行雲流水的くっぞこ -201ページ目

渡辺宙明「エキセントリック・サウンド・オブ・スパイダーマン」

 ハリウッドのサム・ライミ監督の「スパイダーマン3」が公開されるみたいですが、私は、”スパイダーマン”というと、これが思い浮かぶんですよね。

 特撮番組の東映の「スパイダーマン」(1978~1979年)です。どういうストーリーだったか、うろ覚えで、よく覚えてないですけどね(笑)。


 もともと、「スパイダーマン」って、アメリカの漫画の主人公ですよね。この東映版「スパイダーマン」は、主人公のスパイダーマンのキャラクター以外は、日本オリジナルで作られたものだそうです。

 ただ、この番組の劇伴音楽が好きで、サントラを持ってます。よく聴いてますね。

 渡辺宙明「エキセントリック・サウンド・オブ・スパイダーマン」(1978年)です。


 渡辺宙明(みちあき)さんは、1925年、愛知生まれ。

 劇伴音楽では、有名な方ですね。番組等で名前はよく見かけていたんですが、漢字が読めなくて(笑)。子供の頃は、”チューメイ”って読んでました(笑)。「あー!この番組も、”ワタナベ・チューメイ”か。」なんて(笑)。


 このサントラは、宙明さんの初のサントラのレコードだったそうです。それまで、担当してた劇伴音楽が発売されたとしても、サントラではなく主題歌だけ、ということだったそうなんですね。

 サントラを発売するにあたって、組曲風にすることと、パーカッションを使ってほしい、というのが、レコード会社からの注文だったそうです。

 パーカッションを多用して、かっこいいんですよ。やっぱりヒーローものの音楽は、かっこよくないと(笑)!


 私が持ってるのは、2001年に出たCDです。

 もともとレコードでは、39分弱の収録時間だったんですが、CD化に際して追加されたボーナストラックがすごいんですよ。

 歌入りの主題歌(オープニング・エンディング曲)のフルバージョン・テレビバージョン・メロオケ(ヴォーカルのメロディを楽器演奏に差し替えたインスト)、ジングル、レコードには収録されなかった劇伴音楽等、32分(!)の追加がありました。もう、おなか一杯!というほど(笑)。

 結果、71分強の内容に(笑)。


HMVのページ。試聴出来ます。


 解説も読み応えありますよ。渡辺宙明さんと、「スパイダーマン」で選曲を担当された、村田好次さんの対談が8ページにわたって掲載されています。


 この、渡辺宙明さんと村田好次さんの対談に載ってた話です。

 主題歌(オープニング曲)の、”駆けろ!スパイダーマン”という曲があるんですが、曲の中に”スパイダーマン!”と、”チェンジ!レオパルドン!”という短い英語のセリフが入るんですよ。

 ”レオパルドン”というのは、巨大ロボットで、飛行機みたいなのが、変形してロボットになる、というものだったと思うんですけどね。この東映版「スパイダーマン」オリジナルのキャラクターです。今度のハリウッド版映画には出てこないですよ、多分(笑)。

 それで、この2つのセリフを録音するために、外国人を雇ったそうなんですね。前述通り、英語のセリフなのに、スタジオに現れたのは、何故かフランス人だったそうです(笑)。そのフランス人の、フランス訛りを直すのに大変だったとか(笑)。

「レッドアラーム」とバーチャルボーイ

 バーチャルボーイは、任天堂が1995年に発売したゲーム機で、わずか半年で消えた、という(笑)思い切りコケたハードです。


 以前”バーチャルボーイ” の記事でも書きましたが、実際に3次元(3D)的に映像が見えるゲーム機なんですよ。

 3次元(3D)的に見える原理は、こんな感じです。


 人の左右両目は、数センチ離れてますから、両目でものを見る場合、右目で見えてる画と、左目で見えてる画というのは、ちょっとずれている画です。その微妙に違う二つの画を、脳が合成して、距離感を感知したり、立体的に見えたりします。


 バーチャルボーイには、右目用と左目用に、画面が2つ付いてるんですよ。

 ↓の写真は、製品の外箱の裏の、説明の部分なんですけど、”赤色LEDディスプレイ”の部分ですね。赤い長方形が二つ並んでますよね。ここに、右目・左目を当てて覗き込むわけです。

 この2つの画面に、実際に目で見ているような、左右別々のちょっとずれた画が映されるので、それを覗き込むと、立体的に見える、ということです。子供雑誌の付録に付いてた、立体写真(2枚の写真が横につながってるのを、覗き込むと、立体的に見える)と同じ方法です。

 人によって、寄り目だったり、左右離れてるとか、目の位置が違うので、二つの画面の位置を調整出来ます。


 T&ESOFTの「レッドアラーム」(1995年)は、そのバーチャルボーイのソフトで、3Dのシューティングゲームです。

 私が一番驚いたのは、その遠近感ですね。このゲームは、”ワイヤーフレーム”という方法で描いてるんですが、簡単に言うと、骨組みだけで描かれてるんですよ。これは、説明書に載ってる画面写真です。

 バーチャルボーイは、こんな感じの、赤の濃淡4種類の点々(ドット)で表示されています。


 電源を入れて、タイトルが出る前に流れるオープニング・デモがすごいんです!

 基地の戦闘機収納庫から、戦闘機をエレベーターに乗せて滑走路まで移動させ、発進していく ~という映像なんですけどね。このデモも全て”ワイヤーフレーム”で描かれてるんですが、遠くの柱や壁まで、上下左右、全ての線にちゃんと遠近感があって。カメラの視点も移動するんですが、ちゃんと立体的に見えて。

バーチャルボーイですから、当然なんですけどね。初めて見たときは、唖然としました。


 これも、説明書や箱の裏に載ってる写真です。 

 これは、一面の中ボス。これだと、平面的に見えますが、バーチャルボーイで見れば、すごいですよ。空間を感じます。



 この絵は、何かゴチャゴチャしてますが、バーチャルボーイで見れば、ちゃんと遠近感があって、立体的に見えます。細い縦横の線は壁です。


 これもそうですね。縦横の細い直線は、横の壁や、柱です。ちゃんと、遠近感があるので、避けれます。


 ただ、立体的に見える上、暗いなかを覗きこむので、3D酔いがすごいんですよ(笑)。

 ”3D酔い” については、以前書きましたが、このゲームだと、私は30分くらいで、酔ってしまいますね(笑)。バーチャルボーイは、強制的に、15分毎に休憩が入るんですよ(笑)。突然画面が変わって、『AUTO PAUSE』と画面に出ます。それでも、焼け石に水ですね(笑)。

 だから、最後までクリアしたことがないです(笑)。


 「レッドアラーム」のテレビCM(youtube)

 このCMの途中で、動くゲーム画面が出てきますが、実際はこんなに速くないです(笑)。動きは、も~っとゆっくりです(笑)。


 3面の古代神殿のステージでは、戦闘機のまま、通路に沿って、水中にもぐったり、滝をくぐっていったりします。

 赤色だけの線で、どうやって水を表現しているのか?

 実は、滝や水面は、波線で描かれてるんですよ(笑)。ただ、ちゃんと遠近感があるから区別は付きます。

 ブロック状の壁が描かれた、その通路の中に敵がいて、自分のほうに向かって弾を発射している。その後ろには別の敵もいて、ずっと上には、波線で描かれた水面が見える。 ~と、空間の中で、はっきりその位置が分かるんですよ。


 各面の最後に出てくるボスキャラクターを倒して、ステージをクリアすれば、その面の自分のプレイがリプレイで見れます。そのリプレイでは、視点をグルグル動かせるんですよ。スピードも変えられますしね。


 このゲームは、私の中では、一番好きなテレビゲームの一つですね。

大野雄二「ルパン三世 THE ORIGINAL-NEW MIX2005-」

 間違えて覚えてて、ふと、その間違いに気付く、ということがありますよね。大概、恥ずかしくなるものなんですが、他人に公表してないものだと、恥ずかしいどころか、目からウロコ、鳩が豆鉄砲くらった状態(使い方間違ってますか? 笑)で感動すら覚えます。覚えるんですよ!


 大野雄二「ルパン三世 THE ORIGINAL -NEW MIX2005-」(2005年)というCDを、最近買ったんですね。

 このCDは、アニメの「ルパン三世」の第2シリーズ(1977~1980年)の主題歌(オープニング・エンディング曲)+大野雄二さんが音楽を担当されたルパン三世の劇場版、「カリオストロの城」(1979年)、「バビロンの黄金伝説」(1985年)の主題歌(「バビロン~」の主題歌は、河合奈保子さんが歌ってます!)を、2005年に大野さん自身の監修でリミックスされたモノです。

 この大野さんが音楽を担当されていた”ルパン三世”というのは、第1シリーズ(1971~1972年)の青ジャケットを着たルパンじゃなくて(この音楽を担当されていたのは、山下毅雄さん)、赤ジャケットを着たルパンが出てくるヤツです。


 大野雄二さんは、1941年、静岡生まれ。1970年代からテレビ・映画の劇伴をはじめます。


 リミックスとは言っても、バックトラックが打ち込みになってる、とか、エイフェックス・ツインのリミックスみたいに、全然別な曲に、一部オリジナルの音を入れた(失礼! 笑)、というような、ああいったリミックスじゃないんですよ。

 大野さん自身が、解説のインタビューで、『原曲の輪郭はそのままにして、現在流通しているCDでは聴こえない音を、今の技術で聴こえるようにしたり、ハッキリさせたりして、20数年前の録音のホコリを払ってあげることを目指しました』と、答えられているように、オリジナルの音を良くした感じなんでしょうかね。←(…しょうかね。)と、良くなってるのを断定してないのは、私は、そんな熱心なファンじゃないので、大野さんの「ルパン三世」のサントラは持ってないんですよ。だから、どこが良くなった、とか聴き比べられないんですよね。

 ただ、大野さんの「ルパン三世」の主題歌を聴きたかった、というだけですから(笑)。



 それで、私が何を間違えてたのか、というと、非常に細かい事なんですが、


 HMVのページ・試聴出来ます。

 ↑この1曲目、”ルパン三世のテーマ’78”で、(この試聴の部分には入ってないんですけど…)曲の終わりの部分で、女声コーラスが、

「ルッパーン・ザッサード  ルッパーン・ザッサード」と歌ってるトコロがあるんですね。そこを、このCDを聴くまで、

「ルッパーン・ルッパーン  ルッパーン・ルッパーン」と思い込んでいました(笑)。

細かい!とおっしゃられるかもしれませんが(笑)。


 初め、このCDを車で聴いたんですが、このことに気付いたとき、驚いて(笑)。聴き間違いじゃなかろうかと、この部分を何回も巻き戻して(笑)。やっぱり「ルッパーン・ザッサード」って、言ってるよ!って(笑)、目からウロコ(ポロッポー!)状態でしたね(笑)。


 どうでもいい事なんですけどね(笑)。英語の成績が悪いハズだ…(笑)。

H.HOPPER,R.SINCLAIR「SOMEWHERE IN FRANCE」

 英国カンタベリーのベーシスト共演盤。

 HUGH HOPPER,RICHARD SINCLAIR「SOMEWHERE IN FRANCE」(1996年)です。


 ヒュー・ホッパーさんは、1945年英国カンタベリー生まれ。リチャード・シンクレアさんは、1948年英国カンタベリー生まれ。

 1963年に、2人は、”ワイルド・フラワーズ(WILDE FLOWERS)”というバンドを、ケヴィン・エアーズさん、ロバート・ワイアットさんと共に結成します。2人とも、1960年代半ばにこのバンドを抜けて、ホッパーさんは、”ソフトマシーン”、リチャードさんは、”キャラヴァン”と、それぞれ活動を続けます。

 1983年、2人とも音楽活動してなくて、お互い近所に住んでいたそうなんですね。その頃、木工職人をしていたリチャードさんに、ホッパーさんが、自宅の窓の修理を依頼したそうです。そこで、以前から話していた「2人で一仕事やろう」という話がまとまって。


 これは、その年(1983年)の11月に2人で、フランスで録音した作品「SOMEWHERE IN FRANCE(邦題:フランスの何処かで)」です。発売されたのは、1996年でしたけど…。いわゆる、”お蔵入り”というやつです。


 ほとんど2人だけの録音です。リチャードさんがベース・ギター・ボンゴを、ホッパーさんが、ベース・キーボードを弾いています。

 全曲、リチャードさんが歌を歌っています。渋い曲もあれば、コミカルな曲も。歌詞を見ると、皮肉たっぷりな、いかにも英国!という感じ(笑)や、自分達を茶化したようなものも(笑)。後に、リチャードさんのソロに、アレンジを変えて収録される曲も入っています。

 全9曲中3曲で、セルジュ・ブリンゴルフ(Serge Bringolf)さんがドラムを叩いてるんですが、そういう曲では、リチャードさんのヴォーカルが入るので、どうしても脳裏をよぎるのは、キャラバンか?ハットフィールド&ノースか?と(笑)、そういった雰囲気になってしまいます。

 でも、そこにあるのは、濃密なプライベートな雰囲気ですね。タイトル通り、”フランスの何処か”の小さなバーで、2人のライヴを聴いているかのような。


 HMVのページ・試聴出来ます。


 何で、お蔵入りしてたのか?というくらい、個人的に大好きな作品です。ロック色も、プログレ臭も、薄い作品なんですけどね。2人の落ち着いた演奏とリチャードさんのヴォーカルが楽しめます。

グラビア萬國旗

 昨日、休みだったので、朝早く、田舎道を自転車で走ってたんですね。ブラーっと。細い道ですよ。周りは田んぼで。

 もう、陽は昇っていて、既に明るくなっています。


 走ってると、先のほうに、道の左右の電柱と電柱の間に、ひもみたいなものが張ってあって、そこに運動会によく張ってある万国旗みたいに、四角いものがいくつかぶら下がって、ヒラヒラ風にたなびいているのが見えてるんですね。何だろう、と思って、近づいてみました。

 真下に来てよく見ると、道の両側の電柱の4m程の高さのところに、ひもを結んであって、そのひもに十枚ほどぶら下がっているのは、雑誌の巻頭によくあるようなアイドルの水着写真だったんですよ(笑)。薄いんで、多分、雑誌の巻頭ページをページごと、そのまま切ったものじゃないかな、と思うんですけどね。

 何?これ?…と、そこで、そのグラビア万国旗を見上げながら、立ち止まって考えてみたんですが(笑)、…目的が分からない(笑)。こんなのやるの、子供だよなぁ~、なんて(笑)。 

 

 ― 妄 想 中 ―


 この近所の中学生辺りが、暇だなぁ~、と。自分の部屋の片隅に積んである、漫画雑誌のグラビアをパラパラ見てて、これで、部屋の入り口に”のれん”を作ろうかな…、と。作ってみると、案外具合がいい。よし!これ、外に作ったら面白いんじゃないか、なんて。それで、夜中に、エッチラオッチラ電柱にはしごを立てて、ゴソゴソやってる。


 …というのを想像すると、微笑ましいというか、何というか(笑)。


 翌日(今日)、夕方そこを通ってみたんですが、もうなかったです(笑)。中学生、回収したのか(笑)。