行雲流水的くっぞこ -202ページ目

都筑道夫「雪崩連太郎」シリーズ

 今、私の地元(九州の有明海沿岸)に”有明海沿岸道路”という道路を作っています。

 多分、その工事用の車だと思うんですが、大型ダンプや工事用車を載せたトレーラー等が、家の前を通っていきます。有明海沿岸って、基本的に阿蘇山の火山灰で出来てるので、地盤が軟らかいんですよ。大型車が通るたびに、グラグラユサユサ、家がゆれます。地震が今起こっても、気付かないんじゃないか?と思うほど(笑)。


 数日前ですが、帰宅して驚きました。棚の上に積んでいた、書類やDVDが雪崩を起こしていました。不安定な状態に積んでいた私も悪いんですけど(笑)。

 …雪崩…雪崩といえば、

 …雪崩連太郎。



 都筑道夫「雪崩連太郎幻視行」(1978年)、「雪崩連太郎怨霊行」(1979年)、「デスマスク展示会」(1991年)です。


 都筑さんは、1929年東京生まれ。戦後の、いわゆるカストリ雑誌に小説を書き始め、その後、推理小説雑誌の編集の傍ら、小説を書き続けました。2003年没。


 雪崩連太郎シリーズは、連作短編の怪奇小説です。ただ、”幽霊や怪物が出る”だとか、超常現象が起こるとか、そういうタイプのホラーじゃなくて、人間の心に潜んだ不気味さを描いたという感じの、”サイコ・ホラー”というんでしょうかね。


 主人公の雪崩連太郎は、旅行雑誌系のルポライター。「トラベル・マガジン」という旅行雑誌に”雪崩連太郎幻視行”というルポを連載しています。

 そのルポは、日本各地の怪奇な伝説、珍奇な風習、異様な出来事などを題材にしているので、雪崩さんは、そのための取材に全国を回ります。その取材先で、怪奇な事件に遭遇するんですね。


 この雪崩連太郎シリーズは、別に、幽霊話ではないので、話に派手さはないんですけど、ジワジワくるんですよ。

 他人の心理の分からない部分、結局そこが怖いんだなぁ、と、文章下手な私は、通り一遍の感想しか書けないんですけどね(笑)。『裏の顔』っていうんでしょうかね、私も人のことは言えませんけどね(笑)。後に不気味さが残るんですよ。

 1話だけ読んで、ピンと来なかったなら、2-3話まとめて読んでみてください。ゾクッときますよ。私がそうだったんですけどね(笑)。気付いたときには、この作品の、妖しい雰囲気から抜け出せなくなってる感じです。


 上の写真で紹介している3冊の文庫本のうち、「デスマスク展示会」(写真の中では下の本)は、写真中の上の2冊とは違って、雪崩連太郎シリーズを集めたモノではなく、都筑さんの怪奇小説を集めた短編集です。この中に、上の2冊の雪崩作品集が出版された後に発表された、雪崩連太郎モノの2話(2話とも1987年)が収められています。

 雪崩連太郎シリーズは、この2話を入れて、全15話の連作短編です。この15話をまとめた、「雪崩連太郎全集」という本も出てるみたいですね。

カリスマ待受

 先日、携帯を買い直した、と書きましたが、実は私は、携帯電話って、電話以外そんなに使わないんですよ。新しく買ったのも、いつ出た機種か分からない位の、安いやつです。

 とりあえず、待受画面に私のカリスマ、沢田幸二さんを使ってみました。

 沢田さんという方は、現在、地元ラジオ局のアナウンス部長で、私が子供の頃、子供向けラジオでパーソナリティーをやっておられた方です。ここ で、ちょこっと書いてます。

 これが去年の番組表の表紙の沢田さん。

 この、上の待受の写真は、13年前(1993年)のラジオ番組表の中の沢田さんを撮ったものです。

 当時、沢田さん、35歳くらいでしょうか。去年の写真と比べると、若いというか、なんというか、”濃ゆい”です(笑)。

桜玉吉「御緩漫玉日記」3巻

 桜さんの「御緩漫玉日記(おゆるりまんたまにっき)」も3巻で終了です。

 桜玉吉「御緩漫玉日記」3巻(2007年)です。


 桜さんは、1961年、東京生まれ。

 元はイラストレーターとして、学生時代から仕事をされていたそうなので、どこからがデビューなのか?というのはわからないです。

 桜さんの今までの作品については、この「御緩~」2巻の記事 でちょこっと書いてます。この漫画は、日記・エッセイ漫画です。


 この3巻では、桜さんご自身の子供時代の思い出話が中心になっています。普通の日記漫画も挿まれてますけどね。やっぱり面白い。


 そういう日記漫画の間に、思い出したように挟まれている、(「御緩~」の1巻では、中心的だった)私小説的な”トクコちゃん篇”。

前作、「幽玄漫玉日記」(これは、桜さんが有限会社を立ち上げる、という日記エッセイ漫画。有限会社と幽玄をかけてる 笑)で告白されていた、『”エッチな話”を描くことに対する苦手意識』は、ちょっとは、克服されたんじゃないんでしょうか。

 「御緩~」は、全般的に、桜さんのほかの日記漫画と比べれば、多少”エッチ度”は高いですよね。それは、露骨な”下ネタ”というわけじゃなくて(桜さんの「ブロイラーおやじFX」みたいな感じの)。そっち方面のことは、お笑いネタにしないと恥ずかしくて描けないと、おっしゃってましたけど。どうなんでしょうか(笑)?

 個人的には、”トクコちゃん篇”は、十数年前の話、という設定なので、前担当編集者”ひろぽん”が、たまに登場するのも良かったんですけどね。


 この本を買うために、近所の本屋へ立ち寄り、ついでに、テレビゲーム雑誌「ファミコン通信」も、チョロッと立ち読みしたんですね。この単行本にも収録してある、「コミックビーム(連載されている雑誌です)救済四コマ”読もうコミックビーム”」は、まだ掲載されていました。本格休業ではないんですね、やっぱり(笑)。その漫画って、桜さんの日記四コマ漫画なんですよ。それを読めば、桜さんの近況は伝わりますね。


 とりあえず、しっかり休養して、また戻ってきてもらいたいですね。

the tony williams lifetime(turn it over)


 the tony williams lifetime(turn it over) (1970年)です。


 トニー・ウィリアムスさんは、1945年、米国生まれ。1997年没。

1963年、17歳で、マイルス・デイヴィスさんのバンドに、ドラマーとして参加して有名になりました。1968年にバンドを抜け、新たに組んだ、リーダーバンドが、”ライフタイム”です。

 イギリスから、ギタリストのジョン・マクラフリン(John McLaughlin)さんを呼び、オルガン奏者のラリー・ヤング(Larry Young)さんとのトリオで、1969年に1stアルバム「EMERGENCY!」をリリースしました。


 このアルバムは2nd。クリームのジャック・ブルース(Jack Bruce)さん(ベース)をゲストに呼んで、4人編成で録音されたアルバムです。


 前作は、ジャズ・ロックぽかったんですが、このアルバムは、ロックですね。へヴィーなハード・ロック!

 リリカルなバラードをはさんで、へヴィーな曲は、ものすごくへヴィーです。特に1-2曲目の、チック・コリアさんの曲のカバー「TO WHOM MAY IT CONCERN」。

 ジョン・コルトレーンさんや、アントニオ・カルロス・ジョビンさんの曲もカバーしていて、それらの曲は、ジャズ・ロックぽいんですが、相変わらずヘヴィーです。

 でも、ヘヴィーなハード・ロックに、よくありがちな、”ブルース色”というのが薄いんですよね。ブルース色というより、ジャズ色が強いから、かもしれませんけど。


 野太いジャック・ブルースさんのベースを中心にして、”シュルシュルシャーシャー”な(笑)、ヤングさんのオルガンと、叩きまくりのウィリアムスさんのドラム、天衣無縫でへヴィーなマクラフリンさんのギターが、自由に暴れまわっている感じです。

 バラード曲での、ウィリアムスさんのつぶやくようなヴォーカルは、決して上手くはないんですけどね。その、訥々としたヴォーカルは、不安さをあおっていて、へヴィーな演奏と共に、不安定な空気を、さらに深めています。ただ、私が好きだから、美化しちゃってるのかもしれませんけどね(笑)。

 つぶれた音質も相乗効果ですね。ヒリヒリとした臨場感。


 アマゾンの、このアルバムのページ。視聴できます。


 HMVの、このアルバムのページ。聴けない人は、こちらをどうぞ。


 ジャケット裏のクレジットには、”PLAY IT VERY VERY LOUD”、”PLAY IT LOUD”と書かれていて、それがこのアルバムをよく表していると思います。とにかく、デカイ音で聴いてくれ!と言うことなんでしょう。

 ジャケットも、黒一色に、白色でバンド名とタイトルのみが書かれた、シンプルなジャケット。かっこいいです。

曇天さくら

 前世紀から使ってた携帯電話(元々弟が使ってたものなんですけど 笑)を機種変更した帰り道。

車窓から見える、近所の公園の桜が、もう満開近いんじゃないか、というくらいの感じで。車を停めて、曇天模様の空の下、ぶらーっと、一回りしてきました。

 一応、デジカメは、持ってきてたんですけどね(笑)。


 こんな感じで。でも、曇り空をバックにした桜、というのも面白いですね。

 アップしただけですけど…。


 花見その他で有名な公園なんですけど、曇天だったからか、日曜の夕方5時という中途半端な時間だったからか、花見客はまばらでした。

 足元を見ると、花の咲いた枝を、もう折ってるやつがいる!まだ満開じゃないのに(笑)。

 花のアップ。

 コンパクトな、全自動デジカメなので、フォーカスがめんどくさいんですよ(笑)。

 これピンボケじゃなくて(笑)、後ろの花にピントを合わせてみました。