渡辺宙明「エキセントリック・サウンド・オブ・スパイダーマン」 | 行雲流水的くっぞこ

渡辺宙明「エキセントリック・サウンド・オブ・スパイダーマン」

 ハリウッドのサム・ライミ監督の「スパイダーマン3」が公開されるみたいですが、私は、”スパイダーマン”というと、これが思い浮かぶんですよね。

 特撮番組の東映の「スパイダーマン」(1978~1979年)です。どういうストーリーだったか、うろ覚えで、よく覚えてないですけどね(笑)。


 もともと、「スパイダーマン」って、アメリカの漫画の主人公ですよね。この東映版「スパイダーマン」は、主人公のスパイダーマンのキャラクター以外は、日本オリジナルで作られたものだそうです。

 ただ、この番組の劇伴音楽が好きで、サントラを持ってます。よく聴いてますね。

 渡辺宙明「エキセントリック・サウンド・オブ・スパイダーマン」(1978年)です。


 渡辺宙明(みちあき)さんは、1925年、愛知生まれ。

 劇伴音楽では、有名な方ですね。番組等で名前はよく見かけていたんですが、漢字が読めなくて(笑)。子供の頃は、”チューメイ”って読んでました(笑)。「あー!この番組も、”ワタナベ・チューメイ”か。」なんて(笑)。


 このサントラは、宙明さんの初のサントラのレコードだったそうです。それまで、担当してた劇伴音楽が発売されたとしても、サントラではなく主題歌だけ、ということだったそうなんですね。

 サントラを発売するにあたって、組曲風にすることと、パーカッションを使ってほしい、というのが、レコード会社からの注文だったそうです。

 パーカッションを多用して、かっこいいんですよ。やっぱりヒーローものの音楽は、かっこよくないと(笑)!


 私が持ってるのは、2001年に出たCDです。

 もともとレコードでは、39分弱の収録時間だったんですが、CD化に際して追加されたボーナストラックがすごいんですよ。

 歌入りの主題歌(オープニング・エンディング曲)のフルバージョン・テレビバージョン・メロオケ(ヴォーカルのメロディを楽器演奏に差し替えたインスト)、ジングル、レコードには収録されなかった劇伴音楽等、32分(!)の追加がありました。もう、おなか一杯!というほど(笑)。

 結果、71分強の内容に(笑)。


HMVのページ。試聴出来ます。


 解説も読み応えありますよ。渡辺宙明さんと、「スパイダーマン」で選曲を担当された、村田好次さんの対談が8ページにわたって掲載されています。


 この、渡辺宙明さんと村田好次さんの対談に載ってた話です。

 主題歌(オープニング曲)の、”駆けろ!スパイダーマン”という曲があるんですが、曲の中に”スパイダーマン!”と、”チェンジ!レオパルドン!”という短い英語のセリフが入るんですよ。

 ”レオパルドン”というのは、巨大ロボットで、飛行機みたいなのが、変形してロボットになる、というものだったと思うんですけどね。この東映版「スパイダーマン」オリジナルのキャラクターです。今度のハリウッド版映画には出てこないですよ、多分(笑)。

 それで、この2つのセリフを録音するために、外国人を雇ったそうなんですね。前述通り、英語のセリフなのに、スタジオに現れたのは、何故かフランス人だったそうです(笑)。そのフランス人の、フランス訛りを直すのに大変だったとか(笑)。