この本はプロ野球のお話じゃなくて、友情のお話ですよ(笑)



 昭和31年の暮れの福岡。福岡の地元新聞社で記者をしている木屋淳二(きや・じゅんじ)26歳。

 木屋が新聞社で記事を書いていると、木屋に来客。そこにいたのは、いかにもいかついヤクザという風貌の男、田宮直志(たみや・ただし)、30歳。 

 木屋と親しい西鉄ライオンズの川内が中洲の女郎と駆け落ちしたらしい。何か知っていたら教えろ。との事。

 そこから、木屋と田宮の妙な因縁が始まります。


 

 いやぁ~面白い!

 昔気質のヤクザ田宮と木屋のデコボココンビが面白い。それに対してシリアスなストーリーとの対比も面白い。そっち行っちゃダメだ!っていうあの感覚です(笑)

 映画化とか映像化されたら面白そうだな~