AMAROK「TIERRA DE ESPECIAS」
AMAROK「TIERRA DE ESPECIAS」(2000年)です。
アマロックは、1990年、ロベルト・サンタマリア(ROBERT SANTAMARIA・キーボード)さんと、リディア・セロン(LYDIA CERON・ヴォーカル)さんの二人を中心に、スペイン・バルセロナで結成。1994年デビュー。
この盤は、4thなんですが、実は、前作を発表後、活動停止し、解散状態だったんですよ。その中で、中心人物の一人、女声ボーカルのセロンさんが抜けてしまいます。その後、サンタマリアさんを中心に再結成しました。
活動停止していた、とは言うものの、前作の延長上の作品です。スペイン・ケルト民謡をはじめ、民謡色が強い音。そこに、クラシカルだったり、ジャズロック(フュージョン)っぽかったり、ロックっぽかったり。いわゆる、ユーロ・プログレッシヴ・ロックとしか言いようがない音。今作は、それに、アラビアのメロディが入って、さらに、民謡ロックとしての幅が広がった作風ですね。
セロンさんに替わり、女声ヴォーカルで、アン・マリ・モロン(AN MARI MORON)が加入します。この人も上手いですよ。色んな声色が出て、情感たっぷりに歌い上げてます。
私は、1st・2ndは、持ってないんですけど(笑)、この「スパイスの大地(この盤の邦題)」で、一区切りみたいな感じですね。次作(5th)以降、ロック色(シンフォニック・ロック色)が強くなるんですよね。シンフォニック・ロックと言っても、おかしくない様な。それはそれで、面白いんですけどね。
試聴できます(短縮版のメドレーですけど オフィシャル・サイトから)
アラビア~ケルト~イタリア~ギリシア~と、地中海沿岸の音楽巡りをしているような作風です。
1曲目が、いきなりアラビア風なメロディのポップス。シタールやタブラの音も入って、妖しい感じ。
次々と、曲ごとに、地中海各地の民謡風なメロディが、入れ替わり立ち代り、変わっていきます。フレアークみたいな感じに聴こえますけどね。
圧巻は、ラストの”AZABEL CUENTACUENTOS”。18分強の曲。バルカン~アラビアなメロディに、中盤は、クラシカルな感じが加わり、そのままドラマティックに盛り上がっていく後半。最後は、ロバート・フリップさん風なギターで静かに終わります。
マンボウシール?
久々、古本屋へ寄って、古本を買ったんですよ。文庫本ですけど、裏表紙を見ると、マンボウシールが(笑)。
すっかり忘れていたんですけど(笑)、こういうの、ありましたよね~。福岡ローカルな話ですけど(笑)。そう言えば、以前、記事にしてました(これ→”マンボウシール
”)。
このシールは、去年(2006年)7月に出来たものです。福岡の書店の組合が考えたもので、本の万引き防止のために貼るシールです。このシールが貼ってある本しか、古本屋が買い取ってくれない、というものです。福岡県内だけの話でしたけど(笑)。
万引き防止→万(引き)防(止)→万防→マンボウ ということで、”マンボウシール”らしいです。
本当に本に貼ってたんですね。私が買ったところでは、本に貼らずに、レシートの裏に貼ってもらいましたけど…。
今はもう全く聞かないですね。どうなったんでしょうか(笑)。
多島斗志之「海上タクシー〈ガル3号〉備忘録」
多島斗志之さんの小説、好きなんですよね~。熱心なファンと言うわけではないんですけど、書店で、文庫本が気になれば買う程度の(笑)。
多島斗志之「海上タクシー〈ガル3号〉備忘録」(1996年)です。
多島さんは、1948年、大阪生まれ。1982年デビュー。色んなジャンルを書かれてますね~。
この本は、1994~1996年にかけて連載されていた連作短編集です。ジャンルは、推理小説になるのかな~?北村薫さんの”円紫さんと私”シリーズみたいな、『日常の謎』方面の作品です。
舞台は、瀬戸内海。主人公は、44歳の寺田。7年前まで、東京の広告代理店で働いていた寺田が、離婚を機に職を辞め、何の関わりのない愛媛・今治で、海上タクシーの助手になり、2年前に独立。その海上タクシーでの話です。
この本は、以前、近所の図書館で、借りた事はあったんですけどね。最近、近所の古本屋で、100円均一の棚に、文庫版があるのを見つけて、購入したものです。
7話収められているんですが、謎解き有り、海上アクションあり、サスペンスありと、バラエティに富んでいます。
寺田は、別に、海上タクシーをやりたくて、広告代理店をやめたわけじゃなくて、現実逃避から、瀬戸内海に逃げた結果、なんですね。だから、寺田には、なにか無常観というか、冷めた視点というか、ある意味ハードボイルドな性格付けをされています。
例えば、寺田の船は、中古船を買い取ったものなんですけど、その船名・〈ガル3号〉は、寺田が名付けたものじゃなく、前の持ち主が付けたのを、そのまま使っています。
これは、多島さんの小説の特徴かもしれませんが、何か淡白なんですよね。それが、独特のリズムでもあり、私の好きなところでもあるわけなんですが(笑)。
だから、ラストシーンに大ドンデン返しがあるとか、きっちりオチが付いてるとか、そういうのを期待していると、肩透かしを食らうかもしれませんね。結局、生活の一部を切り取ったような、そういう感じでしょうか。ラストシーンのあとも、日常生活は続いていくわけですから。
JUDY AND MARY「BE AMBITIOUS」
JUDY AND MARY「BE AMBITIOUS」(1992年)です。
ジュディー・アンド・マリーは、1992年結成。1994年、メジャーデビュー。
元プレゼンスの恩田快人さん(ベース)とか、十二単や永川敏郎さんのジェラルドに参加してた五十嵐 公太さん(ドラム)がメンバーです。今は活動停止してるみたいですね。
正直、ジュディー・アンド・マリーは、全然詳しくないんですよ(笑)。
デビュー当時、ヴォーカルのユキさんがやってた、深夜ラジオ”オールナイトニッポン”は、ラジオの中で、ぬる~いキチガイ(不思議ちゃん?)を演じて面白かったので、たまに聴いてましたたけどね…。ラジオは聴いてたけど、”ポップスだしなぁ”、と思ってて、全然眼中になかったんですよね(爆)。
でも、会社の先輩で、ファンの人(男です)がいて、カラオケでよく歌ってらっしゃったので、ヒット曲は知ってて、いい曲もあるなぁ、とも思ってて。
それで買ったのが、この盤でした。6曲入りのミニアルバムです。
実は、近所のレコード屋の「自主CD・売れ残り特価ワゴン」の中に入ってたのを、たまたま見つけたからなんですけどね(笑)。CDケース裏に”税込定価¥2,200”と書いてあるんですけど、買った時の値段は、確か500円でしたね~(笑)。
これを買った当時(90年代後半?)、売れっ子ミュージシャンでしたから音楽誌を見れば、何かしら情報は入ってくるんですよね。でも、PCやネットがなかったので、このCDについてよく分からなくて(笑)、自主CDだから、メジャーデビュー前の盤だろう、と(笑)。その通りだったんですけどね。
ポップだろうなぁ~、と思って聴くと…、これが、結構ジャパメタっぽいんですよ。基本は、青春ポップスなんですけどね。オルタナ・グランジ風な匂いもするんですけど、どこかしら、メタル臭が漂ってくるんですよね(笑)。ギターが、元”DANCER”の藤本泰司さんですし。この盤だけで、彼は抜けてしまうんですけどね。短いですが、ちゃんとギターソロも入ってますしね~。
収録曲
Judy Is A Punk Rocker(スタジオライブ映像?) (この曲は、メタル臭はしないんですけど…)
なかなか良かったので、その後の、メジャーデビュー後の盤も、中古屋で、安く買って聴いてみたんですが、1st以外は、ベロベロのポップスで…(1~2回しか聴いてないかも 笑)。でも、この盤は、今もたまに聴きますよ。
このCDの中で、バンド名の表記が、”JUDY AND MARY”と”THE JUDY AND MARY”と2種類あるんですけど、どっちが正しいんでしょうか(笑)。細かい事ですけどね(爆)。


